イグノーベル賞か?

 

キーレスエントリーは鍵を車に差し込まなくても電波を使って遠隔でドアのロックを解除できる仕組みです。

 

電波の届く距離は約30m程度であることが多いですが、

頭にキーを当てながらボタンを押すとより遠くから車のロックを解除できるという現象について、

ノッティンガム大学のロジャー・ボウリー教授が解説しています。

 

そこでボウリー教授は頭の上に水の入ったポリタンクを乗せました。

 

ポリタンクにキーをあててボタンを押すと車のロックが解除されました。

 

ボウリー教授によると、キーから出た電波とポリタンクの水分子の動きが同期して信号が増幅され、より遠くに電波が伝わるとのこと。キーを頭にくっつけた際にも、頭の中の水分がポリタンクの水と同じ働きをしていたというわけです。

電磁界シミュレーションソフトウェアを開発するRemcomこの現象を分析しており、手に持っている時や胸にあてている時と比べて、緑色の線で示されている通り頭にキーをあてている時の信号の強度が高いという結果を公表しています。