今年はまだ初詣に行っていない。

 今後の世界の平和と安寧を祈るには、近所の神社では力不足のような気がして、今年は江島神社に参ることに。江の島は今年の干支である龍・五頭の龍が有名だ。

 9日(火)に江ノ電で江の島へ。

 10羽の江のピコちゃん”がこの日も新しいお洋服で。

 

 

 早速に龍がお出迎え。江の島にかかる弁天橋の手前にある道路両脇に「江の島弁天橋龍燈」が。江島神社ご鎮座1450年記念に平成12年建立

 

 何気なく海の方を見て驚いた。

 な、なんと富士山がきれいに見えるでないか。

 

 1時間前に家を出た時は、富士山は完全に雲に隠れていたのに。やはり竜神様の力は偉大だ。

 富士山を撮るなら辯天橋の真ん中で。

 

 橋の全長385m。明治時代にやっと木橋が架けられ、この橋は1964年の東京オリンピックの時に新しく架けられた。

 

 フッと島の方を見ると、こんな大きなマークが。どうやらここで富士山を背景に写真を撮るみたい。

 

 江の島は五頭竜が弁天様に恋をしてプロポーズをし、結婚の約束を得たという伝説があるので、恋のパワースポットの様だ。「龍恋の鐘」というのもあるし。

 やはりここの龍では世界の平和と安寧は無理かもと、ちょっと気弱に。

 

江島神社参道入口にある鳥居。1821年に青銅で再建される。

正面の額には“江島大明神”と蛇をかたどった字が。

 

 神社入口から頂上へは4連のエスカーで。

 1連目のエスカ―を降りた所に金運アップのパワースポット「銭洗白龍王」が。

 ナルホド、“江の島弁天”だから。

 

 

 一応、お賽銭代わりに私も投げる。いえ、金運を願ってはいません。あくまでも私の望みは平和と安寧ですから。

 

 第2、第3のエスカ―を降りた所にある、辺津宮や中津宮は殆ど参拝せず。連休を終えた平日なのにかなりの参拝客がいたし。

 今日の目的はあくまでもお龍様。(ちょっと頼りない事は分ったが)

 

 水琴窟

 

 さて、4連のエスカレータも終わり、頂上のサムエルコッキング苑へ。

 今はチューリップがきれいだから。

 

 先ずはお昼も過ぎたし苑の前のレストランへと思ったら、苑の手前に大道芸の芸人が1人。今まさに芸が始まるところ。

 大道芸の好きな私、思わずまん前で立ち止まってしまう。

 

 「大勢のお客様、有難うございます」、と言われて周囲を見れば私ひとり。こうなったら逃げられない。覚悟を決めてそこら辺の物に腰をかけ、ジャグリングに大拍手を。

 

 「万雷の拍手を有難うございます」と、トークは笑える。

 ここで盛り上げて1人でも多くのお客を呼ばねば逃げられない、と私も客の集まりが気がかりだ。そのうち20人ぐらいは集まってホっとする。

 逃げられないまま、最後のシガーボックス。投げて離れた箱が磁石でもついているようにくっつくのだ。やれやれ芸は今一つだった。

 

 20分も見ていて身体が冷えたので、サムエルコッキング内の待ち時間のないLONCAFEへ。

 

 カフェからはヨットハーバーと、マイアミビーチに似ているという素晴らしい景色を見ることが出来る。

 

 身体が温まると、苑内のチューリップを観に。

 

 

 

 島のシーキャンドルと呼ばれる展望灯台。

 

 チューリップを見終わり、下に降りて帰りのバスをこの店舗の前で待っていると良い匂いが。

 

 これ、美味しそう。

 

 美味しそうと見ているとそこに、男性2人。

 フジテレビの番組「めざましテレビ」の取材を店員さんに申し込んでいた。

 結局断られたようだ。

 よほど取材の申し込みが多いと見える。

 やはり、この島では平和と安寧の願いは無理なようだ。