鑑賞日時:令和3[2021]年1月16日[土]/8:45~9:45
映画館名:TOHOシネマズ 流山おおたかの森/SCREEN9
座席番号:N-14
映画館公開日:令和3[2021]年 1月16日[土]
地上波初放送:
映画館名:TOHOシネマズ 流山おおたかの森/SCREEN9
座席番号:N-14
映画館公開日:令和3[2021]年 1月16日[土]
地上波初放送:
~『其の壱 石起こし』~
ある日、夏目は森の中で、小さな妖怪・ミツミと出会う。
岩鉄と言う神格の妖怪を深い眠りから覚ます〝石起こし〟の役を任されていると言うミツミ。
所が、褒美の酒を巡りニャンコ先生や他の妖怪達が、起こし役を横取りしようと画策。
ミツミを気に掛ける夏目は、手助けをする事に・・・。
~『其の弐 怪しき来訪者』~
夏目の同級生・田沼の元に現れた不思議な客人は、毎日の様に訪ねて来ては少しだけ話をして帰って行く。
そんな中、その正体が妖怪である事を知った夏目は、田沼を心配するが彼は妖怪との交流を楽しんでいた。
妖怪は悪さをする積もりは無い様だが、田沼の体調が少しずつ崩れて行く・・・。
監督
伊藤秀樹(監督)
大森貴弘(総監督)
出演
出演
神谷浩史(夏目貴志)
井上和彦(ニャンコ先生/斑)
この先ネタバレの可能性有り
【2D版/日本語版】ロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞。鑑賞日より、15日間(31日[日]現在)も経過してしまった。レポート提出を怠っていたので、内容等の記憶が薄れて曖昧となっている。厳密に言うと、本作は『石起こし』と『怪しき来訪者』とに分割される。ただ、タイトルも『夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者』だし、上映も、間にエンド・ロールやオープンが無く連続していたので1本の作品として扱う。本作は紙製の前売券だった。インターネットからの日時座席指定券へ引き換えが出来ない。それだけでも不便なのに、1月7日[木]に発出された2度目の緊急事態宣言に因り、TOHOシネマズが8日[金]上映回より、日時座席指定券の先売り(事前引換え)を中止してしまった。インターネットからの購入は鑑賞当日の0時00分より、映画館窓口では開場時間となった。通常、シネマイレージ会員だと3日前の21時00分から、インターネット・映画館窓口共々引き換え可能なのだ。この様な事が無ければ、16日[土]公開なので、遡る事3日の13日[水]の終業後にでも引き換えに行こうと思っていた。TOHOシネマズ 流山おおたかの森のSCREEN9の利用は初めてでは無い。鑑賞当日朝、TOHOシネマズ おおたかの森のサイトの座席指定画面を確認した所、私が毎回チョイスするL列14番は既に押さえられていた。ならば1列後ろのM列14番を獲得すべく、会場前に並ぶ為に早く出掛ける事とした。気概が入り過ぎていた・・・。流山おおたかの森ショッピング・センターに到着したのが6時30分頃。オープン時間を確認してみると、TOHOシネマズが8時00分、ショッピング・センターが7時30分!開場1時間前から並ぶ覚悟で出向いていたので、肩透かしを食らった感じだ。未だ1時間も有ったが、幸いそれ程寒く無かったのが救いだった。ショッピング・センターがオープンすると、何処からともなく映画館前には人が集まり始め、開場する事には結構な長さの列が出来ていた。開場し、左側チケット・カウンターへと向かい、前売券を日時座席指定券へと引き換えようとしたのだが、狙っていたM列14番も既に押さえられてしまっていた・・・。諸々の事情と、久し振りの紙製前売券の日時座席指定券への引き換えだったので、シネマイレージ・カードの提示をすっかり忘れてしまい、〝鑑賞ポイント〟を1ポイントと〝シネマイレージ〟を51マイル(=上映時間51分)の加算をふいにしてしまった!まぁ、提示を忘れたこちらに非は有るのだが、映画館係員も利用者に対してシネマイレージへの登録の有無を確認位しても罰は当たらないと思う。前置きが長くなってしまったが、SCREEN9のN列14番のスクリーンに対しての〝センター感&目線の高さ感〟だが、センター感は変わらないとして、目線の高さは感はスクリーンに打ちしだされる〝◎TOHO CINEMAS〟のロゴが丁度目線と合っていた。因みに、本作を観終わって映画館を出ると、ショッピング・センターは未だオープンしていなかった!
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===== ストーリー =====
『石起こし』と『怪しき来訪者』の様に、厳密には2篇のストーリー。
しかし、違和感無く1本の作品として観る事が出来る。
今作に限らずだが、作品全体を通して心が温かく(時たまに切なく)なる内容。
2篇共、漫画原作に有るストーリーなのだそう。
===== 設定 =====
『石起こし』と『怪しき来訪者』との合間にはエンディングもオープンも無い。
『石起こし』がAパート、『怪しき来訪者』がBパートと言った感じになっている。
エンディングは一緒で、オープンは無かった気がする。
季節は、『石起こし』が冬で、『怪しき来訪者』が真夏では無い初夏位の頃。
夏目の服装が、前者はマフラー&コートを着ているし、後者は制服が夏服。
過去の『夏目友人帳』関連の記事でも記述したかもしれないが、夏目始め登場キャラクターの誰一人スマートフォンや携帯電話を使用しているシーンが無いのは、現代作品としては違和感を覚える。
時代設定は現在だよね?
