奈落の底とファッキューマネー | 香港OL記

香港OL記

香港の外資系企業でひっそりと働く日本人です。

ブログを始めたことさえ忘れていたこの数年間、お局に拍車がかかり忙しかったのですが、つい最近会社のプチ大奥の戦いに敗れました。敗北…。ちーん。

そりの合わない上司がやっと退職して、心機一転ついに私の花咲く日々!のはずが、そう思うようにはいかずむしろ現状後退。かなりの凹み具合で、初めて一カ月会社で涙をこらえながら仕事をするくらい追い詰められていました。

部下の前で泣くわけにもいかず、いけ好かない同僚たちに弱みを見せてゴシップのネタを提供するわけにもいかず、心と眼のふちに涙をためながら笑顔を作る毎日に神経完全消耗。

今まで超えたことないレベルのストレスを抱えて、中年不良化しました。

 

好きだった仕事もやる気なし、仕事をチームに任せて早退しては、ネイルサロンに行ったり、飲みに行ったり、とにかく会社にいたくないし同僚たちの顔なんて見たくない。しゃあなしでオフィスに行った日は、昇進したアイツやコイツの姿を見ては涙が出そうになる、を繰り返しながらの約一カ月でした。

そんな感情がマックスに振り切れたある日、数カ月前から約束し当日も行くよ!といいていた友人の大切な会をドタキャンしました。

レベル的には、結婚式出席をドタキャンするイメージです。生まれてから、友人にそんなこと一回もしたことない私が連絡もせずに約束反故。心配した友人から届いたメッセージにも罪悪感よりも心の疲労が勝ち、すぐには返信せず。

この件をきっかけに、何かが私を蝕んでいると自覚して生まれて初めてカウンセリングを受けることを決意できました。

 

日本人のカウンセラーの方も見つかり、香港スピードで予約をサクサクと取ってカウンセリングに行ってきたのが今日。

一時間の大半を私が語り、要所要所で先生が的確なまとめと意見をしてくださる流れでした。

結果的に満足!

 

自分が今日のセッションを通して理解できたことは、”私は奈落の底に落ちているなう”。

いつもなら、貞子のように奈落から這い上がれる、這い上がるしかないが、現在はプライベートが安定しており金銭面でも不安がないため、這い上がる活力がない&必要性がない。

いつでも仕事が辞めれるように、いわゆるファッキューマネーを少しずつ貯めてはいたのですが、そのおかげで落ちた奈落から元の場所にはい上がるだけが道じゃないのよ。という選択肢ができて本当に良かったと感じました。

 

今までは生爪はがれながらも、奈落の底から這いあがるのだけが生ける道でしたが今はファッキューマネーで救援隊のヘリ呼べたりするかも!

とか言いながらも、まだ気持ち的には奈落の底に寝そべってはいますがカウンセリングを通じて思考の幅が広がり自己認識と肯定、成長ができる気もしています。

週に一度セッションがあるので、わすれないように当日の気持ちと考えをこのブログに記録していこうかな。

 

ちなみにファッキューマネーとは私の友人間でよく使う言葉で、例えば会社や婚姻関係などから自分の限界を迎えたときに即去ることができる資金源のことを指します。老婆心ながら、貯めておくことを強くお勧めいたします。