なぜ古いものに魅力を感じるのか
日本の手づくり。
生活が基本的に「手づくり」であった時代。
今さらながら、その奥深さに驚かされますジケの靴工房。
もう何十年も前の織物を使っての鞄製作。
茶道を嗜む方からのご依頼とのこと、O江さん。
裏地はお嫁入りの際(4~50年くらい前)に使った風呂敷を再利用。
藍染がいい雰囲気に褪せ、もはや、いい、としか言葉が出てきません。
道具を使い込んだ「風合」は、それを意図していない分いつまでもどれだけ眺めていても、もはや安らぎしか与えません。
マチ部分と取っ手部分を革にして作っておられました。
完成が楽しみ。
生地アップ。
今では様々な色の毛糸があってなんでも作れそうですが、昔の織物の雰囲気は超えられないらしいです。
織物をやっておられる方の実感。
でもだから新しいものがダメってことではなくて、それはやっぱりどれだけ使い続けられるかが問題なんだろうなと、ボクみたいなちょろちょろもんが愚考する次第でございます。
ユニクロでもなんでも30年40年使い続ければいいんじゃないでしょうか。
それをどんな形にせよ補修し再利用し使い続けたくなるかどうか。
生地の端っこ。
こういうのを裂き織りっていうのでしょうか?
金看板で飾り立てた権威的なものすべてが薄っぺらに見えます。
なんて、ちょっと興奮して大口叩いてみたい気分になりました。
かしこ。



