まさ君に、強引な言葉を言われ

会いに行くけど、気持ちがないから

会話がない。


私が助けてしまったら

このままずっと、こんな生活が続く。


私のマンションからも車で30分はかかり

駐車場代もバカにならない。

一度、スーパーの駐車場に止めて
うっかり朝まで寝てしまった。

朝、車を取りにいったら
フロントガラスにアイスピックか何かで
前面にいたずら書きされて、前が見えなくなってた。

こんな事も、まさ君が原因だと
まさ君にうんざりしていた。

修理代も高額取られた。


まさ君も私がもう限界だって、気付いていたんだろう。

自分のこれからを全く相談しなくなり

求人誌などを見ていた。


「お願い!諦めつくから名古屋から出てって」

心から思っていた。


ある日、まさ君から
自分の家族をここに連れて来て欲しいと言われた。

家族に会いに行った。

まだ毎日、親父さんが家に来てると。


私は、携帯番号を教えて逃げれそうな時に
連絡をくれる様にお願いした。


しばらく経って、連絡があり迎えに行った。

行きに市役所に寄って欲しいと。

また、年金か生活保護の事だろうな・・。

急いで、まさ君の所へ向かおうと車を走らせたら

「止まって!」

こんな時になんで?!

「15万円持ってたのに、なくなってるびっくり

カバンの中に入れておいたのにない。

カバンは車の中。


え?私、車の中で待ってたけど知らないよガビーン

私のせいにされるのも嫌だから
また、自宅に戻って近辺を探したがない。

本当に15万円持っていたのか定かでない。

諦めてまさ君の所に連れて行った。


母親はまさ君に会ってすぐに

「車の中で15万円が消えた」

そんな事ばかり言って何が言いたいのか
わからない。

私が盗ったとでも言いたいんだろうウ・・・ン

私、こんな惨めな家族から1円たりとももらえません。


しばらく2帖の部屋に3人が住んでいた。

まさ君は寂しくなくなったからか

私を強引に呼ばなくなった。


今後どうするつもりなんだろう・・・・・

ペタしてね
逃亡生活が始まって2ヶ月位経った。

まさ君は宿代、食費で金に困っていた。

私にはお金を借りてる事もあり

甘える言葉が言えなかった。


ヤミ金のお客にたまに会って
小銭は持っている様だった。

でも、こんな狭い所で外にも滅多に出られなくて
頭がおかしくなって来てるのか

私に自分のストレスを当たって来る。


一度、家の食事の残りを持って行った。
むさぼる様に食べた。

昔までは、私の手料理は食べたくないとか
賞味期限当日の物も食べない贅沢男だった。

それが今では賞味期限3日過ぎた物でも
喜んで食べている。

そんな姿を見て、男としてではなく
今までとのギャップで、人として惨めに見えた。

出来たら、私の前から消えて欲しいとまで
思う様になって来てしまってた。


よく考えたら、自分を嘘で固め
私を騙し続けた人間。

今は、ずっとこんな所に逃げて
痩せこけた、ただのおじさん。

この人には、いい思いをさせてもらったけど
私から、返す当てもないお金を借りた。

100万円は、他の組の賭場で負けた金。

30万円は、兄弟分に貸したと言ってたが
親父さんのヤミ金の売上げを使い込んでしまった。

親父さんから逃げた理由は
ヤミ金の客の現状リストを持って来いと言われ
親父さんの売上げより自分が儲けていた。
他人のふんどしで相撲をとってた。

15歳から下積み時代を得てヤクザ?は?

