ここまで支えていただいたお二人の女性に謝辞を述べたいと考えます。私がいちばん苦しかった時、消えてしまわずに済んだのは、Nさん、あなたのおかげです。それまで距離をおいていたかもしれませんが、私が最後に助けを求めたのはあなたでした。私にとって、遠くに見えるあなたの背中は永遠に美しいものです。あなたが通信制の生徒に向けて話した目張り寿司の話、心に残っています。優しくて、深くて、けれど、むやみに寄り添わないのがあなたの愛のかたちです。ありがとう。Yちゃん、私が生徒に自分らしい最後の挨拶をして、教師としての生命を終えた夜、マリア様のように外つ国で私を迎えてくれましたね。25年の歳月を経て、私たちは“そのまま”でしたね。変わらないってことは大切ですよね。私はこれからも変わりません。ありがとう。