ミス・サイゴン 最終章~大千穐楽日記~ | 青山郁代オフィシャルブログ「194Days」 Powered by Ameba

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舞台を中心に女優として活動しています。
ブログには日々の出来事、思った事を気の向くままに。

皆さん、こんにちは!

 

日曜日の夜ですね。

 

 

【キューティ・ブロンド】お稽古の日々を過ごしていますラブラブ

 

頭がすっかりキューティ・ブロンドです。寝てても夢の中でキューティ・ブロンドの難曲の音取りをしていますえーんラブラブ

 

 

♪~ふふふんふ~ふんふん リーガリーブロ~~ンド♪

 

 

 

でも、心の中に小さな引っ掛かりが・・・

ねぇ!!わたし、ミス・サイゴンを終わらせられていない!!!!!!

 

 

ブログでちゃんと言葉にしてミス・サイゴンを終わらせることが出来ていない!!!!!

 

 

 

 

大千穐楽から、進みゆく毎日の中で、止まった記憶。止めている記憶。

ミス・サイゴン大千穐楽日記をついに書く日がやってまいりました。

 

 

(公式ツイッターより)

 

 

もう3週間も経っていて、毎度毎度遅すぎるのですが、

もし大千穐楽の翌日に日記を書いていたとしたら想いが溢れすぎて写真が100枚くらいで文字数が2万字くらいの大ボリュームになってしまうと思うので・・・

 

 

 

これくらいのペースが自分にはちょうどいいって最近思っています。

 

 

マイペースですが、ミス・サイゴン2016‐2017日記最終章。

 

 

どうぞお付き合いください。


 

【ミス・サイゴン 大千穐楽日記】

 

 

 

 

 

<ミス・サイゴン2016‐17 JAPANツアー>

 

 

帝国劇場公演 全58回(プレビュー含む)

岩手公演    全3回

鹿児島公演   全3回

久留米公演  全3回

大阪公演   全22回

名古屋公演  全6回

 

 

ミス・サイゴン2016‐2017 全95回公演  (青山出演 全83回)

 

 

皆様の御かげをもちまして、1月22日、無事に大千穐楽を迎えることが出来ました。

 

 

 

ミス・サイゴン新演出版2012年~2013年版は全82回公演、
2014年版は88回(出演は75回)、
そして今回自分にとってミス・サイゴン史上一番公演回数の多い95回(出演83回)。

 

 

このブログを書くにあたり、初めてちゃんと数えてみました。

 

合わせると、240回ミス・サイゴンに出演させていただいたことになるようです。

 

 

色んな場所、色んな劇場、お客様との出逢い、沢山の経験、

1回1回の“生”の舞台、今日の歌、明日の歌、

舞台上で出逢う初めての気持ち、不安、緊張、共に感じる喜び、身体の疲労感、

成長、再会、歳を重ねる事、泣くこと、笑うこと、食べること、寝ること、、、生きること。

 

 

 

このミス・サイゴン240回の中にあるすべて。

回数ではないけれど、この数字は自分の歩、財産です。

 

 

 

今回のミス・サイゴンは、キャストも一新し、演出のJPを迎え、全く新しいものとして捉え、挑んできました。

 

その中で、日本のサイゴンの歴史を受け継いでいく責任のようなものも一丁前に感じていましたし、

“日本のサイゴンの歴史を超えたい!!!!”という思いが稽古中、心のどこかにありました。

 

自分を超えたい、「前回の自分に負けたくない」という気持ちも。

 

 

 

でも初日を迎え、本番を繰り返す中でだんだんと「自分にとってこのサイゴンは2012‐13、2014年と共にある」ような気がしてなりませんでした。

 

 

不思議だけど、今回のツアーに出演していないキャストさんも、一緒に出演しているような気がしてきて。皆さんの力をお借りして、この舞台が成り立っている奇跡を感じていました。

 

 

サイゴンには不思議な魅力があります。サイゴンに関わっている人は皆がこの作品の不思議を感じていると思います。

 