今時、山奥の田舎だからって電波が通じないとかは無いと思うのだけれど・・・?
===== キャラクター =====
『怪しき来訪者』では、田沼が主役と言っても過言では無い。
来訪者の正体は〝三篠〟が人に変化していたのだった。
藤原塔子【伊藤美紀】・滋【伊藤栄次】夫妻、多軌 透【佐藤利奈】、笹田 純【沢城みゆき】、名取周一【石田 彰】、的場静司【諏訪部 順一】が登場しないのは残念!
〝メインやモブの妖〟のデザインや設定を考えるのも結構大変でしょうな。
===== キャスティング =====
『石起こし』
金元寿子(ミツミ)
金尾哲夫(岩鉄)
岡村明美(ヒノエ)
チョー(ちょびひげ)
松山鷹志(一つ目の中級妖怪)
下崎絋史(牛頭の中級妖怪)
松川裕輝(角の悪鬼)
『怪しき来訪者』
鳥海浩輔(ササメ)
黒田崇矢(来訪者/三篠)
堀口一眞(田沼 要)
木村良平(西村 悟)
菅沼久義(北本篤史)
坂本保典(田沼の父)
今作は、登場キャラクターが限られるのでキャスティングも少な目。
恐らく、何方も欠ける事無く出演出来ているかと・・・。
漫画原作を読んでいないので、来訪者の声が黒田崇矢氏(=三篠)だとは、全く気付かなかった。
キャラクター=キャストのマッチング感は申し分無し。
===== 映像 =====
パステル調の柔らかい作画。
美しい背景。
それらを観ているだけで心が癒されて行く気がする。
===== 音楽 =====
オープンはそれ自体が無かった・・・、と記憶している。
エンディング曲は知らないアーティストだが、『夏目友人帳』の世界観にはマッチした曲調だった。
===== 期待感 =====
OVA販売前のイベント上映だろうから、テレビ・シリーズを2本分(30分×2本)を上映されると思っていた。
そうだと、何だか料金を払って、大きなスクリーンだけれどもテレビ・シリーズを観ている様な気分になる。
===== 満足度 =====
まぁ、世界観を感じるだけでも観た甲斐の有る作品だかから。
1本の作品として上映されたので、1時間実も満たない上映時間だったが、映画を観た様な気分となれた。
===== アクション =====
ミツミに石起こしの役目を果たさせようと協力する為、追い迫る妖どもを躱して東奔西走する夏目。(『石起こし』)
角の悪鬼に襲われ、危機に陥る夏目。(『石起こし』)
木偶人形に其々憑依し、ぶつかり合いながら軌跡を描いて空の彼方へと飛び去る三篠とササメ。(『怪しき来訪者』)
===== SF =====
該当要素無し。
===== コメディ =====
2篇に共通して、ほのぼのとした笑い。
特に、妖キャラクターの言動が可笑しい。
===== ホラー =====
凶悪な角の悪鬼に襲われる夏目。(『石起こし』)
妖が見えてしまうが故に、危険に巻き込まれる。
===== グロテスク =====
該当要素無し。
===== サスペンス =====
石起こしの役目を横取りするべく追い迫る妖達を出し抜き、岩鉄の眠る祠へ先に辿り着く事が出来るのか?(『石起こし』)
角の悪鬼に捕らわれてしまう夏目。(『石起こし』)
ササメに憑依されていて、身体を乗っ取られて何処かへと消え去る田沼は無事なのか?(『怪しき来訪者』)
===== 謎解き =====
岩鉄の眠る祠の有る沼を探す手掛かりは、岩鉄の一部で出来た地図のみ。(『石起こし』)
田沼に毎日会いに来る来訪者の正体と目的は?(『怪しき来訪者』)
===== 不可思議 =====
まぁ、妖が存在する事を前提としている作品だから・・・。
===== ラヴ =====
該当要素無し。
===== エロス =====
該当要素無し。
===== 悲劇 =====
該当要素無し。
===== 感動 =====
自分の様な者に大事な石起こしの役目を任せてくれた岩鉄の信頼に応える為と、必死にやり遂げようと頑張るミツミの姿。(『石起こし』)
普段、夏目を苦悩させる原因の能力を、〝来訪者=三篠〟と言う形で関わる事により、少しでも垣間見る事が出来た事を喜ぶ田沼の気持ちは、夏目を思いやり、共に並んで歩いていると実感を得られた喜びだと思う・・・、田沼って本当に良い奴。(『怪しき来訪者』)
===== ドキュメンタリー =====
該当要素無し。
===== 歴史 =====
該当要素無し。