4月の最初から後半まで読んでいた小説です。

 

 

東野圭吾さんの小説・・本当に面白かったです。

 

東野さんとの出会いは去年の6月に読んでいた「クスノキの番人」・・えーー!?ついこの間だと思っていたのにもう1年近く経つんですね。

 

 

 

 

なるべく後ろ表紙の説明を見ないように読み始めました。たいていあらすじとか書いてあると予測してしまい・・もちろん買う時の案内にはなりますが・・想像する楽しみがなくなってしまいます。

 

何かしらの犯罪を犯して逃走して空き家!?に忍び込んだ若者3人・・そこから物語はスタート。閉ざされたシャッターの郵便受けに入れられた封筒・・何かおかしい・・私はすぐ予想しました・・過去からの手紙だということ・・合ってました。

 

 

舞台は2010年ころ・・なのに1980年と繋がっています。

 

ナミヤ雑貨店・・名前の順番がかわるとナヤミ・・そこから悩み相談へ・・

 

若者3人が逃げ込んだ空き家・・そこがそのもう廃墟になっているナミヤ雑貨店でした。そこに投函される悩み相談の封書は1980年の世界から届く・・そして若者3人組がその悩みに答えを書くという物語。

 

実家が魚屋のミュージシャンを目指す男性・・もうすぐ病気が亡くなる彼のそばにいたいのにオリンピックを目指す女性、そして自立して育ての親に恩返しをしたいという女性・・複雑な悩み・・

 

それにズバズバ答えていく若者3人組。

 

複雑に絡み合っているストーリー・・ある養護施設が鍵に。そして一つにまとまっていくそれぞれのストーリー。

 

複雑でありながら私でも分かるストーリーの書き方・・本当に惹き込まれました。

 

東野圭吾さんは本当に凄いと思いました。去年読んだ「クスノキの番人」・・もう1年近く経つのにストーリーを覚えています。読んでいる時は面白くてもほとんどの小説は忘れてしまいます。なのでここに書いていますが・・でもたぶんこの小説も忘れないでしょう。東野圭吾さんの魔力だと思います。

 

これからも彼の小説を見かけたら買おうと思います。

 

楽しい時間をありがとうございました。