『大雪海のカイナ ほしのけんじゃ』 | 狂気と正気の狭間

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『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

 
鑑賞日時:令和5[2023]年10月13日[金]/9:15~11:10
映画館名:TOHOシネマズ 流山おおたかの森/SCREEN3
座席番号:G-9

映画館公開日:令和 5[2023]年10月13日[金]
地上波初放送:
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/日本語版】
ロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞。
来場特典は無し。
 
何かしらの来場特典が付くかと思っていたのだが何も無かった。
平日の割にはそこそこの客入りだった。
女性が多かった気がするし、年配者も結構居た。
この度利用したTOHOシネマズ 柏のSCREEN3は初めてでは無かったので、過去の記録を参考に座席を指定したのだが、スクリーンに対して〝センター&目線の高さ〟感はベストだった。

 

 

文明が衰退し雪海(ゆきうみ)に沈んだ惑星。

人類は巨木〝軌道樹〟から広がる世界で辛うじて暮らしていた。

文字が読める少年・カイナと雪海の王女・リリハは、水源となる〝大軌道樹〟へと向かうが、そこに在ったのはビョウザン率いる独裁国家・プラナトだった。

〝建設者〟と呼ばれる兵器を自在に操り、人類の為として大軌道樹の破壊を目論むビョウザン。

そして、失われた〝文字〟を読み解き、滅び行く世界の謎に迫るカイナとリリハ。

 

 監督 
 安藤裕章
 キャラクターデザイン 
 福士亮平
 小谷杏子
 森山佑樹(協力)
 出演 
 細谷佳正[カイナ]
 高橋李依[リリハ]
 村瀬 歩[ヤオナ]
 小西克幸[オリノガ]
 坂本真綾[アメロテ]
 花江夏樹[ビョウザン]
 
 
 ===== ストーリー ===== 
テレビシリーズの純然たる続編。
〝解答編〟と言っても良い。
少年少女が冒険を繰り広げ、人類滅亡かと思いきや世界を救い大団円。
 ===== 世界観 ===== 
ポスト・アポカリプスファンタジー。
〝ポスト・アポカリプス〟とは〝終末モノ〟と訳され、何らかの事象により人類や文明が存続の危機に瀕している状況を言うのだそう。
大好きなジャンル♡
結局、ヒカリも雪海も軌道樹も天膜も蟲でさえも〝テラフォーミング〟のシステムの一貫だったって事だ。

その当事者の人類がそうしていた事を忘れてしまったが故に滅びに瀕してしまうなんて本末転倒。

もっと早くにテラフォーミングを完了させていれば、今の様な状況にはならなかったのに。

まぁ、結局はカイナとリリハの活躍で地球化(テラフォーミング)を完了させ、水も緑も大地も手に入れる。
カイナ達は地球からの入植者の子孫って事なるんだろうね、文字が〝東亜重工推し〟だから、テラフォーミングを請け負ったのが〝東亜重工〟って事か?
 ===== キャスティング ===== 
 その他出演 
 杉田智和[ンガポージ]
 堀内賢雄[ハレソラ]
 桑島法子[ビョウザンの母]
 千葉 繁[看板じぃ]
脇を固めるキャラクターのキャストも豪華です。
 
細谷佳正氏、最近、テレビシリーズのアニメではめっきり見掛けなくなりましたなぁ・・・。
人気が出てランクが上がり、ギャラもお高くなってテレビアニメではもう手が出せない存在になってしまったのかな?
 ===== キャラクター ===== 
デザインと設定とで分けて評価する。

 キャラクター部門別評価 

★★★★★★★★★★ デザイン ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

★★★★★★★★★★ 設   定 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(評価:-5.0~+5.0/☆=0.5&★=-0.5)

カイナは純朴だが正義感・責任感が強い所が魅力だろう。

リリハは超絶美少女と言った訳でも無く、尚且つ、少し向こう見ずで時折見せる気弱な面が親近感を覚える。

そんな二人はお似合い。

まぁ、大団円後に結ばれる(結婚)のはお約束か!?。

アメロテも存外可愛い所が有る。

オリノガとイイ感じになって頬を赤らめたりして。

お互い満更でも無い。

 

それにしてもアトランド国王、〝王位継承者〟が何方かは知らないが、リリハとヤオナの二人共冒険の旅に送り出してしまって良いの?