、、、、やめられない止まらない。離れられない。離れたくない。この中毒性は異常です!笑

 

 

 

 

よく舞台が終わった後って「アウトプットしたので、インプットします」という表現を使いますが、私にとってミス・サイゴンは感じるばかり、インプットばかりの日々だったように思えて・・・
ここで学んだことを今後どうアウトプットしていけるかを考えています。

 

 

 

 

最後の2日間、みなさんの大千穐楽ラスト3回の爆発力とスピード感、そして緊張感は今も思い出すと何か足の下の方からゾクゾクっと上がってくるものがあります。

 

開演前の円陣の時間、毎回「今日もみんなでここに集まれる幸せ」を感じていました。

 

ダイアモンド☆ユカイさんは、初日からずっと毎回いつも“みんなの歯車がひとつになりますように”と願ってくださいました。

 

 

 



駒田一さんは、今私たちカンパニーが「ミス・サイゴンという山のどのあたりにいるのか」を気にかけて、その時その時の気遣いの言葉をかけてくださいました。

 

 


そして市村正親さんは、サークルを一周し、全てのキャストの顔を見て、

「みんないい顔になってきたな!!」「いい顔してるな!」と言葉をかけてくださいました。


 

 

 

 

 

 

よく、サイゴンではカンパニーの事を“ファミリー”、“家族”と表現します。

 

いつどんな時も、なにが起きても支え合う、助け合う関係が、決して無くならない信頼と安心感があって、その安心感は“ファミリー”そのものでした。

 

 

 

どんな事があっても支えて助けてくれるであろう仲間。

自分も微力でもそうであろう、そうでありたいと常々思わせてくれるカンパニーでした。

 

 

 

 

舞台に立つとき、いつも自分と戦います。

 

“自信”との戦いです。

小さな自信は、小さなことですぐに崩れ、くよくよしたり落ち込みます。自分は自分をいつも見ているので反省点は痛いほど自分を突き刺してきます。

 

 

そんな時落ち込むけれど、「でも、こんな私のことでもサイゴンの家族は必要としてくれてるんだ!」「家族の為に、出来ない事なんてあるわけないじゃないか!!!うぉーーーー!!!!!」と。私にパワーを与えてくれる。

 

それが“ミス・サイゴン”でした。

 

(ボーカルキャプテン、大好きな吉川恭子さんと)

 

 

 

 

(同い年のメンバーで!)

 

毎日のルーティーン。

 


ハグする、握手する、肩をたたく、開演前の時間、みんなの顔。

色んな場面が心に浮かびます。いつも変わらない、全てに支えられました。

 
 


長い長い旅。出られて本当に良かった。

誰が欠けても成り立たない。みんながこのカンパニーに居てくれて良かった。

 

 

 

 

“ありがとう”という言葉を面と向かって言うのは恥ずかしいという風習がありますが、“ありがとう”の言葉が毎日飛び交い降り注ぐ現場。“ありがとう”が言いたくなる現場でした。

 

稽古を含めた約半年、とっても幸せでした。

 

 

 

 

ミス・サイゴンをご観劇くださった皆様、応援くださった皆様、支えてくださった全ての皆様、ありがとうございました!

 

 

 

~完~

 

 

 

【番外編】

 

 

大千穐楽の帰りに創業84年の釜櫃まぶしのお店へ。

 

三代目女将のおもてなし、昭和8年から継ぎ足しされた絶品のタレ、最高でした!

 

 

私達の愛するミス・サイゴンも、いつまでも継ぎ足し継ぎ足し上演され続けますように。

 

 やっぱり次のサイゴン上演を期待してしまう。

 

だって大切で大好きだものほっこりキラキラ

 

 

 

――――――

 

 

さて、明日のお昼ごろ嬉しいお知らせがあります!!

ぜひツイッターをチェックしてみてくださいキラキラベル

 

おやすみなさい!

 

 

 

 

194☆

 

 

 

 

 

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