鑑賞日時:令和6[2024]年10月11日[金]/12:50~15:00
映画館名:TOHOシネマズ 柏/SCREEN6
座席番号:J-14
映画館公開日:令和 6[2024]年10月11日[金]
地上波初放送:
映画館名:TOHOシネマズ 柏/SCREEN6
座席番号:J-14
映画館公開日:令和 6[2024]年10月11日[金]
地上波初放送:
この先ネタバレの可能性有り
【2D版/日本語版】
ロードショー公開初日を鑑賞。
嬉しい。
それが率直な感想。
また『踊る大捜査線』の世界に触れられるなんて思ってもいなかった。
スピン・オフだが、そんな事は関係ない。
2部作だから見応えが有る事だろう。
次作にも期待している。
この度利用したTOHOシネマズ 柏/SCREEN6/J列14番は初めてでは無いので過去資料を基に選択した。
スクリーンに対してのセンター感&目線の高さ感は問題無し。
関連記事>『容疑者 室井慎次』
正義を信じ、理想を追い続けた男、室井慎次。
家族を持たなかった男が、〝家族〟を守る・・・。
「あの男との約束を果たせなかった・・・。」
現場の捜査員の為に粉骨し、警察の組織改革に挑む等、波乱に満ちた警察人生を歩んで来た室井慎次。
27年前の〝青島との約束〟を果たせなかった事を悔やみ、警察を辞めて故郷・秋田に帰る。
そこには、かつての想いで事件の被害者家族や加害者家族を支援したいと少年達と一緒に穏やかに暮らす室井の姿が・・・。
そんな中、室井の前に突如現れた謎の少女。
彼女の来訪と共に、他殺と思われる死体が発見される。
そして明かされる、少女の名前は・・・日向 杏。
シリーズ最悪の犯人と言われた猟奇殺人犯・日向 真奈美の娘だと言う、衝撃の事実が判明する。
「とんでもない死体を見付けましたね、室井さん・・・。」
東北の山奥には似つかわしくない、おびただしい数の警察官、ヘリや警察車両・・・。
〝最悪〟は何故、室井慎次を狙うのか。
穏やかな暮らしを求めた室井の周りに、再び、事件の影が迫り来る・・・。
監督
本広克行
出演
出演
柳葉敏郎[室井慎次]
福本莉子[日向 杏]
齋藤 潤[森 貴仁]
前山くうが・こうが[柳町凛久]
===== ストーリー =====
『踊る大捜査線』シリーズ(以後:シリーズ)を通して描かれて来た、複数の事案が同時進行して様々な伏線が散りばめられている。
過去シリーズの〝ネタ〟やキャラクターも重要な要素として扱われている。
室井慎次のこれ迄の生き様とこれからの行く末を描く。
2部作だからかなり見応えが有る事だろうが、今作は多少〝回顧篇〟と言った意味合いが強い気がする。
正直、本作より鑑賞した人は感情移入出来ず楽しめないかも知れいが、それは致し方ない。
これは飽く迄もシリーズのファン向けの作品だから仕方ない。
===== 世界観 =====
27年前の青島(青島俊作【織田裕二】)との約束は果たせなかったかぁ・・・。
しかも警察をも去っていただなんて・・・。
今作で描かれてはいないが、和久さん(和久 平八郎【いかりや長介】)との約束も果たせていないのでは?
「頼んだぞ、警察を・・・、なんてな。」
シリーズの世界観を踏襲。
室井慎次作品は多少シリアス感が濃い目な気がする。
だがそれで良いのだ!
何故なら室井の生き様、〝MUROISM(ムロイズム)〟を描く作品だから。
ラストで〝室井慎次の象徴〟と言っても過言では無いあのコートが萌えてしまうとは!
これは、これ迄の室井慎次像と決別し〝シン・室井慎次〟を描いて行くと言う一つの時代の区切りを表現したのか、それとも、『容疑者 室井慎次』の時の様に未だ知られていない室井の過去が詳らかとされるのか!
===== キャスティング =====
その他のキャスト
・シリーズから継続
甲本雅裕[緒方 薫]
遠山俊也[森下孝治]
升 毅[坂村正之]
真矢ミキ[沖田仁美]
筧 利夫[新城 賢太郎]
・警視庁関係
松下洸平[桜 章太郎]
赤ペン滝川[明石幸男]
西村直人[仁狩英明]
・室井の地元(秋田県)
矢本悠馬[乃木真守]
木場勝己[長部音松]
小沢仁志[石津百男]
飯島直子[石津紀子]
稲森いずみ[松木敬子]
生駒里奈[奈良育美]
丹生明里[大川 紗耶香]
佐々木 希[森 麻絵]
松本 岳[端野則次]
いしだ あゆみ[市毛きぬ]
本2部作は〝福本莉子氏ありき〟の作品の様な気がする。
勿論、室井慎次=柳葉敏郎氏と言うが主軸だが、福本氏が余りにも小泉 今日子氏に似ているのだ!
『踊る大捜査線 THE MOVIE 3/ヤツらを解放せよ!』の日向 真奈美を演じていた当時の。
娘と言うくらいが丁度良い〝似加減〟だと思う。
次作では日向 真奈美がより深く関わって来そうだし、構想時に福本氏を日向 真奈美と関りの有る者と言う発想が有った・・・、と言うのは邪推が過ぎるだろうか?
