良ゲーまとめ2「ドラゴンクエストⅧ 空と大地と呪われし姫君」 | 魔導神ホイの神話

魔導神ホイの神話

ドラゴンボールに関するブログ。
ドラゴンボールの考察や仮想バトルなどを
書いたりします。

もちろん、魔導師ホイ最強説は単なるネタ。
ナッパ様ネタと同じ。

魔導師ホイの大冒険-8

ドラゴンクエストシリーズの第8作。スクウェア・エニックスとして初めてのドラゴンクエスト本編の新作でもある。
『ダーククロニクル』『ダーククラウド』などで実績のあったレベル5が開発を担当した最初のドラクエ作品である。
日本で発売されたプレイステーション2用ゲームソフトでは最多の出荷本数を記録した。
日本国内では370万本、全世界も含めると490万本で、シリーズでは次作の『IX』に次ぐ出荷数を記録している。
北米版のものはボイスが搭載されおり、BGMもオーケストラ風に仕様されている。
キャッチコピーは「見渡す限りの世界がある」。

これまでのドラゴンクエストシリーズとは異なり、後方視点の3Dグラフィックが採用された。
キャラクターやモンスターの表現にはトゥーンレンダリングを採用。
キャラクターは従来の2頭身のドット絵からアニメ風のリアルな描画に変化し、原画のイメージが忠実に再現された。



システム
従来では上方からマップを見下ろした視点だが、本作では後方から先頭キャラクターを見た視点となった。
先頭キャラクター自身の視点から周囲を見渡せる機能も搭載されており、謎解きでもこの機能を活かせる場面がある。
今までのような4人列の移動ではなく、先頭のキャラクターのみが動く。
移動画面の視点の変化に伴い、プレイヤーが迷いにくくなるような工夫がなされている。
移動画面では自分がどの方角を見ているかがわかるように、画面左下にコンパスが表示される。
また、フィールド上だけでなく町やダンジョン内でも地図を見ることができ、
ダンジョンでは宝箱から手に入れることにより閲覧可能となる。

キャラクターグラフィックでは、そのキャラクターのアクションが移動時でもアニメーションで表示される。
上記の地図の閲覧の時は道具袋から地図を取り出し、洞窟探索の時は手に松明を持つ。
従来の作品では町・城などの施設がフィールドマップにアイコンで表現されていたが、
本作では画面の切替はあるが、フィールドマップからも町などの建物を同サイズで見ることができる。

キャラクターの移動は「歩く」と「走る」を使い分けることができる。
旧来の「しらべる」は廃止され、何かを調べる際には「べんりボタン」を使用する。

『ドラゴンクエストIII』『IV』『V』で採用されていた「昼」「夜」の時間の流れが再登場した。
本作では立ち止まっていても、また、町などの中でも屋外であれば時間が経過する。
本作には時間を操作するラナルータや闇のランプは登場しないが、昼間の宿屋で「休む」を選択すると夜にできる。

仲間として同行しているキャラクターと会話する機能が前作から引き継がれたが、
今回は「なかま」コマンドを実行し、話しかけるメンバーを選択して行うシステムになった。

「スキル」による成長システム。今作にはダーマ神殿がなく、そのまた転職システムもない。
その代わりに、キャラクターそれぞれに5種類のスキルを持っている。
例:主人公ならば剣・ヤリ・ブーメラン・格闘・勇気のスキルがある。スキルはそれぞれ100まで上げられる。
レベルアップすると、同時にスキルポイントが手に入り、どれかのスキルに振り分けることが可能。
これによって、自分だけのキャラクターが作れるといっても過言ではない。

戦闘の際に追加された新システム「テンション」。これは従来の「力を溜める」とは少し異なり、
テンションは5%→20%→50%→100%の4段階に分かれる。100%になるには、4ターンかけて溜める。
テンションが上がれば、攻撃威力も高まるが、その他に特技・呪文の威力までもが上昇するのだ。
特技や呪文の威力が高くなる点は、Ⅶまでの「ちからを溜める」とは根本的に違うのだ。
また、100%になると、スーパーハイテンション状態となり、キャラクターのオーラが紫色になる。
特に、主人公のスーパーハイテンションは超サ●ヤ人そのものである。
その状態で攻撃や特技・呪文を使ったりすると、0%(普通)に戻る。

複数の道具を合成させる「錬金」システムも搭載。ある特定のアイテムを2つ掛けることで作られるアイテムもある。
錬金の種類は実に豊富で、必ずしも2つだけとは限らない。中には5つ以上の素材を使う贅沢なモノもある。

