こんにちはぁ。
先回は、ちょっとまた難しい経済記事を使って、英語学習したいなぁと思い、ちょっと背伸びして取り組んだのですが、なかなかこれを続けていくって難しい・・・と思って、今日はまた英語版『耳をすませば』(”Wisper Of The Heart”)に挑戦したいと思います( ´艸`)。
とても好評を頂いている・・・(見てくださる方が多いw)・・・シリーズで、私も驚いています。あまりいい加減なことは書けないなぁと思いつつも、なんとか私が知っている事を伝えたいなぁと思ってます。おそらく映画の見方も、そして本の読み方も変わってくるはずです。
先回は、「雫(しずく)」は、電車で遭遇した「ねこ」(後に名前が「ムーン」(月)と分かる。これも重要な意味があります)に誘われて、父の働いている図書館のある丘に舞い込んでしまう所まで話しました。その丘にある「高級住宅街」を、「雫」は初めて見るのですね。
さて今度は「ねこ」が、家の塀を歩いて、とある家の犬をからかっています。尻尾を垂らして、犬を弄んでるんですね( ´艸`)。その姿は、まさしく「不思議な国のアリス」に出てくる、「チェシャ猫」そのものです。「ねこ」、笑ってる( ´艸`)。
Shizuku: No way! He came all this way just tease that DOG?
no way.....「ありえない!」(この返答として、冗談で「Yes way!」って言ったりしますw)
all this way....(はるばる)ここまで来て
tease.....からかう、弄ぶ
(余談ですが、この家の表札が「鈴木」となってますが、もちろんこれは「洒落(しゃれ)」ですね(笑)。この映画のプロディーサーは、鈴木敏夫さんと言いまして、超おっかなそうな、百戦錬磨の上司ですね。映画監督の近藤善文さんは、きっと「がみがみ」言われていたのでしょうね( ´艸`)。)
さて、この「ねこ」は、「雫」つまり「アリス」を「上から目線」で見ながらも、不思議と変な助言をして、彼女のことを導いていくんですね。いろいろと迷わせながらも、「雫」の成長を・・・いわば陰ながら「見守っている」ような存在です。夜道の「月」明かりみたいねw。
ここで、「アリス」の事についてちょっと触れておきます。原本では、「アリス」が「うさぎの穴(Rabit hole)」に落ちると、いきなり体が「大きくなっている」のに気付く。アリスが困っていると、ある小瓶を見つける。「Drink Me」と書いてあるので、その「液」を飲むと「小さくなる」。でまた話が進むと、「大きく」なったり、「小さく」なったりします。
これはつまり、少女「アリス」は、「大人」と「子供」の間を行ったり来たりする。本人(「アリス」)は、「自分は大人!」と思ったり、「でもやっぱり子供だった」と悟ったりすることを表現してるわけです。「不思議の国」の住民たちが、「アリス」を揶揄したり、馬鹿にしたりするのは、「アリス」が人間として「中途半端」なんだよって諭してるんですね( ´艸`)。
この点は、「不思議な国のアリス」で、普通に論評されたりされている内容と、逆かもしれません。「不思議な国」の住民が変で、「アリス」が普通だと。そう理解されてたりする事が多いように思います。でも、実際の「アート」制作の現場では、全く逆に理解されている。著者の意図もそうですね。…専門家もやはり、こっちの解釈だと思います。。
ところで、この「アリス」の変貌の構造をうまく使った映画に、『ハウルの動く城』があります。主人公の「ソフィ」も、女性としての自分に自信が持てず、その不安な心情を、「老婆」にしたり、また元に戻したりすることで表現させてます。その内この映画もシリーズ化します。
今回は、ここまでです。ちょっとこれ以上先に進むと、またまた長~い文章になってしまうので( ´艸`)。
それではまた次回に!
ご愛読ありがとうございます!
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