二人に万が一の事が有ったら王室断絶では?

王制廃止して共和制にする?

 ===== 映像 ===== 
冒頭、テレビシリーズの振り返り映像が流れる。
〝セルルクアニメーション〟と言う技法(?)で描かれているらしい。
CGなのに〝如何にも〟と言う感覚を抱かせない、丸でセル・アニメの風合いをも感じさせる。
お見事!
弐瓶 勉作品の独特のフォントが良いね、読み難いけど・・・。
エンド・ロールと映画館販売パンフレットのキャスト・スタッフ紹介ページがそうだったのだが、全ては読み解けなかった。
 ===== 音楽 ===== 
特別、BGMや効果音は印象に残る物無し。
エンディングの主題歌も有名アーティストだが、やはり興味無し。
 ===== 期待感 ===== 
ポリゴン・ピクチュアズ作品は好き。
ポスト・アポカリプスも好きなジャンル。
 ===== 満足度 ===== 
テレビシリーズ中、疑問に思っていた事が明らかになる。
正に〝世紀末救世主伝説〟也。
皆が救われて良かった。
ワクワクと心温まる一時を過ごす事が出来た。
 
 
 ===== アクション ===== 
大軌道樹へと向かう迄の大航海で先ず冒険。
大軌道樹の根元の国家・プラナトの船団と遭遇して海戦が開戦。
カイナとリリハ以外は全員連行され、そこで一悶着。
完全版の建設者同士のバトル。
ビョウザンの企みで大軌道樹を切り倒そうと、沢山の建設者が大暴れ。
 ===== SF ===== 
テラフォーミングだったとはね。
それをベストのタイミングで完了し損じ、滅びの危機に瀕する何て人類バカ過ぎ。
建設者の完全版が登場。
バルギアのハンダーギルが登場していた機体は、ほぼほぼスクラップ。
建設者とは名ばかりで、実際は破壊者だ!
 ===== コメディ ===== 
カイナの天然っぷりは微笑ましい。
平和な時はアトランド人は陽気な人々だから。
 ===== ホラー ===== 
大軌道樹を切り倒す事が人類を救う唯一の手段と、〝文字〟を読み違えていたビョウザン。
結果的に切り倒されたけど、段取りと言うか方法を間違えていた。
 ===== ショッキング ===== 
該当要素無し。
 ===== サスペンス ===== 
大軌道樹にビームを浴びせ掛ける建設者の集団。
今にも切り倒されるかと言う時に、この星の謎を読み解いたカイナとリリハ。
二人は惑星存亡の危機を止められるのか?
 ===== 謎解き ===== 
旗に記されている大軌道樹迄の航路は実在するのか?
雪海や大軌道樹や天膜の役割は?
権限者の部屋で見た〝文字〟の意味は?
ヒカリの正体は?
〝浮遊棒〟とは、〝雪海馬〟の身体の一部を素材としている様ですなぁ。
 ===== 不可思議 ===== 
該当要素無し。
 ===== ロマンス ===== 
大団円の後、カイナとリリハは結婚したで良いんだよね?
と言う事は、カイナはアトランド王国王配と言う事になるのか?
それともヤオナが王位継承?
 ===== セクシー ===== 
該当要素無し。
 ===== 悲劇 ===== 
該当要素無し。
 ===== 感動 ===== 
大冒険の末偉業を成し遂げたカイナとリリハ。
テラフォーミングは完了し、これで人類の明るい未来が指示される。
 ===== ドキュメンタリー ===== 
該当要素無し。
 ===== 歴史 ===== 
該当要素無し。