よくそんな嘘が平気でつける。

昔からタクシーの運転手しかやった事ないくせにぷぷ

それも、ヤミ金から金借りて
返せなくて、ヤクザ入り。

それを、まさ君が気に入ってたスナックのママは
知っていたんだ。

だから、私に「辞めといた方が…」って
目で訴えてたんだ。

もっともっと、嫌な事を思い出して

心から嫌いになろうと決心した。

ペタしてね
私に対しての組の尾行はなくなっていった。


仕事中に、まさ君の宿の近くを通った。

一目会いたいと思ってしまった。

まさ君が吸ってたタバコを持って

入口のおばさんに渡して下さいと頼んだら

「自分で、届けていいですよ~」って。


ボロボロの木造の階段を上って部屋を開けた。

2帖位のボロボロの部屋。


まさ君はビックリして起きた。

何もしゃべらず、ただ抱き合った。

まさ君はワンワンかお声を出して泣いていた。

ずっと一人で寂しかったんだろう。


「また来るね」

何もしゃべらず部屋を出た。


妹の陽子が、まさ君には世話になったから
これ、渡して欲しいと
プリペイドの携帯を渡して来た。

私とまさ君が連絡取れないから
気を使って買ってくれたみたいだった。


私は、度々まさ君に会いに行く様になった。

用事があり、行けない日もある。

でも、怖さと寂しさと人恋しさで
わがままになり、妄想癖がついてしまってた。

イライラした気持ちを私に当たる様になり

私はどんどん、気持ちが離れていった。

まさ君の宿から、風俗の社長のやってるうどん屋まで
歩いてすぐだった。

私は、二人きりでいると息が詰まりそうで
一人でうどん屋へ相談しに行った。

社長は、
「気持ちは分かるけど、今後お前はずっと苦労するぞ」

「今回の件で、お前を守ってもらえる段取りはしてあるが
関わらない方がいい。結婚してなかったら
お前、外国に売られてるぞ!
それも今、お前がかくまってるのバレたら…

お前は昔から、本当男運がないなどーん


うどん屋を出たら、まさ君が目の前にいた。

バカみたいにキレてた。

10年以上ぶりに会っていろいろ積もる話もあるのに

こんな事で・・・


やっぱり、今のまさ君と一緒にいる事は無理だ。

私まで気が狂いそう。

ペタしてね
もう~プンプン
市民相談のおじいさんとの時間が無駄だった。


組織犯罪対策部の部屋に向かった。

入ったら、お前はヤクザか!ってタイプや

遊び人風のチャラチャラした刑事がいて

私を舐める様に見ている。


一人、体のごっつい太った刑事が

「下から連絡ありましたから、座って下さい」と


この人なら冷静に話を聞いてくれそうだ。

今までの経緯を話した。


1番お偉いさんらしき刑事が

「どこの組や?」

○○組○○会○○一家です。

「俺、その一家の担当だ!
親父元気か?何とか解散させたいんだけどなぁ~」


「あんた、主婦でOLやってるんだろ!
普通だったら、関わるきっかけなんてないし
ヤクザ怖くなかったのか?」

ずっと夜仕事してたから、怖いって感覚はなかった。

チャラチャラした刑事が

「夜って何やってたんや?」

水商売と、風俗。

名簿みたいなのを見ながら
「その、ヤクザのどこが良かったんだ?」

う~~んぷぷSEXかな?
ヤクザのくせにMだったのハート

私の悪い癖で、相手を喜ばす会話になって来た。

刑事もノリノリだった。


ヤバい話は口が裂けても、一切言わなかった。

「まずは、何かあったらすぐ私を助けてよ」

パトロールを強化してくれる事になったけど

警察は、いつも言うだけで

どこが強化されてるのかわからなかった。

けど、私の今置かれている状況を
わかってもらってれば、すぐ動いてくれる。

少し、安心した気持ちで部屋を出たら

チャラチャラ刑事が

「ねぇ~~↑
SMプレイって楽しい?
俺、体験した事ないんだよなぁ~~
やってみたいなぁ~」

「うん!また縁があったらやろう~あは。
と言ったら

「絶対だよ~ハァト楽しみだ」

って ・・・汗

ペタしてね
携帯に公衆電話から電話が鳴った。

まさ君だった。


「今、どこにいるの?」

「郊外のビジネスホテルからタクシーで
名古屋駅のホテルに来た」

私は、現在尾行がついてるし
そこのホテルまで行く事は出来ないと言った。

「兄弟分にお前の事を頼んだけど
何もしてくれないのか?」

何をしてくれる所か、私とまさ君の悪口言って
組中の笑いものにされてるし、

私を売るだの売らないだの言ってる。


「あいつ・・・裏切りやがって・・・」


なんでそこに移ったの?

