鑑賞日時:令和4[2022]年7月29日[金]/9:20~12:00
映画館名:TOHOシネマズ 柏/SCREEN9
座席番号:J-10
映画館公開日:令和 4[2022]年 7月29日[金]
地上波初放送:
映画館名:TOHOシネマズ 柏/SCREEN9
座席番号:J-10
映画館公開日:令和 4[2022]年 7月29日[金]
地上波初放送:
この先ネタバレの可能性有り
【2D版/字幕版】
ロードショー公開初日&初回上映回(2D版/字幕版)を鑑賞。
30年近く続いたシリーズ作品が完結するかと思うと感慨深い物が有る。
『ジュラシック・パーク』(1993年)は映画館で観賞したが、当時の映像の素晴らしさに驚愕した事を今でも覚えている。
ローラ・ダーン氏演じるサトラー博士が、蘇った恐竜を初めて目にした時の表情・・・、あれは今でも忘れられない!
正にあの様な感じ!
それにしても、あらゆる方式の上映が有った。
字幕版に日本語吹替版にDOLBY-ATMOSに3D版にIMAXにMX4D・・・。
最近とんと見掛けなくなった3D版上映も今作では久々に甦った感有りだ。
この度も3D版を鑑賞しようとも思ったのだが、何にせよあの3Dメガネを掛ける煩わしさは、それを思い止まらせうるに十分な理由だった。
この度利用したTOHOシネマズ 柏のSCREEN9は初めてでは無かったので、過去の資料より座席を選択した。
スクリーンに対して〝センター感〟は映し出される〝◎TOHO CHINEMAS〟のロゴ・マークの〝C〟が正面だったので良かった。
〝目線の高さ感〟も丁度水平だったのだが、スクリーンが少々遠くと言うか小さく感じた。
ただこのJ列10番の席、前が通路となっているので上映中に中座する人が居たりすると煩わしい。
余談だが上映中にスマホ画面をチェックするマナー違反な輩が居るのには腹立たし限りだ。
ロードショー公開初日の夜、前作である『ジュラシック・ワールド 炎の王国』をテレビ放送していた。
これについて少し疑問に思う。
まぁ、新作公開のプロモーション的な意味合いでの放送なのだろう。
だが、昨今のロードショー公開は金曜日がトレンドとなったと言っても過言では無い。
事実、私は既に映画館で今作を鑑賞した夜にテレビで前作を観た。
これって余り意味無くね?
それともロードショー公開初日に観に行っている私が変なの?
関連記事>『ジュラシック・ワールド 炎の王国』
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ジュラシック・ワールドが存在した島〝イスラ・ヌブラル〟が火山の大噴火で壊滅、救出された恐竜達が世界中に放たれてから4年。
人類は未だ恐竜と安全に共生する道を見出せずにいた。
そんな中、オーウェンとクレアは、山小屋で恐竜の保護活動を続けながら生活していた。
2人と共に暮らすのは、14歳になったメイジー。
ジュラシック・パーク創設に協力したロックウッドの亡き娘のクローンとして誕生した少女だ。
オーウェン達が人里離れた土地で暮らすのは、メイジーを守る為でもあった。
ある日、オーウェンは子共を連れたヴェロキラプトルのブルーと再会する。
所が、何者かにブルーの子共が誘拐される事件が発生。
ブルーに子共の奪回を約束したオーウェンは、クレアと共に救出に向かうが・・・。
一方、サトラー博士は、ある目的の為、世界各地から恐竜を集めて研究する巨大バイオテクノロジー企業〝バイオシン〟を追っていた。
そこへグラント博士も駆け付け、マルコム博士に協力を求める。
人類と恐竜の共存の前に立ちはだかるバイオシンの恐るべき計画とは・・・?
オーウェンとクレア、そして3人の博士は大切な命と世界の未来を守り抜けるのか・・・?
監督
コリン・トレボロウ
出演
出演
クリス・プラット[オーウェン]
ブライス・ダラス・ハワード[クレア]
ローラ・ダーン[エリー・サトラー]
ジェフ・ゴールドブラム[イアン・マルコム]
サム・ニール[アラン・グラント]
ディワンダ・ワイズ[ケイラ]
イザベラ・サーモン[メイジー・ロックウッド」
DB・ウォン[ヘンリー・ウー]
===== ストーリー =====
30年近く続いた壮大なシリーズ作品の集大成としては少々物足りなさを感じた。
感情移入し難かった。
映画の世界に入り込む前に、どんどんストーリーが進んで行ってしまう感じ。
===== 設定 =====
結果から行ってしまえば、サブ・タイトル(?)の〝新たなる支配者〟と言う文言は相応しくないと思う。
だって、野に放たれた恐竜達と人類は共存して行く道を選んだのだから。
遺伝子操作による新種の恐竜やクローン人間が登場した辺りから、何と無く興醒めした感は否めない。
〝恐竜の血を吸った蚊から抽出したDNAで新たに恐竜を蘇らせる〟と言った第1作の斬新さやワクワク感は残念ながら薄れてしまった。
ブルーの子供・ベータとメイジーが狙われる要因が良く理解出来無かった・・・?
巨大施設を建造して世界を牛耳ろうとする所何か、丸で『007』シリーズみたいだね。
本シリーズは全体を通して、巨大施設を建設しては破壊してを繰り返している気がする。
パークを建設しては挫折し、アメリカ本土にパークを建設しては失敗し、ワールドを建設してもダメと・・・、学習しないのかなぁ、アメリカ人?