馬車が一緒にいる移動中に使用できる。全く使用しなくてもゲーム自体は進められるが、
店では入手できない強力なアイテムを製造できたり、販売している物でも作ることで普通に購入するよりも早い時期に、
また安価に入手できたり、売値の高いアイテムを合成することで、金を稼いだりと、攻略を有利に進められる。

「れんきんがま」コマンドで材料となるアイテムを釜に入れた後、一定時間歩くか走る(静止していると進まない)
しばらく経つと“チン”という音が鳴りアイテムの合成が完了する。所要時間はアイテムによって異なる。
完成前であればキャンセルも可能。なお、錬金できない組み合わせの場合はすぐに材料が戻ってくるようになってる。
ゲームクリア後に挑戦できるあるイベントをクリアすると、待ち時間なしですぐにアイテムを合成できるようになる。

錬金の材料の組み合わせに関するヒント(錬金レシピ)は、世界各地で人々の話や文献などから入手でき、
情報を得ると「錬金レシピノート」に追加される。中には曖昧な表現となっているレシピもあり、
その場合は対象物の錬金の成功時に正しいアイテム名が表示される。

「戦いのきろく」
PS版IVで登場した戦歴システムとⅦのモンスター図鑑がまとめてある。
戦歴画面では勝利・逃走・全滅の回数や1ターン最大ダメージなどを閲覧でき、
トロデによる状況に応じたコメントが付く。戦歴画面のほか、以下のコレクションも閲覧できる。

「モンスター討伐リスト」前作の「モンスター図鑑」に相当するもの。
本作ではドラゴンクエスト本編作品で初めてモンスターに「系統」(スライム系やゾンビ系など)が設定され、
従来のドラゴンクエストモンスターズシリーズに無かった「怪人系」と「マシン系」が追加されている。

討伐リストを完成させるとあるレアアイテムが貰えるという特典付き。
「アイテム収集リスト 」の新登場の機能。今までに入手したアイテムのデータを閲覧することができる。
本作ではすべてのアイテムにおいてアイコンが用意され、ゲーム内でもアイテムの外観を見ることができる。
「錬金レシピノート」は人々の情報や文献、メモなどから入手した錬金レシピ(前述)の一覧。



このゲームからの影響
本作の発売後には、本作のキャラクター「ヤンガス」の幼年時代を描いたスピンオフ作品として、
『ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン』が2006年(平成18年)に発売された。
2007年には、本作の「モンスター・バトルロード」をカードゲーム化したアーケードゲームである、
『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』も登場した。

また、Ⅷのシンボルエンカウントのモンスター(スカウト用)は、以降のⅨ・ジョーカーシリーズ等に採用されている。



不満点
3Dになったことで処理が大変なのか、2D時代にあったモシャス・ドラゴラム・パルプンテ・召喚などが削除された。
アイテムでも山彦の帽子と時の砂も存在しない。これも3Dでの処理が大変だったのか、
または、これらの効果が強力すぎて反則になり兼ねないので、あえてバランス調整のために削除か?

しかし、Ⅶの次作なだけに、かなり地味な気がしなくもない。やり込み要素においてはⅦの方がかなりあった。
Ⅶでは移民の町・モンスターパーク・ベストコンテスト等の娯楽要素があり、隠しダンジョンも2つある。
一方、Ⅷにはこれらの娯楽要素がなく、隠しダンジョンも竜神王のダンジョン1つのみである。
3Dで移民の町やモンスターパークを再現するには当時の容量では不可能だったのだろう。

俺的にⅧはキャラクターやストーリー自体もかなり良くできた作品なのだが、
Ⅶみたいにクリア後でも楽しめる要素があまりないというか・・・
竜神王倒したら、もうそれっきり的な。
幸い、Ⅷにはカジノがまだ残っているので、それとバトルロードもあるからいいか。

ラスボスのあの緊張のなさ・・・
弱いかはともかく、あのデブソーンの見た目が何というか・・・
BGMとあのラスボスの容姿がミスマッチすぎる(笑)

これは不満点というよりも、むしろ問題点であろうが、
錬金レシピノートを100%コンプリートすることができなくなっている(製作側のミス?)
それは「氷の刃」を素材とする完成アイテムが2つあることだ。だが、氷の刃は一度しか手に入らないのだ。
非売品であり、モンスターがドロップすることもない。どうあがいても1つしか手に入らない。
ただし、北米版では氷の刃を2つ入手することができ、レシピがコンプリート可能。

ぜひ、3DSでリメイクしてほしい作品でもある。