「金が持たない。
ここなら、日雇い者が集まる宿だから
一泊1,800円でいられる」


まさ君と会わなくなって1週間。

こんなに会わない事は今までなかった。


私は、嘘をたくさんつかれ
お金まで持って行かれて…

恨まなくてはいけない立場なのに・・・・・

寂しく感じてしまう様になった。
会いたくてたまらなくなってしまった。


毎日怯えた生活に、頼る所がない。

風俗時代に世話になってた社長に電話した。

社長は、風俗から足洗って
うどん屋を経営していた。

今の現状を話した。

「まずは、お前は関わってはいけない。
なにか起こる前に、警察に話だけしとくように」と。


まさ君と良く一緒にいた

相談役の加藤さんにもTELをして会った。

加藤さんはいろいろ知ってるみたい。

まさ君にも会いに行ったって。


「あさみちゃんは今後どうしたいの?」

私は、正直わからなかった。

でも、ここまで来てしまったから
別れなくてはいけないと思ってる。

「じゃ、俺がそういう方向で話を進めるからね」



警察署に相談に行った。

窓口で
「ヤクザ関係の相談したいんですが…」

「市民相談ね!
そこに座っている人に話をしてみて」

普通の市民相談じゃないんですぷんすか


どう見ても、ヨボヨボのおじいさん。

大丈夫かよどーん

おじいさんに最初から話をした。

一生懸命ノートに書いてるが遅い。

1時間位しゃべった所で、

「こりゃ~ワシでは難しいね。
マル暴の担当の話じゃね」

だから・・・ガビーン

最初から、専門の部署で話した方が良くない?
ってったじゃんか・・・汗

ペタしてね
まさ君はしばらく、私への連絡を辞めていた。

近辺の駅は全部、張られて動けない状態だった。


私まで、尾行が付いた。

昼間の仕事の社用車の後ろに
黒塗りの車がビッタリだった。


そんな時に、近くの居酒屋のママから

1日だけバイトお願い出来ないかな?

家にいて見張られてるより
気晴らしになるからOKした。

広い居酒屋で、客も多かった。


閉店は深夜1時だった。

歩いて帰るのこわいなぁ~と思っていたら

閉店までいた常連の若い男のお客さんが

家の近くまで一緒に歩いてくれた。

その間も、見張られていた。


次の日、まさ君と一緒に行ってた居酒屋のママから

「その後、どうなった?
兄弟分の子が、あんたもしかして怖い事になるかもって
心配してるけど…気を付けなさいよ」

えっ がくがく がくがく がくがく 

怖い・・・
怖い事って、売られる事なんだろうな。


普通に仕事は行った。

仕事中、あかねちゃんから心配してTELがかかってきた。

「私ね…涙くん

「言わなくても分かってる。
最後まで一緒にいたんだよね。」

「うん・・・今どこにいるのかも知ってる」

「言っちゃダメだよ。あきらも心配してるから」


組の人達は、私が結婚している事と
あきらさんにあかねちゃんを紹介した人間と言う事で
直接的に、危害はなかった。

しばらく、仕事終わったら
真っ直ぐ家に帰って、おとなしくしていた。

親父さんからは

「まさから連絡ないか?」

と毎日電話があった。

まさ君が最後、逃げる時に

「親父は、普段穏便に見せてるけど
俺は、今まで親父の血も涙もない冷酷なやり方を
見て来た。あの人は平気な顔して何でもやる。

俺、怖い。親父が怖い」と言っていた。


私も親父さんを裏切りたくないけど

まさ君から連絡があっても言えない。

ペタしてね
まさ君をホテルに残して

家に帰ろうと車に乗ってたら携帯が鳴った。

親父さんからだがくがく

朝の4時だった。


「近くのファミレスに、まさの兄弟分といるから
すぐに来る様に」と。


すぐに向かった。

親父さんと、兄弟分で仲の良かった人が
二人で私を待ってた。

一声めは

「まさといつまで一緒だった?」


いろいろ詳しく聞かれた。

「金はやられてないか?」

「合計130万円貸したままです」


なぜ飛んだか分かる?と聞かれ
全く分からなかったから
親父さんに聞いた。


あいつ毎日、1時間ぐらい仕事行ってただろ。

俺のヤミ金の集金で、あいつには手間賃として
2000円やってた。

俺とまさとの出会い聞いてないか?

