不登校からの高校進学に思うこと【勉強編】 | 不登校・ひきこもりを根本解決する方法

不登校・ひきこもりを根本解決する方法

不登校・ひきこもり、ゲーム依存、暴言、暴力、昼夜逆転、不眠、起立性調節障害などの心身の不調は、様々な原因があります。

親御さんとのカウンセリングで、潜在意識にある根本原因(メンタルブロック)を特定し、
お子さんに合った改善方法をお伝えしています。

● 不登校からの高校進学に思うこと【勉強編】

 

 

 

 

こんにちは^^ 野田祐佳里です。

 

 

 

昨夜、息子から電話があり、

 

これまで塾などでやっていた中学校の問題集を、送ってほしい

 

と言ってきました。

 

 

 

事情を聞いてみると、

 

先週の中盤くらいから、授業が本格的にはじまったようで、

 

勉強はできなくても大丈夫、と聞いていたものの、

 

英語はABCの書き方からやっているとのことで、

 

息子は正直びっくりしたと言っていました。

 

 

 

通信制高校でも、最初の授業は、中学の基礎からはじめることが

 

多いようです。

 

 

 

小学校から不登校になって、勉強する機会がないと、

 

中学の内容だけでなく、小学校の内容も忘れてしまっていたり、抜けていたりします。

 

 

 

なので、そのような子もついていけるように、

 

不登校経験者に配慮した学校では、

 

基礎の基礎からやっていくということは知っていましたが、

 

北星余市高校のホームページの教科指導の部分を読むと、

 

 

>>北星余市高校のHPはこちらから

 

 

学校として、大切にしたい考え方があってのことだと分かりました。

 

 

 

HPから一部引用させてもらいますね。

 

~~~~~~~~~~~

 

北星学園余市高等学校では勉強だけが人間の価値を表すものではないと考えています。

 

「学校は勉強をするところ」はその通りですが、同時に「人間を育てるところ」でもあります。

 

成績の良し悪しがその人の評価になり、それに伴う進学先が成果になる風潮が世の中では強いですが、北星学園余市高等学校では違います。

 

 

勉強ばかりできていたって、人への優しさが足りなかったり、人との関わり方が未熟だったりしていては十分とは言えません。

 

その子の良さがどう発揮されるべきか、その子の未熟な部分をできるだけ幅を持って育ててあげることができるか。

 

北星学園余市高等学校で大切にしたいのはそこです。

 

だから、勉強ができないことは気にしないでください。

 

その子がその子なりの自分のあり方を少しずつ見つけられて来たとき、自信とともに、必要な勉強の力は自然と身について行きます。

 

勉強の力が大きく伸びなくても、その子の良さを活かして生きていく方法を考えます。

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

世間一般の価値観だと、

 

学校で学んだことが身についているかテストで試され、

 

身についている人は評価され、

 

身についていない人は、努力して改善しないといけない

 

という感じで、

 

できずに評価されない人は、

 

自分はできないダメだと思ってしまいがちですが、

 

北星余市高校では、人それぞれ得意不得意があるのを前提に、

 

幅を持って受け入れ、育てるという雰囲気の中で、

 

子ども達にも、学力という物差しだけに捉われずに、

 

もっと広い目で物事や自分自身を見てほしいという

 

思いが感じられました。

 

 

 

そして、このような価値観に縛られ、できない自分を否定し続けて、

 

不登校やひきこもりから、なかなか復帰できない人は多いと思います。

 

 

 

そのような価値観から離れて、自分を受け入れられるようになると、

 

自然と、何かやってみようと思えるのでしょうね。

 

 

 

北星余市高校の教育方針は、世の中、勉強だけじゃないよ。

 

何かのスキルがあることが全てではないよ。と教えてくれて、

 

子ども達が自分を取り戻すきっかけになっているのかなと思います。

 

 

 

勉強の進度や、大学進学にフォーカスすると、

 

こんなペースで大丈夫なの?とか、

 

分かっていることばかりで、時間がもったいないなどと感じるかもしれません。

 

 

 

北星余市高校では、勉強が得意な子は苦手な子に教えたりしているそうです。

 

 

しっかり理解していないと、他人に教えることができないので、

 

そういう意味では、教える側も復習になったり勉強になるのですね。

 

 

 

息子は、昨年一年間塾に通っていましたが、あまり勉強は好きではなく、

 

中学校の復習は途中になっています。

 

 

 

下宿で寮母さんが、夕食後に勉強を見てくれることもあり、

 

学校の勉強がラクなうちに、復習をしておこうと思ったようです。

 

 

 

ですが、学校や親が、キチンと復習してないと困るよっていう雰囲気だと、

 

これまでの息子だったら、プレッシャーに耐えられずに、

 

もう、無理!ってなっていたと思います。

 

 

 

 

image

息子が送ってきた高校の近くの景色

 

 

 

 

 

 

 

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応援ありがとうございました^^

 

 

 

 

 

 

 

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