「最悪のがん」と呼ばれる膵臓がんの恐ろしさ

早期発見のために必要なこと

膵臓は、胃や大腸の後ろ(背中側)の隠れた場所に位置する臓器で、直接触れることもできない場所にあるため、腫瘍や異常が見つけにくいのです。

初期の症状も「なんとなくお腹が痛い」とか、「背中に鈍い痛みを感じる」といった漠然とした訴えが多いため、放置されがちになります。

 

膵臓がんは、浸潤性タイプのがんで、腫瘍が小さな段階から悪さをしてしまうので(膵臓後面には大きな血管〈門脈・動脈〉が、また膵臓周辺には豊富なリンパ管網や神経叢が存在しているので、容易に周囲に広がりやすいのです)、とにかく早期発見が大切です。

 

画像検査で見つかるような大きさになった時はもうすでに進行していて、もはや手術が困難になっている。それだけ悪性度が高い、「キケン」ながんなのです。

 

検診では年に1回は、腹部超音波(エコー)検査に加えて、腫瘍マーカー(CA19-9など)を組み合わせてスクリーニングすることをお勧めしています。

 

そんな「見えざる小さな巨人」、大気微生物とは一体どんな生き物なのでしょうか? 

その正体に迫ったブルーバックスの『空飛ぶ微生物』から、興味深いトピックの数々をご紹介していきましょう。

 

農耕により発生する微生物
農耕地で田畑を耕すと土壌微生物が飛散し、農作物が成長すると植物圏由来の微生物が大気中を舞います。東京スカイツリーで大気微生物を採集する観測を行うと、ここの空気からも、植物の根圏に生息する菌根菌がよく検出されます。

 

じつは、薬剤耐性菌を生んでいる畜舎や放牧地

畜舎から外気に漏れ出る粒子は希薄ですが、抗生物質耐性菌の漏洩や拡散が懸念されています。畜舎では、家畜の感染症予防に大量の抗生物質が使用され、抗生物質耐性菌が遺伝子の突然変異で生じる温床になっているのです。
 

下水処理施設から微生物が漏出する?

しかも、排水処理施設では、排水を数十m四方のプールに集め、活性汚泥という微生物の塊を加え、有機物を分解除去します。この過程で、分解されやすい有機物は除去されますが、化学合成物質と微生物が接する機会も増え、薬剤耐性菌が生まれるリスクも高まるのです。

さらに排水プールでは、微生物の分解活性を上げる目的で、排水に空気を送り込み曝気(ばっき)するため、その泡でプール室内の空気には微生物が充満します。

こうした微生物が外気に漏洩する恐れがあるだけでなく、排水処理後の浄化水に残った耐性菌が河川に放流され、いずれ大気中に放散される危険もあります。