一昨日は『梅沢富美男劇団特別公演』に行ってきた。

 音楽でも演劇でもナマが好きなのに、コロナ以来あんまり行っていなかった。

 去年、久しぶりに行ったのが3月“林部智史”、6月“沢木順”だけだ。6月には近所の大学の創立60周年記念行事で八代亜紀さんの唄を聴いたが、12月に亡くなられたのには驚いた。73歳とは思えないくらい、あんなに元気で素敵に唄っていたのに。

 今回のチケットは生協から購入。食料品ばかりでなく色々な案内がある。研ナオコの歌う中島みゆきの歌が好きなのと梅沢富美男の女形が見たくて。

 

 さて公演場所は隣の市、茅ヶ崎市の文化会館。

 茅ヶ崎にはバスで15分くらいだ。同行は茅ヶ崎市在住の友人シモヤマさん。

 

 ここは茅ヶ崎駅南口のバスロータリー。アメリカディゴがきれい。やはり我が辻堂駅前と比べると垢抜けている。

 

 左の通りが“雄三通り”、見えないけど右の方に“サザン通り”がある。雄三とサザンでは凄すぎる。辻堂が勝てる筈ないわ。

 

 会場へは茅ヶ崎駅北口から徒歩7分。会場の近く、市役所前広場に来ると加山雄三の像が見えた。

 

 今年1月に除幕式。クラウドファンディングで1500万円が集まったそうな。

 像と一緒に写真を撮ろうと言う人が多くて、なかなか順番が回ってこない。(私は一緒に撮っていません)

 現在87歳の“永遠の若大将”は、この方の青春の想い出?

 

 台座の素敵な言葉。

 

 公園にはこんな場所に似合わぬ物もある。“旧寛永寺石灯籠”。

 

 4人の将軍の供養のために大名たちが寄進した石灯籠を、寛永寺から頂いたらしい。

 市の重要文化財。こんな物、珍しくもないのだが、茅ヶ崎市民のシモヤマさんとしては嬉しいらしく、撮れとうるさいので、一応ここに。

 

 それより私が気になるのはこの銅像。

 場所的には市役所前の目立つところにあるのに、若大将のせいか誰もみない。

 

 書いてあるのを読むと、昭和49年の市庁舎落成にあたり、人類の永遠の平和と市の発展を祈念して建立したとか。

 

 さてさて、“梅沢富美男&研ナオコ”。とても面白かった。笑えた。歌も良かった! 舞台が美しかった。

 まずは満席で驚いた。

 

 「年寄りが多いね。頭も光っているのや白いのや」とシモヤマさんが言うので思わず、シー、前の人に聞こえたらどうするの!

 去年、林部智史さんを聴きに行った時に、年寄が多いとブログに書いたら、知らないフアンの人にコメント欄で、「若い人もいます」とエライ怒られた。

 

 第一部は芝居だったが、梅沢のアドリブが各所にあって、それが面白く笑えた。

 ナオコの手をとって、「婆さん役なんだからマニキュアなんてつけてくるなよ」とか、「今、セリフ忘れただろう」とか。

 

 第二部は歌謡ステージ。

 梅沢が司会をして研ナオコの歌が殆どだったが。やはりナオコが歌う中島みゆきの歌は素敵だ。「カモメはカモメ」や「時代」が特に好き。

 梅沢は「私のヒット曲は“夢芝居”だけです」、と笑わせていたが。

 ナオコが「どうして新曲を歌わないの」と訊くと、「まだ覚えてない」。

 

 第3部の“華の舞踊絵巻”は本当にきれいだった。

 真っ暗な中から電気が点いて舞台が浮かびあがると、観客席からワ~と声が上がるくらいの華麗さ。

 (下の写真3点はネットから拝借)

 

 

 ただ残念なのは、梅沢の女形の顔が席が遠くてよく見えなかったこと。

 (生協でチケットを買うと座席が選べないのが難点)

 ナオコが「化け物かと思う位に美しい」という顔を見たかった。