当たり前のことだが、時間は連続している。けれど、これまでどれだけ刻まれているなかで生活してきたことか。昼は5分で掻き込んでいた。早食いが習慣化した。バタバタバタバタ毎日していた。自分がバタバタしている頃はよかったのだが、近頃では周囲のバタバタする様子が疲れを呼んだ。刻まれる時間のなかで雑に生きるのはもういやだなと思った。平日、休暇をとって公園に出かけた。青空のもと、残雪の峰々を背景に、暖かな風にノックされて花の蕾もほころぶなか、公園で遊んだりランチを食べる親子連れは連続した時間を謳歌しているように見えた。幸せなほのぼのした時間が流れていた。