それにしても、前作『ジュラシック・ワールド 炎の王国』で解き放された恐竜ってそれ程の数では無かったと記憶しているが、それらが数年で人類の生存権を脅かす存在になり得るのだろうか?
あぁ、でも今作中でヴェロキラプトルのブルーが〝単身で子供を産んだ〟みたいな事を言っていた様な記憶も・・・?
日本は島国だから・・・、空を飛ぶプテラノドンや海に生きるモササウルス辺りが出没するのかも♪
===== キャスティング =====
前作より引き続きキャストの変更は無し。
前シリーズのオールスターズがご健在で何よりでした。
===== キャラクター =====
前シリーズの〝三博士〟カムバック!
シリーズの終わりに粋な計らい。
ファンには堪らないのでは!?
ただ、今作設定への関係性構築には些か強引な印象を受けた。
どうせならジョン・ハモンド【リチャード・アッテンボロー】もクローン技術で復活させれば良かったのに。
恐竜達も重要なキャラクターだと思う。
初登場の恐竜も数種類居る。
羽毛の生えた奴や3本の巨大な爪を持った奴にT-レックスより巨大なギガノトサウルス。
物語中盤、T-レックスはギガノトサウルスに対して方無しの弱さだったが、クライマックスでは果敢にも立ち向かい、テリジノサウルスも参戦した三つ巴のバトルの後、結果的にテリジノサウルスの巨大な爪にギガノサウルスを突き刺す、奇しくも連携プレイに因り勝利した。
〝エリマキトカゲ〟的な毒を吐く恐竜、名前は実在する物ですが、あの様な姿や毒を吐いたりはしない様です・・・、ストーリー上の演出か。(映画館販売パンフレットより参照)
やはり、このシリーズではヴェロキラプトルとT-レックスは特別扱いなのだろう。
バイオシン社CEOのルイズ・ドジスン[キャンベル・スコット](『ジュラシック・パーク』で演じたのは別の俳優)が『ジュラシック・パーク』で、恐竜の〝胚〟を不正に持ち出ししようとパークの職員を唆したあの人物だったとは!
シェービング・フォームの缶がスクリーンに映し出された時に『もしや?』と思ったが、鑑賞中は全く気付かなかった。
映画館販売パンフレットを読んで初めて知った。
===== 映像 =====
全てがCG・・・、と言う訳では無いが、殆んどの恐竜達が作られた映像って、本当に夢の世界!
アニマトロニクスと言う技術も本シリーズには多大なる貢献をしている。
ただ、シリーズを通して余りにも凄い映像技術を目の当たりにして来たから〝今更驚かない感〟が・・・。
オーウェンがマルタ島でアトロキラプトルと繰り広げるバイクでのチェイス・シーン、歴史的な街並みの中を颯爽と繰り広げられる追撃はこれまた『007』映画のワン・シーンだ!
アバンでの、セリフと画面の文字を翻訳した字幕が同時に出るのは止めて欲しい。
瞬時に二つ読めないって!
===== 音楽 =====
ほとんどメイン・テーマ曲が聞かれなかった気がする。
もっと聞きたかった。
===== 期待感 =====
壮大なるシリーズの終焉だが、新シリーズから少し設定が・・・?
遺伝子操作による新種の恐竜創造やクローン人間登場で、少々
===== 満足度 =====
何か感情移入出来ず楽しめなかった。
シリーズ集大成にしては物足りなさは否めない。
===== アクション =====
恐竜同士のバトル。
肉食×肉食や肉食×草食。
恐竜に襲われる人間が如何に逃げ延びるか!
この〝両輪〟が本シリーズの主軸だと思う。
===== SF =====
絶滅した〝恐竜が現代に蘇る〟!
何と壮大で夢の有る話でしょうか。
しかも、恐竜の血液を吸った蚊が樹液に閉じ込められた挙句に琥珀となり、その吸った血液からDNAを抽出して新たに創造するって!
現代のテクノロジーでは実現可能なのだろうか?
===== コメディ =====
アメリカ人は命の危機の真っ最中でも軽口を叩く様な国民。
リアルでもなのですか?
===== ホラー =====
遺伝子操作で新たなる生物を簡単に作り出せる様な世の中は怖い。
窓を開けたらT-レックス!
そんな恐竜が現在の猛獣並みに自分達の生活に深く関わって来ると思うとゾッとrする。
===== グロテスク =====
やはり人間が恐竜に襲われ捕食されるシーン。
両腕に噛みつかれての頭をパクリって、そんな死に方嫌だぁーっ!
結構、頭から行くシーン多い。
===== サスペンス =====
肉食恐竜に追い立てられるシーンは自分が狙われている様で臨場感抜群。
ホント、今作の様に身近に肉食恐竜と共存する様な世界なら、毎日がサスペンスフルな日々。
〝熊出没注意〟何て生易しい状況では無いでしょう?
===== 謎解き =====
巨大イナゴとバイオシン社との関連は!?
ベータとメイジーはバイオシン社にとってどの様な価値を持つのか?
バイオシン社は裏で何かを目論んでいる!
===== 不可思議 =====
該当要素無し。
===== ラヴ =====
まぁ、オーウェンとクレアは今シリーズ1作目から付かず離れず、グダグダやって来た感じ。
グラント博士とサトラー博士だよ!
今作に来ての、まさかの焼け木杭には火が付いた。
随分と遠回りしたねぇ~、良かったねぇ~。
===== エロス =====
該当要素無し。
===== 悲劇 =====
該当要素無し。
===== 感動 =====
まぁ、生命の尊さ的な?
多様性&共生可能的な?
===== ドキュメンタリー =====
該当要素無し。
===== 歴史 =====
該当要素無し。