タイトルの通り、妊婦がやってはいけないことや口にしてはいけないものを以下にまとめてみたので読みたくない方はスルーしたくださいニコニコ※すべて説明すると長くなるので、今日は上6つのトキソプラズマに関係する話をしていきます。

 

 第1回目:妊婦はお肉に注意

 第2回目:魚や海藻、卵などの注意点

 第3回目:チョコレートやコーヒーの危険性は?

 第4回目:プラスチックの発がん性物質

 

今回解説内容:

  • 生ハムや加熱が不十分な肉を食べる
  • 野菜やフルーツをよく洗わず食べる
  • 猫のふんが混じった土をいじる
  • ガーデニングや畑仕事で土を触る
  • 庭やベランダで育てているハーブを洗わずにそのまま食べる
  • 同じまな板と包丁で生肉と野菜を兼用
  • 料理などで生肉を触る
次回解説内容:(興味のある内容を選んで以下から飛べます)
  • 水銀を含むマグロ等の大型の魚を食べる→
  • ひじきや昆布などの海藻をよく食べる→
  • 半熟卵が好き、生卵を触ったら手を洗わない→
  • ハトのフンが近くにある→
  • カレーに入っているウコンなどのスパイスが好き→
  • レバーやうなぎが好きで食べる→
  • チーズを食べる→
  • アルコール飲料やタバコ、薬の摂取→
  • 水分補給をこまめにしない→
  • チョコレートやココア、コーヒーが好き→
  • 葉酸の過剰摂取→
  • ハーブティーを飲む→
  • 生姜をよく食べる→
  • みかんをよく食べる→
  • プラスチック製品を使ってよく飲食している→
 
特に生肉を食べたり猫のふんやガーデニングで土を触ることでトキソプラズマという寄生虫や他のバクテリアに感染するリスクが高まります。
 
トキソプラズマは一度感染すると一生体内に寄生し続け、問題なのは妊婦が生まれて初めて感染することです。感染すると脳や目に障害のある赤ちゃんが生まれやすくなり、脳の肥大化や水頭症、網膜炎などによって大きくなっても歩行困難になる場合があります。
 
胎児に感染する可能性があるのは、受精が成立したときからで妊婦のトキソプラズマが胎児に感染する確率は約30%で、妊娠10週くらまでの場合は4%程度です。
 
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過去に妊娠4か月の妊婦さんが焼肉屋で知らずにユッケやレバ刺しを食べたことで、赤ちゃんがトキソプラズマに感染した例があります。その時の症状として、食べた2週間後に首のリンパ節が腫れ、風邪のような症状が出たというのです。症状は次第に良くなったので気にしていなかったものの、出産後に赤ちゃんの血液からトキソプラズマの抗体が見つかり感染が発覚。通常は感染しても症状がないか小さいのが特徴でトキソプラズマの検査をしない限り妊娠中には発見しづらいです。
 

対処法

☑️野菜やフルーツにもトキソプラズマが潜んでる場合もあるので口に入れる前によく洗う。

 
☑️猫を飼っている場合や調理で生肉を扱う場合は別の人に代わってもらうか、やむをえない場合は手袋をして感染リスクを下げる。
 
☑️トキソプラズマは70度の10分間加熱で死滅すると言われているので、肉を肉汁が出なくなるまで十分に焼く。
☑️トキソプラズマは-20℃以上で24時間以上冷凍すると死滅する。家庭用の冷凍庫の温度は-17~-21℃程度。 ※約-18℃程度なので、死滅しない可能性もあるので注意が必要。 
 
生肉が接触したまな板、洗い場、包丁等は、そのまま使用せず、洗剤でよく洗ってから熱湯消毒し、
☑️60℃の温度で消毒する場合は約30分。 
☑️80℃の温度で消毒する場合は約1分。 
☑️100℃の温度で消毒する場合、数秒間。 
※その後は水と石鹸でよく手を洗い流しましょう。
 
また、妊娠後の感染が発覚した場合、トキソプラズマが胎盤から胎児にうつるリスクを減らす薬があり、重い病気の割合が7分の1くらいまでに減ると言われています。重い症状の赤ちゃんは国内では年間5人程ですが、その10倍ぐらいは全く症状がないまま、大人になるにつれて視力障害になるケースもあります。 ちなみに生肉を日常的に食べるフランスやベルギーは約80%もの妊婦が感染していると言われています。
 
妊娠が発覚したら速やかに自分の周りや口にするものに意識をしなければなりませんね。
 
 
それでは妊婦がしてはいけないこと②に続きますニコニコ