やがて戦争が終わり、
ペリリュー島に戻った島民たちが目にしたのは
数多くの日本兵の亡骸。
「アメリカ人は、日本人の遺体には見向きもせず、
自国兵の遺体だけを整理した。」
と、島民たちは、悲しみに暮れながら、
日本軍の遺体を葬り、墓地を作り、
自分達の島を守る為に戦い、
果てた兵士達を弔った。
そして、現在でもこの墓地は綺麗に掃き清められている。
繰り返し言うが、
日本軍が南方の地で、どんな風に戦ったか、
当時のものが今でもほぼそのままの形で
残されている所は、おそらく、
このペリリュー島以外にはないだろう。
今の日本があるのは、
今の我々があるのは、
日本ために戦った先人の方々のおかげである。
是非一度ペリリュー島を訪れてほしい。
そして、敵国米軍ニミッツ提督の言葉を刻んだ
この碑を見てほしい。
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諸国から訪れる旅人達よ
この島を守るために日本軍人が
いかに勇敢な愛国心をもって戦い
そして玉砕したかを伝えられよ
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そして、後世に是非伝えてほしい。
このペリリュー島だけでなく、
先人たちが、日本の為に、
本当に命がけで戦ったことを。
そして、そこには、
身を引き裂かれる思いで
自分の子供を送り出した、
母親が居たことを。