『ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング』 | 狂気と正気の狭間

狂気と正気の狭間

『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

 
鑑賞日時:令和7[2025]年5月23日[金]/9:40~12:45
映画館名:TOHOシネマズ 流山おおたかの森/SCREEN9
座席番号:L-14

映画館公開日:令和 7[2025]年 5月23日[金]
地上波初放送:
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/字幕版】
公式ロードショー公開初日&初回上映回(通常版)を鑑賞。
 
本年2本目の鑑賞。
前回が1月の初め頃だったからおおよそ4ヶ月振り。
公式なロードショー公開日は5月23日[金]なのに17日[土]から〝先行上映〟って、それなら〝ロードショー公開日〟って何だよ!
来場特典が無いなら仕事終わりにでも先行上映を鑑賞しようとも思ったが、パンフレットの販売が無いとの事。
しかも、公式ロードショー公開日にすら販売が間に合わないかも知れないとのアナウンスがTOHOシネマズの公式サイトに掲載されていた!
鑑賞当日、映画館のグッズ販売のレジカウンターには公式サイトでのアナウンスと同様の掲示が有ったが、鑑賞後はパンフレットの販売の用意が整っていた。
これってまさか、スレスレでミッションをコンプリートするイーサンを模倣した演出とでも言いたいのか?
それとも、手に入らないと思うと無性に欲しくなる様に仕向ける、いわゆる〝飢餓商法〟まがいか?
上映時間169分は物理的に長いと思い、上映開始前に膀胱内を絞れるだけ絞って鑑賞に臨んだが、いざ鑑賞している最中は、畳み掛けるアクションとサスペンスでそんな事をすっかり忘れて去っていた。
まぁ、鑑賞後、真っ先にトイレに向かった事は事実だが。
映画館運営の今後の課題の一つとして、上映時間の長い作品は途中で〝インターバル〟を設けるべきだと思う。
今や高齢社会、若者は動画配信サービス等を利用し、増々映画館での観賞が少なくなるだろうと推察される。
そうなると、映画館へと足を運ぶのは高齢者が多くなるのは必然。
上映時間が長いと言えば、この度鑑賞した映画館(が入店しているショッピン・センター)では、駐車場料金の無料サービスが、映画鑑賞すれば最長4時間なのだが今作では6時間だった。
これはTOHOシネマズと流山おおたかの森ショッピン・センターの粋な計らい?
 
てっきり3部作くらいになるのだろうと思っていたのだが。
前作に『PART ONE』と付いていたので勝手にそう思い込んでしまったかな?
耳にした噂では、前作が興行収入的に余り芳しく無かったので、致し方なく予定変更したとかしないとか。
〝シリーズ集大成〟との謳い文句だが、流石にこれにて打ち止めなのだろうか?
ストーリー的にも世界観的にも、未だ続編は作れそうな気もしないでも無いが・・・、意味深なラスト・シーンが気になる。
来年の2026年はシリーズ公開30周年記念のアニバーサリー・イヤーだから、それに合わせてロードショー公開すればより盛り上がったのでは。
30年近く、身体を張ってスタントマン無しのアクション・シーンを良く頑張った来たねぇ、トム・クルーズ氏は。
未だ未だ、是非、新作を観たいと思っているので、宜しくお願いしますよ、トム・クルーズさん。
 
来場特典はロードショー公開から一週間は無し!
30日[金]より配布って、真っ先に観に行きたいと公開を心待ちにしていたファンを愚弄していると思わないのかね。
それとも、一週間上映してみて、想定以上に客の入りが悪いので来場特典で釣りでもしないと客足が伸びないと危機感を抱いたのか?
 
