動物と植物 | made in jike

動物と植物

冬から春への季節の変わり目には、風の強い日が必ずありますジケの靴工房です。



先日の大風。

あんたんとこの杉の木、倒れとるよ。とのお知らせ。

朝、見てみると一番大きかった杉の木がどっさりと倒れとった。



根本がバリバリ。

もう弱ってたのかもしれん。

すごい風だったけど。



家に当たらず、しかも一番安全なところへ倒れとられる。

奇跡だ。

この状態で丸一日まったく気が付かんかったのがお恥ずかしい。

危機感なさすぎ。

頭を抱える事態だけど、幸いにも、庭の杉の木を切り倒してもらうお願いをしていたのが本日。

ちょっとだけ右往左往して、職人さんに任せて、ちんとしとりました。

結局何もしてない。傍観者。



切る前にお清めの塩で手を合わせました。

いちおね、長いこと生えとったからの、ということで。



切った後。

景色が違って見える。



いままで気にしてなかったものが、存在感をだしてきます。



切り株。



真ん中の方だけ色が濃いのは何故だろう。

謎。



あそうだ、なんつって、ちまちま年輪を数えてみると樹齢36年くらい。

自分の年齢と同じだ。

切り倒して初めてわかる成長具合。

人間も死んだとき年輪的な成長過程がわかればいいのに。

そこには絶対評価しかないからね、といっても自分では見れんか。。。



寺家に住みはじめたのが2008年だから、ここらへんか・・・

樹齢1000年以上と言われる屋久杉が急に気になりだします。

枕草子の時代と現代が1本の樹に同居していることの不思議。