「お母さん よかったやん！
お母さん、絶対好きになるわ！中に入ったらすぐ耳買ってつけるんやで！」
「お母さん、よかったな〜！
ディズニーやったら 近いから 私の家に
泊まったらいいでー 電車一本やから」
それぞれ娘たちから
かけられた言葉。
私が初めてディズニーランドに行くと言ったら
二人ともいろいろ教えてくれた
私は魔法学校の校長をやっていて
生徒として集まってきてくれる人たちは
まあ なんというか
愛の人やな
優しい優しい人
生かされてるということがわかってる人らやな
目の中に光がある
極上の光やな
ディズニーランドに行く気になったのも
生徒さんたちが 「行きましょう！」と言ってくれたから。
私は
三人子供がいて夫も一人いる
子供が小さいときに
ディズニーランドに連れていってやりたかった
でも 行かれんかった
主人は真面目で
商才がイマイチで 利益が少なかったな
暮らせるけど
暮らすだけでなー
子供は大きくなって
それぞれバイトして
友達とディズニーランドに行った
今日
ディズニーランドで
小さな女の子たちが
カラフルなドレスを着て
嬉しそうに歩いてるのを見て
それを満足そうに撮影しているお母さんたちの顔をみて
私が若い母親だったころの
顔が見えた
私は自分の力の無さに怒ってた
頼りない夫を選んだ自分にも
あてにできない
自分の両親や身内しかいない
自分の境遇にも
怒ってた
子供に人並みのことをしてやれないことに
怒ってた
じんわりと
静かに
傷があったな
現場に来てみてわかった
現実の家族と一緒じゃなく
他人だけど
心を開きあってる人たちと来てみてよけいに
それがわかった
子供をディズニーに連れて行けなかった自分は
ディズニーに行ったらあかんと思ってたんかもなー
なんかある意味
聖地なんよな
家族にとってディズニーランドって
毎回
うちのツアーは
神さまや仏さまが応援してくれはるから
奇跡のような流れの良さがあるんよな
今回も魔法つかった
まずディズニーの女神みたいな詳しい人が来てくれた
そこにディズニー親方やリアクション女王多数
無邪気メンバー
ゲラゲラ族 おしゃれ族 お笑い人が集まった
天気
時間スムーズ
予約なしでも満席でも近い席が空く
アトラクションもわりとスムーズ
カリブ
トイストーリー
ドナルドの3D映画みたいなの
ホーンテッド
ホテルブュッフェディナー
パレード
ビッグサンダー
に 行けた 買い物もいけた
泣くぐらいおもしろいハプニングあり
なんかみんないちいちおもしろい
おとうさんも
精一杯 父親役と夫役と息子役やってたな
30代で 好きでもない商売やって
真面目で偉かったわ
30代ってわけわからんやん
もう
ただの友達になろう笑笑
ええ人やもんな
責めるのやめよう
ディズニーの奇跡