スクリーンに対してのセンター&目線の高さ感は、本作のアスペクト比が1:2.35(シネマ・スコープ)、且つ、鑑賞したスクリーンのサイズが6.1m×14.5mだったのだが、何れも満足のいくものだった。
〝視界の幅〟も丁度良かった。
因みに、何時も指標としている、スクリーンに映し出されるTOHOシネマズのロゴを基準にしてはいない事を書き添えておく。

 

 

イーサン・ハント率いるIMFチームは、全人類を脅かす恐るべき新兵器が悪の手に渡る前に、それを追跡すると言う、かつてない程危険なミッションに挑む。

未来を左右し、世界の運命を危うくする、イーサンの過去から繋がる闇の勢力が迫る中、世界を巡る死闘が開始される。

謎に包まれた強大な敵と対峙するイーサンにとって、課せられたミッションよりも重要な事は他に無い。

例え、彼が最も大切に思う人々の命であったとしても。

 

 監督 
 クリストファー・マッカリー
 出演 
 トム・クルーズ[イーサン・ハント]
 サイモン・ペッグ[ベンジー・ダン]
 ヴィング・レイムス[ルーサー・スティッケル]
 ヘイリー・アトウェル[グレース]
 ポム・クレメンティエフ[パリス]
 イーサイ・モラレス[ガブリエル]
 
 
 ===== ストーリー ===== 
前作より続く物語。
イーサン・ハントの過去等も描かれ、終始緊張感が続く。
シリーズ第1作目から初志一貫して実行不可能と思われるミッションを達成させる為、イーサンを始め仲間達の協力の元、命懸けであらゆる障害を乗り越えていく。
世界の危機をイーサンとそのチームが人知れず回避する。
ストーリーは余り頭に入って来ない・・・、ド派手なアクションの前では!
ぶっちゃけ、前作を鑑賞していなくても気にせず十分楽しめる。
だが、前作を鑑賞した方が十二分に楽しめるのは確か。
シリーズ第1作目より鑑賞している方が遥かに楽しめる事請け合い!
 ===== 世界観 ===== 
AIと言う目に見えない敵が何より緊迫感を醸成している。
世界核戦争の危機が絡み、世界存亡の脅威が描かれる。
AIと人類との知恵比べ的な展開?
シリーズ過去作品とも様々な要素でリンクしている。
 ===== キャスティング ===== 
 その他の出演者 
 ロルフ・サクソン[ウィリアム・ダンロー]
 ヘンリー・ツェニー[ユージーン・キトリッジ]
 アンジェラ・パセット[エリカ・スローン]
 シェー・ウィンガム[ブリッグス]
 
過去シリーズより続投の出演者の方多し。
 ===== キャラクター ===== 
ルーサー死す!
核爆発を阻止するべく装置の解体に挑み、核の脅威は取り除いたもののそれを誘爆させる為の爆発により死す。
シリーズ第1作目より登場するキャラクターだけに残念。
終盤、〝ベンジーも死んじゃうの?〟と言った展開も有るが無事生存で何より。
前作では敵対していたパリスが、ガブリエルを阻止(彼女は殺す)と言う共通の目的の為にチームに加わる。
イーサンの過去やガブリエルとの因縁も描かれるが、ガブリエルが今一つ敵としての魅力が薄い気がする。
記念すべきシリーズ第1作目に登場した、イーサンがCIA本部からで情報盗み出す際に管理を担当していたウィリアム・ダンローを登場させる辺り、シリーズを観続けて来たファンにとっては嬉しいプレゼントだと思う。
他にもCIA捜査官だったユージーン・キトリッジが長官に、第6作目にてCIA長官だったエリカ・スローンが大統領に迄登り詰めていたりと。
一番サプライズだったのは、前作より登場したイーサンを執拗に追い続けるブリッグスがジム・フェルプスの息子だった!
 ===== 映像 ===== 
圧巻なのはトム・クルーズ本人によるスタント。
アクション・シーンの殆んど(あるいは全て)をスタントマンを起用せず、CGも使用せずにトム・クルーズ本人が演じている。
飛行機でのスカイ・アクションや水中アクションは本シリーズではマストですな。
カーチェイスやバイクチェイスと言った地上アクションは控えめだったかも。
本作(を含むシリーズ全般)は、トム・クルーズ本人が体を張って演じるスタント・シーンを鑑賞する、ある意味ドキュメンタリー作品なのかも知れない。
オープニング迄(アバン)が長い!
観ていて、もう本編が始まっているのだろうと思っている矢先にメイン・テーマ曲が流れてのオープニング。
 ===== 音楽 ===== 
メイン・テーマ曲が流れると気分アゲアゲ!
他の音楽は余り記憶に残るものは無し。
 ===== 期待感 ===== 
前作を観ているから当然結末が気になる。
前作の評判で芳しくない噂を耳にしていたから少々ネガティブな印象。
 ===== 満足度 ===== 
アクションに次ぐアクション!
畳み掛けるアクション!
それだけで日々鬱屈とした気分が晴れる。
 
