皆さん、おはようございます。
「パジャマゲーム」、ついに劇場入りいたしました!!!
・・・
というタイミングでブログをアップするはずだったのですが・・・
劇場入りしてあっという間に3日経ち・・・
連日の想像以上にエキサイティングな舞台稽古で、ブログを書く余裕が無く、書き上げたのが今になってしまいました
そして、今日!!!!!!!本日!!!!!
ついに『パジャマゲーム』日本初演開幕です!!!!!!!!
(あの有名な「スチームヒート」も日本初演!)
が、そんな今もなお演出・トムによる構築と破壊と構築は続いております。(昨日寝ぼけながら深夜にこのブログを書いていて寝ぼけて2回も消しちゃって、あまりのショックに意識が遠のいたので、朝更新。まさに構築と破壊!)
「メリー・ポピンズ」出演情報は更新させていただきましたが、なんと、日記を書くのは1ヶ月以上ぶり!!!!
(新納さん撮影!オーケストラ合わせ中の一枚。新納さんの後ろで何か書いているのが私です)
今日は!だから今日は!開幕当日の朝だから!
長文日記
“パジャマゲーム稽古総まとめ!写真出し尽くしスペシャル”
を更新しますよ!
約1ヶ月半の「パジャマゲーム稽古」。
すごくありきたりな言い方をしますが、“怒涛の稽古期間”でした。
毎日毎日が濃すぎて、毎日長文日記を書きたいほど。
でもそういう時ってやはり帰宅後もずっと作品の事を考えてしまって、なかなかブログが書けなくなってしまいます。
トム・サザーランド演出、ミュージカル「パジャマゲーム」、とにかく一瞬の隙もない舞台なんです。
(通し稽古ダイジェスト映像)
堂々と【ダンスミュージカル】と銘打てる、ダンスがいっぱいのノンストップミュージカルに仕上がっています。
振付のニック・ウィンストン氏によるダンス稽古初日に楽曲を使ったレベルチェックワークショップのような時間があって(これは前回の日記に書きましたね!)、
これがとにかく激しい振付だったんですが、翌日からその数倍賑やかな怒涛のダンス稽古が開始。
ニックの振付は余っているカウントが無い!すべてのカウントに振りがついていて、これを歌いながら踊るのでもう役者は必死!!!
ダンスシーンは、演出に合わせてどんどん変更されていったので、“以前は踊っていたけれど踊らなくなった振り付け”や、“以前は一緒に踊っていたけれど演出の関係上踊らなくなること”も沢山。
稽古中盤は「えっと、結局このシーンはどの振付になったんだっけ?場所はどこになるパターンが正解だっけ?」とわからなくなることも。
踊りこんだ振付が変更になっても、すぐに対応できるスキルの高い共演者の皆さんにいつも支えられ助けられながら、なんとか食いついてきました。
共演者の皆さん、メインさんもアンサンブルもみんな本当に素晴らしい方々ばかり。
このメンバーだから乗り越えられた場面がすでに何度もありました。私の誇りです。
(天野朋子ちゃんのお誕生日の時の写真)
ご自身も大変な中、みんなのために毎朝ウォームアップをしてくださったり皆を引っ張ってくださった振付助手兼ご出演の青山航士さんにも心から感謝いたします。
そしてダンスシーンだけでなく、お芝居のシーンにも連日数々の変更がありました。
セリフが少し変わるのは序の口。
時にはシーンの設定、場所、登場人物、シーンまるごと変わることも!
そのたびにセリフを覚え直し挑戦しつづけ、トムの要望になんとしても応えようとするメインキャストの皆さんをはじめカンパニーの皆さんをそばで見ていると「自分ももっと頑張れるはず!」と底知れぬパワーが湧いてきました。(そして、帰宅後はきまってバタンキュー!)
(稽古場打ち上げにて)
そして、スタッフの皆さん。
変更があるたびに私たちの安全を第一に考えながら、本当に本当に全力で対応してくださっています。各セクションがもうこの上ないほどに全力で!私たちキャストが帰った後も、スタッフの皆さんは必死で作業してくださっています。
感謝という言葉以外で、言い表すことができません。本当にありがとうございます。
舞台稽古期間3日目が終わり、『稽古』と呼べる期間が終わりました。
「形が明確に出来上がっていないものを、毎日あーでもないこーでもないと作り上げる時間」ってなんて素敵で幸せなんでしょう。
「まさにクリエイトしている!」と感じる場面を何度も体感、目撃してきました。
もちろん一筋縄にはいかないし、本当に体力の限界を感じる日もあったけれど、同じくらい楽しく愛しい時間を私は経験してきました。
そして私に、楽しく愛しいパジャマ工場の家族が出来ました。大好きな家族です。
私は小さい頃からミュージカルに出るのが夢で、今、ミュージカル女優として夢の世界でお仕事させていただいています。
【やりたい仕事】が出来るなんて、こんなに幸せなことはありません。
でも【やりたい仕事】だからこそ、大好きだからこそ、上手くいかないときに感じる自分へのいら立ちやもどかしさ、「もっともっと!」と言う気持ちは大きく、
好きな分だけ、様々な気持ちが心を揺さぶる気がします。
【やりたい仕事】だからこそ、上手くいかないときは普段の数倍落ち込むこともあります。
でもやっぱり、何かを達成した時、シーンが出来上がった時、共演者の皆さんと笑いあえた時、スタッフさんやカンパニーが一丸となって同じ目標に向かって進むとき、応援くださる方々・友人や家族が舞台を楽しみにしてくれているのを感じた時、お客様の姿を見た時、
『そうそう、これこれ!だから私はミュージカルが好きなんだ』と、もうどうしようもなく気持ちが高揚する瞬間があります。
大好きな人の大好きな部分を見た時のような、とんでもなく幸せな気持ち。疲れが吹き飛ぶ、あの感じ。
この瞬間があるから、色んな落ち込みや心の迷いと体の疲れをふっとばし、ただ一心に進んでいけます。
舞台は私に、そういう、ほかのどこかで経験できない感覚をプレゼントしてくれます。もうずっと、この世界にメロメロ。骨抜きなんです。
「パジャマゲーム」はまさにそれを表現したような作品。
体力的に、とってもハードですが、だからこその喜びは何かで量れるものではありません。
楽しく愛しい作品が出来上がっています。
冒頭でもすぐにそう歌いますが、私たち「パジャマゲームが大好き、何よりも自慢」なんです。
こんな時間をくださったトム・サザーランド氏とニック・ウィンストン氏に、感謝します。
沢山の方に、観ていただきたい作品です。
今日は公開ゲネプロと初日。
舞台稽古で変更になって、ゲネプロで初めて通せるシーンなんかもあります。もうどんなふうになるのか、私達も未知です。
ちょっと怖いけれど・・・・ワクワクしませんか?
私はワクワクしています。
幕が上がります。
「パジャマゲーム」日本初演が間もなく開幕いたします。
1954年のアメリカの片田舎のパジャマ工場で、皆さんをお待ちしています。
※長文日記、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ブレンダ/青山郁代
194☆
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