あいつタクシーの運転手だった。

俺から金借りてて、金が返せなくなって
組に入る事になったんだ。

今でもすごい借金まみれだぞ。


まさが言ってたんだけど

まさを両親に会わせた?

あいつ、もうあさみと結婚が決まってるって。

父親が、車の車検代も出してくれるって
言ってたんだが・・・


え?
私、離婚もしてないのに会わせる事なんて
出来ません。


「前の彼女の親じゃないのかな?」

「は?まさに今まで女なんていた事もないよは?


私は、何がなんだかわからなかった。

毎月1度、一緒に親父さんの所へ行ってたのは

1ヶ月の集金の合計を渡していたんだ。

でも、毎日の豪遊代はどこから出てきてたの?


まさの親に会っただろう。
あの人たちからもあるだけの金まきあげて、
まさの餌食になってた。


組から、親父さんに電話がかかって来た。

「おぅ、女の方もやられてるわ。
130万らしいわ」


「じゃ、あさみちゃん
そういう事だから、連絡があったら必ず俺に電話くれな」

今日は今から仕事だろ?

また、ゆっくり連絡するから。


突然の事に、心の整理がつかない。がっかり

ペタしてね
もう、私はまさ君の事が怖くなっていた。

一緒に飲んでても、前みたいに楽しめない。

私から、笑顔がなくなっていた。


まさ君も、何かわからないけど

お金に困っているのか
イライラしている感じ。


まさ君のイライラのストレス解消だろう

ハプニングバーへ行こうと!


私は、こんな状況で気分が全く乗らない。


でも一緒に行くしかなかった。


いつも通りの合い言葉で入店した。

乗る気がないから、相手は誰でもいい。


1番若い男を指名して、プレイ部屋に入った。


私は相手が誰であろうが
どうしても受け入れれない精神状態。

興奮しているまさ君に腹が立って
頬を引っぱたいた。

叩いた事で、まさ君はもっと興奮してしまった。


まさ君を叩きながらのSEX。

私の態度が違うからか

いつも以上に、異常な興奮をしているまさ君の
携帯が鳴った。


「おりゃ~!うるせえんじゃ!!
今、大事な時間なんじゃ~~~」

と言って電話を切った。

それから、何度もその相手からだと思われる電話が鳴った。


私はしらけた。


いつもと違うまさ君が気になってしまった。

若い男とのSEXを中断した。


まさ君も我に返ったのか・・・

店を出た。


ラーメン屋に行った。

冷静さを取り戻そうとしてるが
焦って、食が進まないまさ君だった。


家の近くの喫茶店の駐車場に車を停めた。

いつもここでは、カーSEXしてた場所。


でも今回は、青ざめた顔で


「一緒に、逃げて欲しい」と。

私は、こんな突然に無理だと言った。

きちんと離婚して、けじめ付けてからじゃないと

皆に迷惑かける。


「でも突然、なんで?」


今日の何度もあった電話は、親父さんからだったらしい。

「俺も、興奮してて怒鳴ってしまって
仕事の事を言われて、カッとなってしまい
その後の電話に出なかった。

あの人は今日は来ないけど
明日、絶対に俺に会いにくる。

でも、ヤミ金の客は俺の客だから
親父にとやかく言われたくない。

でも・・・

逃げるしかない」


まさ君が言ってる意味が分からなかった。


そのまま、朝になった。

まさ君は青ざめたままで、放心状態。

私が
「寝ないと、体持たないからホテル行こう」と。


ホテルに行った。

情けない精神状態のまさ君が、私には可愛かった。

まさ君も私も、最後のSEXかもしれないと
濃厚なSEXをした。

夕方までホテルに隠れた。


まさ君は実家にTELを入れたら

やっぱり親父さんが来てて、組も動いていた。

ここにずっとはいられない。


私の車で移動する事になった。

妹の所に大きなかばんを借りに言った。

妹は、私も一緒に逃げるんだと思って
30万円渡してきた。

私はそれを返して

まさ君を乗せて、急いで郊外のビジネスホテルに向かった。


まさ君だけを、そのホテルに残して
私は、組の人からの追い込みがあるから
家に戻った。

でも、何で?