 
 ===== アクション ===== 
正にこの一語に尽きる。
畳み掛ける様に次から次へと繰り広げられる様々なアクション・シーン。
アクション・シーンは本作の最大の楽しみであり、欠かせない要素。
 ===== スペクタクル ===== 
世界全面核戦争の脅威。
世界各国を股に掛けた場面展開。
イーサンは地球を救う。
 ===== SF ===== 
この度の敵は無機質なAI。
AIが人類を滅ぼそうとするなんて、SF映画としては少々手垢塗れなテーマとも言えなくもないが、スパイ・アクション映画となると目新しく感じる。
 ===== コメディ ===== 
最大のピンチの時でも軽口を叩けるアメリカのエージェント。
キャラクター同士のユーモラスで軽妙な遣り取り。
ベンジーはその様な役回りなのでは?
 ===== パロディ ===== 
厳密にはパロディとは言えないだろうが、過去作品のキャラクター登場が面白い。
 ===== ホラー ===== 
自分の知らない所で世界全面核戦争の危機が差し迫っているかと思うと空恐ろしい!
それを回避出来るか否かはイーサン・ハントのギリギリのミッション遂行の成否に懸かっている!
 ===== ショッキング ===== 
負傷したベンジーの生命の危機を回避する為に処置をするシーン。
冷徹な殺し屋であるパリスでさえも怯むくらいだから。
 ===== サスペンス ===== 
世界各地で同時多発的に起こった危機。
それを一気に回避出来るのはイーサンのミッション成功に掛かっている。
クライマックスでの、AIを封じ込める一瞬のチャンスには手に汗握る。
イーサンも命の危機を顧みず、躊躇する事無くそれに挑む。
 ===== ミステリー ===== 
脅威であるAIを制御する事が出来るある物。
それが有るのは深海に沈む潜水艦の中。
その位置は何処か!
 ===== オカルト ===== 
該当要素無し。
 ===== ファンタジー ===== 
該当要素無し。
 ===== グルメ ===== 
該当要素無し。
 ===== 旅路 ===== 
ミッション遂行の為、世界各地を飛び回るイーサンとそのチーム。
北極圏から空から深海迄!
 ===== ロマンス ===== 
該当要素無し。
(イーサンとグレースが微妙な雰囲気?次回作がもし有り、尚且つグレースが登場すれのであれば何かしらの進展が有るのかも。)
 ===== セクシー ===== 
該当要素無し。
 ===== 悲劇 ===== 
ルーサーの死。
しかも、見知らぬ他の人々の命を助ける為の自己犠牲の死。
シリーズ第1作目より登場し、ずっとチームに参加し続けて来たメンバーなだけに残念!
やはり、シリーズ完結のサインなのか?
まぁ、キャラクターの死はこう言ったジャンルの作品では、ストーリーを盛り上げる為に必要不可欠な要素なのかも知れないが。
 ===== 音楽 ===== 
該当要素無し。
 ===== 感動 ===== 
イーサン・ハントの不屈の闘志。
不可能を可能にするイーサンの意志とチームとの信頼関係。
ハラハラドキドキ、ギリギリのところで全世界存亡の危機を回避するイーサン・ハントの手腕。
 ===== ドキュメンタリー ===== 
該当要素無し。
 ===== 歴史 ===== 
該当要素無し。