『ランボー ラスト・ブラッド』 | 狂気と正気の狭間

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鑑賞日時:令和2[2020]年6月26日[金]/9:15~11:05
映画館名:TOHOシネマズ 流山おおたかの森/SCREEN1
座席番号:H-9

映画館公開日:令和2[2020]年 6月26日[金]
地上波初放送:
かつてアメリカ陸軍特殊部隊、通称グリーンベレーの兵士として、ベトナム戦争を生き抜いたジョン・ランボー。
帰還してからはPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされながらも、伝説の戦闘マシンとして、世界各地で戦いに身を投じて来た。
そんなランボーも今ではアメリカに帰国し、故郷アリゾナの牧場を営みながら、古くからの友人のアリアとその孫娘のガブリエラと、〝家族〟として平穏に暮らしていた。
所が、自分を捨てた実の父親がメキシコに居ると知ったガブリエラが、ランボーの反対も聞かず一人で危険な地に踏み込み、人身売買カルテルに拉致されてしまう。
怒りに燃えるランボーは、最愛の〝娘〟を救出し、一味への復讐を果たす為、元グリーンベレーのスキルを総動員し、戦闘準備を始める・・・。
 監督 
 エイドリアン・グランバーグ
 出演 
 シルベスター・スタローン(ジョン・ランボー)
 セルヒオ・ペリス=メンチェータ(ウーゴ・マルティネス)
 イヴェット・モンレアル(ガブリエラ)
 オスカル・ハエナダ(ビクトル〝ビト〟・マルティネス)
 パス・ベガ(カルメン)
 アドリアナ・バラーサ(マリア・ベルトラン)
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/字幕版/R-15+指定】
 
ロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞。
来場特典無し。
 
今回利用したTOHOシネマズ 流山おおたかの森もSCREEN1も初めてでは無かったので、過去の記録を〝参考〟にして、この度の座席を決定した。
ただ、前回訪れた時は同じSCREEN1でも〝G列9番〟だったのだが、昨今のコロナ禍の影響で、映画館内の座席もソーシャル・ディスタンスと言う訳で、前後左右を一席ずつ開ける事となっているので、G列9番は〝空ける席〟となってしまっていた。
そこで、〝センター〟である9番を優先し、一列後ろのH列を選択してみたのだが、実際に感覚だと、どうも9番がセンターでは無い様な気がした。
スクリーンに映し出されるTOHOシネマズのロゴ・マークの〝◎TOHO CINEMAS〟の〝N〟の文字が正面に見えたからだ。
目線の高さは、〝少し見下ろす〟感じ・・・、だった様な気がする。
・・・と、ここ迄記しておいて何だが、前回訪れた時は、TOHOシネマズへ確認してはいなかった事が後日判明した。
その事は、前回訪れた時の『日本のいちばん長い日』の記事をご参照願いたい。
6月19日[金]より、日時座席指定券の事前販売が再開されたので、23日[火]の21時00分(シネマイレージ会員)に引き換えが出来る様になって良かった。
 
 
 
 ===== ストーリー ===== 
想像した通り。
容易に先が読める。
まぁ、その分、頭を使わなくて済むので観ていて楽。
 ===== 設定 ===== 
原点回帰なのだそうだ。
過去の作品は、〝戦争〟がテーマだったのに対して、今作は〝犯罪〟と、ややスケール・ダウンした感は否めない。
サブ・タイトルの〝ラスト・ブラッド〟は、シリーズ第1作目の原題『FIRST BLOOD』への〝アンサー・タイトル〟との事。(映画館版売パンフレットより)
何だよ、〝アンサー・タイトル〟って!?
 ===== キャラクター ===== 
ジョン・ランボーも、やはり老いは隠せない。
それをありのままに描いているのは良し。
マルティネス兄弟は、悪役として貫禄が無かった。
カルメンも、もう少しランボーに深く関わって来るのかと思ったが、そうでも無くアッサリとフェイド・アウト。
ガブリエラは自業自得。
人の忠告を聞かないからだ。
アメリカ人って、そう言うキャラクターが多い気がする。
人の忠告も顧みず、結局は後悔して取り乱すみたいな。
どうやら、ガブリエラはランボーと〝養子縁組〟して〝義理の親子〟となっているらしい。
 
