https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/09/569159.php

 

ロシア がんワクチン

 

ロシアが開発を進めてきた、がんワクチン「エンテロミクス(Enteromix)」が、前臨床試験を完了し、安全性と高い有効性が確認されたと発表された。

 

研究チームは、腫瘍の大きさが縮小し、進行のスピードが抑えられる効果を確認。効果の程度は疾患の特性によって異なるが、60〜80%の範囲で改善が見られたという。また、ワクチンによって生存率が向上する可能性も示された。

 

「仮に、動物実験で100%の有効性が得られたとしても、それだけでは何の意味もない」と同氏は指摘する。「なぜなら、こうしたワクチンの試験に使われるマウスなどの動物モデルの免疫系は、人間のがんゲノムや免疫システムの複雑さを再現していないことが多いからだ」

 

「この治療法がどのくらいの期間テストされてきたのか、どこでその結果が発表されたのか、結果に対する査読が行われたのか、この技術は本当に人間に適用される見通しがあるのか――そうした点について明確な情報はほとんど見つけられなかった」