ジャクソン・ブラウン(Jackson Browne)が1977年にリリースしたライヴ・アルバム『Running on Empty(邦題:孤独なランナー)』は通常のライヴ・アルバムとは趣が異なり、ステージでのパフォーマンスはもちろんのこと、ホテルやバスの中など、ツアーの様々な場所での演奏が収録されており、収録曲もすべて新曲とカヴァー曲で構成されています。

 

■リーランド・スカラー

「『Running on Empty』はゲリラ戦のようなものだった。今まで関わったどのプロジェクトとも違っていたからね。ライヴ・アルバムとかはやったことがあったけど、でも、あれは何かが(違っていた)。まず、すべてが新曲だったので、観客は初めて聴く曲ばかりだった。ベストヒットを演奏するようなものではなく、観客を新しい旅に連れて行くようなものだった。セクションはどのライヴでもオープニングを飾ったので、とても楽しかった。ツアー中ずっと全力で演奏できたよ。