メイン・キャラクターが少なくて分かり易い。
 ===== キャスティング ===== 
シルベスター・スタローン以外、誰も知らない役者。
出演料も安上がりだった事だろう。
 
因みに、日本語版のキャストは以下の通り。
 日本語版ヴォイス・キャスト 
 ささき いさお(ジョン・ランボー) 
 武田真治(ウーゴ・マルティネス)
 花澤香菜(ガブリエラ)
 ケンドーコバヤシ(ビクトル〝ビト〟・マルティネス)
 井上 喜久子(カルメン)
 小宮和枝(マリア・ベルトラン) 
 
まぁ、観る予定は無いが、テレビ放映での吹替は、やはり、ささき いさお氏が一番マッチしていると思う。
武田真治氏やケンドーコバヤシ氏何て、不安要素しか思い浮かばない。
 ===== 映像 ===== 
残虐シーンのオンパレード!
クライマックスで、人が惨たらしく殺されるシーンには、少々、辟易した。
それを言ったらお終いか?
それがランボーの見せ場なのだから・・・。
本国アメリカでの公開は、冒頭のハイカー救出シーンの12分間をカットしての上映らしい。(映画館販売パンフレットより)
エンド・ロールでは、シリーズ過去作品の名シーンが。
若くて精悍だった頃のランボーを見せ付けられると、時の流れを痛感して悲喜交々。
 ===== 音楽 ===== 
爆破シーン等の効果音は迫力が有ったが。
BGMや主題曲等は特に印象に残らなかった。
 ===== 期待感 ===== 
これ迄のシリーズの晩節を汚す一作とならないか心配だった。
『ランボー 最後の戦場』で終わっていれば、綺麗に幕引きが出来て潔かったのに!
〝最後〟じゃ無かったのかよっ!
 ===== 満足度 ===== 
想像していた通りのストーリー展開。
まぁ、これでランボーの勇姿も見納め(『ロッキー』シリーズ×『クリード』シリーズの前例も有るが・・・)かと思うと感慨深いものも無くも無い。
 
 
 ===== アクション ===== 
ガブリエラを追ってメキシコへ赴くランボー。
治安の悪い街を探し回る中、マルティネス兄弟の縄張りへ入り込み、多勢に無勢でボコられる。
それでも、始めの内は元グリーン・ベレーの本領発揮で数人はブチ倒していた。
クライマックス、ウーゴ・マルティネス率いる武装集団との、トンネル内での死闘。
一応、お約束としてランボー自身も傷を負う。
 ===== SF ===== 
該当要素無し。
 ===== コメディ ===== 
該当要素無し。
 ===== ホラー ===== 
〝人〟を理不尽に誘拐して〝商品〟として売り捌く恐ろしさ。
ランボーを敵に回すと怖いぞ!
クライマックス、ランボー牧場が在るのはアリゾナ州。
アリゾナ州には未だ死刑制度が存続する。
いくら犯罪者集団とは言え、あれだけの人数を殺害したら、ランボーだって有罪は免れないだろう!?
・・・って事は、死刑?
正当防衛はちょっと厳しいだろう・・・、あの殺し方は過剰防衛だ!
 ===== グロテスク ===== 
惨たらしい殺し方の見本市。
〝R-15+指定〟にもなるわな!?
 ===== サスペンス ===== 
冒頭での、行方不明のハイカーを捜索中、迫り来る鉄砲水からどう逃れるのか?
ランボー牧場の地下トンネルでの、姿の見えないランボーの心理的圧迫。
 ===== 謎解き ===== 
行方不明となったガブリエラの行方は!?
カルメンは何故、危険を冒して迄もランボーを助けたのか?
 ===== 不可思議 ===== 
該当要素無し。
 ===== ラヴ ===== 
該当要素無し。
 ===== エロス ===== 
該当要素無し。
 ===== 悲劇 ===== 
人身売買組織に拉致され、麻薬漬けにされた挙句に命を落とすガブリエラ。
まぁ、私としては自業自得だと思うが・・・。
未だに戦場で体験した心の傷が癒えないランボー。
ガブリエラの復讐の為、再び戦いに身を置く事となるランボー。
 ===== 感動 ===== 
言ってしまえば〝大量虐殺〟だが、何か〝遣り遂げた感〟を醸し出すランボー?
 ===== ドキュメンタリー ===== 
該当要素無し。
 ===== 歴史 ===== 
該当要素無し。