『室井慎次 生き続ける者』 | 狂気と正気の狭間

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『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

 
鑑賞日時:令和6[2024]年11月15日[金]/9:30~11:40
映画館名:TOHOシネマズ 柏/SCREEN6
座席番号:J-14

映画館公開日:令和 6[2024]年11月15日[金]
地上波初放送:
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/日本語版】
ロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞。
 
まさかこんな展開になるとは・・・。
嘘だろ。
ある意味、演者や作り手のエゴなのでは?
室井の死。
今作と前作、間を置かず連続で観ないとダメかな・・・。
 
この度利用したTOHOシネマズ 柏/SCREEN6は初めてでなかったので過去の資料を参考に座席を選択した。
スクリーンに対してセンター感&目線の高さ感は問題無かった。

 

 

「お前のせいで皆怖がってる!火を着けた奴を見付けろ!!」
室井家の車庫を焼いた火事は、死体遺棄事件で不安がる集落の人々を更に怯えさせてしまう。
しかし火事は日向 真奈美の娘・杏の仕業だった・・・。
室井は本格的に事件捜査に協力する事になり、警視庁捜査一課の若手刑事・桜と共に再び20年前の事件の犯人・国見と対峙する。
そして室井家には、刑期を終え出所したリクの父・明楽が訪ねて来る。
嬉しそうだったリクだが、父親が帰ると情緒不安定な様子を見せ・・・。
そんな時、室井の身体にも、異変が起きていた。
「家族でいる時間には限りが有る。」
不器用ながら組織を守り、組織と戦い、組織の為に生きた男が、不器用ながらにも実直に、必死に家族を守って来たが・・・。

 

 監督 
 本広克行
 出演 
 柳葉敏郎[室井慎次]
 福本莉子[日向 杏]
 齋藤 潤[森 貴仁]
 前山くうが・こうが[柳町凛久]
 
 
 ===== ストーリー ===== 
室井死す!?
呆気無く、しかも本筋に何の脈絡も無く。
〝つまらない死なせ方〟をさせたものだ。
前作でその様な予感はしていなくも無かったが、まさか本当になるとは!
そもそも、室井を死に至らしめる様画策したのは、脚本の君塚良一氏との事。
柳葉敏郎氏を〝室井の呪縛から解放〟させてやりたい的な発想らしい。
全体的には前作の伏線回収と言うか、解答編と言った位置付け。
 ===== 世界観 ===== 
一つの時代が終わった。
ODORU LEGEND STILL CONTINUES.
踊る大捜査線の新しい幕開けなのかな?
 ===== キャスティング ===== 
 その他のキャストの方々 
 マギー[国見 昇]
 真矢ミキ[沖田仁美]
 加藤浩次[柳町明楽]
 小泉 今日子[日向 真奈美]
 織田裕二[青島俊作]
 
織田裕二氏はエンド・クレジットは名前が無かったと思ったが・・・。
小泉 今日子が著しく劣化して観えたが・・・、マジもん・・・、演出?
 ===== キャラクター ===== 
青島、登場。
ラストもラストにちょこっとだけど、新たなるシリーズの始まりを期待させる。
それにしても、折角、室井の家の目の前迄来たのだから、いくら呼び出されたからと言ってそのまま戻る事も無いのにねぇ。
日向 真奈美が再登場!
相変わらずの不気味さ。
自分の娘すらも洗脳するとは。
でも歯並びは綺麗になっていた!
国見 昇がやはり主犯格だったか。
突然、日向 真奈美の信者と発覚するのは唐突過ぎる気がする。
シンペイって雌だったの?
作中、座りションしてたから!
地区長【木場勝己】も牧場主【小沢仁志】も、急に自分の身の上話をしだして室井を受け入れ良い人になった。
牧場主の妻【飯島直子】も石毛商店主【いしだ あゆみ】も、これから何か深く関わって来るのかと思ったらそうでも無かった・・・。
 ===== 映像 ===== 
凛久の回想シーン。
父・明楽とのかつての生活を、凛久が傍から眺めているのだが、これって合成では無くてダブル・キャストのトリック映像でしょう!?
双子だから可能なシーン。
雪景色は綺麗だった。
猛吹雪の中、ホワイトアウトに室井の姿が消える・・・、嫌な予感が。
室井の象徴と言っても過言では無い(?)黒のロングコート、燃やすシーンはかつて撮影で実際に着用していた物だそうだ。
勿体無い・・・。
普段来ていたペスト、あれはスーツのスリー・ピースのベストらしい。
映画館販売パンフレットを読んでいて知った!
前作では気付かなかったが、何の違和感もない。
 ===== 音楽 ===== 
青島登場時、あのマーチ調のBGMが!
それだけでも気分が揚がる。
 ===== 期待感 ===== 
前作の解答編と期待していた。
前作で起こった出来事が今作で絡み合い、全てが解決されると。
 ===== 満足度 ===== 
喪失感。
虚無感。
いや、ホントの本気で終わりじゃないかっ!
室井さん死んじゃうなんてぇーーーーーーーっ!
 
 
 ===== アクション ===== 
室井さんとしては珍しく格闘シーンが。
石毛商店で暴れていた若者グループと一戦・・・、と言うか室井さんは手を出さずに説得していて一方的にやられていた。
 ===== SF ===== 
該当要素無し。
 ===== コメディ ===== 
地元の警察官・乃木はスリー・アミーゴス的立ち位置?
柳葉氏やら監督から、そうプレッシャーを受けて多様な事を映画館販売パンフレットに記載が有った。
 ===== ホラー ===== 
何年経っている?
未だに影響力を持つ日向 真奈美って何?
怖ぇ、洗脳。
実の娘に迄するかね。
 ===== ショッキング ===== 
該当要素無し。
 ===== サスペンス ===== 
行方不明となった室井を地域住民の協力で捜索する。
心肺停止状態で発見される室井。
傍らには離れようとしないシンペイが。
 ===== 謎解き ===== 
死体遺棄事件の犯人は誰なのか?
その裏に不気味に見え隠れする景。
 ===== 不可思議 ===== 
該当要素無し。
 ===== ロマンス ===== 
該当要素無し。
 ===== セクシー ===== 
該当要素無し。
 ===== 悲劇 ===== 
室井の死。
呆気無く、そして余りにも意味をも待たない理由での。
結局、実の父親の元に戻っても虐待を受ける凛久。
自分の母親の事件の事で交際を止められてしまったタカ。
 ===== 感動 ===== 
凛久の幸せを願えばこそ、実の父親の元に帰らせる決意をしたのに。
室井が果たせなかった青島との約束、それを地方から発信する事で受け継ぐ覚悟を決めた新城【筧 利夫】秋田県警察本部長。
沖田警察庁長官官房審議官も警察官僚のトップに上り詰めたから何でもし放題。
音信不通の石津夫妻【小沢仁志&飯島直子】の息子の所在を内密に調べさせて故郷に戻らせる。
室井の背中を見て警察官(官僚?)を目指すタカ。
やはりキャリア志向かな?
志望大学は東京大学だからね。
正しい事をしたければ偉くなれ・・・、なんてな。
 ===== ドキュメンタリー ===== 
該当要素無し。
 ===== 歴史 ===== 
該当要素無し。