何が原因でこうなるのか…納得いかなかった。

ペタしてね
毎日、まさ君と会う様になり

なんとなくおかしいと思う事が目に付いた。


朝、車で会社に通勤中に
たまに、まさ君に会う。

毎月15日だったかな?
いつも、銀行から出てくる姿を見る。


彼女と住んでるマンションを教えてもらったが

一度もまさ君の、車が止まってる事がなかった。


親父さんからもらった車の車検が

半年も切れてるのに、車検を受けない。


ある日、まさ君は

「女と本当に別れた。
あいつの事、たくさん泣かせてきた。

ある程度のお金を持たせてやりたいけど

今、手持ちがない。

必ず返せるから、お前100万円ほど都合つかないか?」


そんな事言われて・・・

私のせいだって事でも言いたいの?


私も後戻りが出来ない状態だった。

精神的にもおかしくなっていた頃だった。

100万円渡した。

もうどうにでもなれえ~‥って気持ちだった。


まさ君は、彼女と別れて
母親とおじさんと3人で住む事になった。

平屋のボロボロのアパートだった。


これが実家?ガビーン

今までのまさ君のイメージとかけ離れすぎて
ビックリした。


母親とおじさんに会った。

手土産を持って行ったら
奪うように受け取った・・・汗

すぐ家を出て、飲みに行った。

まさ君は、身内にも会わせたし
もう、私の事を俺の女って気分。

私は、これでいいのかなぁ・・・
迷いがあった。


まさ君の携帯電話が鳴った。

すごい怒り口調で話している。

私に
「前の女が、しつこいから」と外に出てった。

私はトイレに行った。


その店のトイレは2つあり、隣の音が聞こえる。

まさ君だびっくり

話の内容を聞いていると、

母親とおじさんの年金、生活保護。

全てまさ君が握ってしまっている内容で

母親を脅す様な事を言っていた。


怖かったがくがく


何か、いろいろ私に隠している事が多いみたい。

でも、私はどうにでもなれという気持ちしかなく

まさ君から、逃げられないとまで思えていた。

知り合いから言われていた。

ヤクザは身内から潰していく。

気をつけろよと・・・

ペタしてね
まさ君と別れて、

思い出も何もなく、サッパリした気持ちだった。

まず、たくさん寝れる事が幸せだった。


みっちゃんからTELがあった。

「兄さんと別れたって本当?」

うんうん!
何か、いろいろあったから
私にも当たって来てたし、お金も持って行かれたわ~

「いろいろって?」

女や組の事みたい。

「・・・・・・・・」


「みっちゃん?!」


「てめ~今から出て来いや~~」


はめられた。
まさ君がみっちゃんを操っていた。


居酒屋に行った。

いつも通りのまさ君だった。

まさ君がWCに行ってる間に、みっちゃんが

「ごめんな。兄さんやる事汚いから
これから合図決めよう。

最初に咳き込んだら、兄さんがいるって事だからね」

「まさ君は、何に怒ってるの?」

「組の話出したからだって」

は?!は?


食べて、飲んでみっちゃんを家まで送った。

車の中で

「ごめんな。
俺、こんな卑怯な手使わないと
お前に会えなかった

俺、お前しかいない。
離れられない」と。

私は、お金の件から信用出来なくなっている。

でも、ここまでの関係になってしまった。


私は、どっちでも良かった。

一緒にいるとすごく楽しいけど

まさ君は金にだらしない。

貯金もない。

毎日、ヤミ金の収入を飲み代に使って
先を考えていない。

遊ぶにはいいのかもしれないけど
ずっと、一緒にいられるのか・・・

でも、まさ君の強引な言葉や態度で
元に戻ってしまった。

次の日からも、

また今までと同じ生活が続いた。


久々に、まさ君が好きだった
スナックのママの店に行った。

まさ君は、座ってすぐに

「ママの事好きだったけど
俺、ママ以上にこいつの事好きになった。

結婚するから!」って。

ママはビックリしてた。

私もビックリした。

「あさみちゃん、旦那さんと離婚するの?」


「うん・・・
まさ君に会う前から、夫婦関係
上手くはいってなかったけど。

これを機会に離婚話は進んでる」

ママはやめといた方がいいよって目をしてた。

ママのお兄さんが、ヤクザをしてて
まさ君の事を知ってたからだと思う。

ペタしてね