まさか凛久役の子役がダブル・キャストだったとは!
観ていて全く気付かなかった。
何の為?
やはり子供だから長時間の撮影での拘束に集中力が途切れてしまう事を考慮して?
===== キャラクター =====
本作の魅力の重要要素。
新旧キャラクター勢揃い。
スーツを脱いだ室井の姿は新鮮。
でも、上着の中にはベストを着こんでいるのが名残?
室井さん、胸を押さえて倒れ込むシーンが有ったけど、何処か具合悪いの?
持病?
ストレス?
まさか、次作での死・・・、何て事にはならないよね!?
新キャラも大勢搭乗。
室井が情報を得ていた相手は、シリーズと同次元のドラマ『警視庁捜査資料管理室(仮)』及び『警視庁捜査資料管理室』の登場人物らしい。
懐かしいキャラクターも登場。
新城が秋田県警察本部長に就任していたとは!
でも、それは不本意で室井が原因だと恨んでいる。
旧湾岸署で立ち番をしていた制服警官2人の内、緒方は捜査一課の捜査員として、またその緒方とライバルだった森下は地元秋田へと戻り刑務所の刑務官として、其々室井と再会する。
森下は分からなかった・・・、正直面影無い。
余りメディアで見掛けなかったし。
シリーズのテレビ・レギュラー放送で室井と捜査一課できりたんぽ鍋を突っつく約束をした制服警官。
室井家の近くで発見された死体は『踊る大捜査線 THE MOVIE 2/レインボーブリッジを封鎖せよ!』の犯人グループの内の一人。
服役後、出所して特殊詐欺に手を染めていたらしい・・・、再犯か。
この辺はシリーズっぽい演出だと思う。
ラストにちょこっと出て来た凛久の父親【加藤浩次】が次作でどう言う動きを見せるのか?
===== 映像 =====
作中、シリーズ過去作の懐かしいシーンがふんだんに散りばめられている。
まぁ、それが〝乱用〟との批評も散見されるが、今作は初見の人にも配慮しての事なのでは無いだろうか。
ストーリーが進行しつつ、これ迄の経緯をお浚いする的な。
===== 音楽 =====
シリーズの懐かしいGBMを聞く事が出来てハッピー♡
===== 期待感 =====
何年振り?
また『踊る大捜査線』の世界に、室井慎次に合えるかと思うと懐かしさと嬉しさが綯い交ぜとなって込み上げて来る。
2部作との事なので、見応えの有る作品となる事だろう。
===== 満足度 =====
シリーズのテレビ・レギュラー放送からずっと観続けて来た者としては最高の時間を過ごす事が出来た。
次作と言う生きる希望を与えて貰った。
===== アクション =====
逃げる人影。
追う貴仁。
捕まえてみると、それは少女だった。
少女の名は日向 杏。
室井の家の直ぐ傍で死体が発見され、警視庁からも捜査員が派遣されて瞬く間に創造軸なる。
緒方等はヘリコプターで登場する・・・、偉くなったものだ。
小屋が火災となり、必死に消化しようとする室井。
===== SF =====
該当要素無し。
===== コメディ =====
レインボーブリッジを封鎖・・・、出来なかったんでしたね。
このネタ、数回使われる。
未だ始まったばかりだからコメディ色が強いのかな?
===== ホラー =====
該当要素無し。
===== ショッキング =====
該当要素無し。
===== サスペンス =====
事件が室井を追い掛けて来るのか!?
家の直ぐ傍で死体が発見され、警視庁から大勢の捜査員がやって来た。
突然、胸を押さえて苦しみだす室井。
大丈夫なのか?
害獣駆除の名目で山狩りに参加する室井に、移住を快く思わない者から銃口を向けられる!
これ、ダメでしょう。
言い逃れ出来ない犯罪でしょう。
===== 謎解き =====
室井の前に現れた少女の正体は?
その目的は?
何故、室井の家の直ぐ傍に死体が遺棄されていたのか?
その死体の正体は過去、室井が関わった事件の犯人だった!
===== 不可思議 =====
該当要素無し。
===== ロマンス =====
該当要素無し。
===== セクシー =====
該当要素無し。
===== 悲劇 =====
青島との約束を果たすべく警察内部の改革を推し進めて来たが、身内からの裏切りに近い形で終止符を打つ。
「あの男との約束を果たせなかった・・・。」の言葉には室井の悲痛な胸の内が窺える。
犯罪の被害者になった者、犯罪を起こした者、其々を親に持つ子供の苦悩。
学校でイジメられて不登校身になっていた凛久。
杏に嘘を吹き込まれた貴仁と凛久。
室井に対して疑心暗鬼となり、家族(仮)がバラバラになりそうに。
===== 感動 =====
「あの男との約束を果たせなかった・・・。」の言葉には室井の実直さも良く表れている。
27年前の青島との約束を果たそうと、粉骨砕身して警察組織を改革しようと努めて来た室井の信念の強さ。
犯罪に因り悲しい目に合っている人達の助けになろうと、貴仁と凛久の里親となって支えている室井。
そんな室井の背中を見て成長して行く2人。
===== ドキュメンタリー =====
該当要素無し。
===== 歴史 =====
27年前からの出来事が走馬灯の様に(実際に映像として)蘇る。