試作品という名の自分用 | made in jike

試作品という名の自分用

停滞の21年春以来、ここぞとばかりに試作品という名の自分用を作ってばっかりですが、その「試作品」というのは何の試作なのか、と、まずはやっぱり靴の手作り教室なわけで、それは自分の履きたい靴を自分で作るということを掲げてやっておるのですが、もちろん、なんでもかんでも出来ないので、教室にお越しくださる方のご要望の中で、自分ができることはなるべくお応えしなきゃならん、と、でもなんにせよ自分が作れなきゃ元も子もないってんで、今まであんまりやってこなかった技術の確認と習得を、どうせなら自分の履きたい靴を自分で作るということで「自分用」なんですジケの靴工房です。


でまぁながながともちやもちゃ
要するに仮想教室のお客様を自分で演じているという自作自演。
これはどこにもなににも到達しないのでは?
と、ほぼ砂場遊びと一緒。


革底で履いてみたい自分。


やっぱり、ひも靴がフォルムも好きだし履き心地も好きだな、と、「好き」が脱ぎ履きの面倒臭さを上回る自分。


お気に入りのデザインの靴を作り続ける停滞の中の楽しみ。
中年も半ばをだいぶん過ぎて、黒い靴を履くようになった自分。


靴紐のレザーレースも同色にして得意げな自分。自分がお得意様。