【お婆サンの話】


第一野戦病院に配属となりました。
そこで兵隊さんたちの看護をしました。


日増しに兵隊さんたちが運び込まれてきて包帯の付け替えや尿や便の世話をしました。


しだいにすぐに取り替える包帯もなくなってきました。
すると兵隊さんの身体からウジがわいてきました。


寝ていてもミシッ‥ミシッ‥という音が聞こえてきます。


それはウジが兵隊さんの肉を食べている音です。


ある晩、兵隊さんが何度も悲鳴をあげるので恐る恐る包帯をほどいてみると、そこには3センチぐらいの太ったウジがいました。


そして今から⑨年前わたしは沖縄に行った。


本当は沖縄が地元の友達に色々と遊びに連れて行ってもらって沖縄を満喫するタメだった。


しかしそこで意外にも友達の知り合いであるお婆サンから戦争体験を聞くことになる。


女子学徒隊と言えば『ひめゆりの塔』の『姫百合学徒隊』だと想像する。
(先生18人・生徒222人の隊で先生13人・生徒123人が戦死)


ところが実際はいくつかの学徒隊があり、お婆サンは『白梅学徒隊』に属していたということだった。


次回はわたしが聞いた生々しい話を記してみたいと思う。


鹿児島『知覧特攻基地』


この場所には国のために散っていった特攻戦士達の遺書がある。


母上様‥わずか16歳の少年が綴った母への感謝と別れの言葉。


民子へ‥妻と顔を見ぬままの生まれたばかりの息子への将来を託す言葉。


テレビも携帯電話もない時代の手紙‥検閲される中、選んで書かれた言葉の重さを思い知らされた。


「俺は、君のためにこそ死ににいく」
この映画は知覧を忠実に描いていると言われる。


だけど本当はもっと悲惨だったのだろうとわたしは思う。