公民館役員というものをやっております。長年住んだ地域ですが、親世代と交代して、そういった活動に顔を出すのは初めてです。この一年、それなりにいろいろなものを目にする結果となりましたが、先日、公民館審議会というものがありました。館長は私と同世代の男性。審議会の方々は、公民館長や自治会長を歴任した大御所的な男性たちです。館長から事前に意見を寄せてほしいという依頼があり、私なりの意見を伝えました。ところが、会議で配られた資料に、私の意見はありませんでした。掲載されている意見は、館長の意見であり、役員の意見は募ったものの、あったのかなかったのか。大御所的な方々は、結局は、取り上げられなかった私の意見と同じ方向性の意見をおっしゃっていましたが、それにしても、その場を平穏無事に収めたいがゆえに、問題提起となる意見は除かれたのだと私は解釈しています。イエスマンとか、コメツキバッタとか、昔は自分の出世のために上司に媚びてばかりいる人を、職場ではこんなふうに呼んでいましたが、なんと地域の自治組織にも、そういうことがあるとは知りませんでした。公民館が、民主主義に悖(もと)る組織であるならば、公民館活動とは今後一切の縁を切ります。