さーってと15まできちゃったなぁ(笑)

って思いもありますが(苦笑)

夜勤バイト別の病院でも
やっていた時のお話をしようかな。

ある産婦人科の学会に
興味があって参加した時
大学病院勤務時代に
お世話になった小児科医に
再会しました。

わたしが全然ダメダメだったと
思い出したくもない頃のことだったのに
その先生は、わたしが辞めるに当り
なんで相談してくれなかったのか
と思ってくださっていた。
その小児科医とは
赤ちゃんの一ヶ月健診の際
よく一緒にお仕事させて頂いていました。
でも、逆に言えば
それだけしか関わっていなかった。

それがそれだけなはずなのに
覚えてくださっていて
さらには
ここにいるから
気が向いたらきてねと
名刺をくださった。
有難い以外ない。

引っ越しもあって
その病院に通えなくもなかったから
ご挨拶にだけ、お時間頂けるなら
と思って伺った結果

「で、いつから働ける?」
「じゃあ、院長にも
看護部長にも話してあるから
力貸してね」
と就職面接となり

彼女がここの副院長だったってことを
忘れていた自分に喝をいれ
パートで就職。

最初は外来パート
でもやっぱり
お産に関わりたいなと思って
半年過ぎた頃
週1で夜勤に入ることにしたんです。

広いようで狭い世界だなぁ
と思います。

その頃この病院は
年間2000件のお産を扱っていました。
双子ちゃんも、お産。
畳のお部屋も作り
ドクターなしのお産も
上層部のオッケーが出た助産師は
できるというハードルもあったけど
助産師が自律して自立できるよう
病院が動き始めている
そんな中でのある夜勤。

生まれる生まれる(苦笑)

お産が多いので
お産部署も助産師4人体制での夜勤
それでも、アップアップするのほど
来ました(もう笑うしかない)。

双子ちゃん2組
一人はフィリピン人で
わたしが取り上げさせて頂いたんだけど
筋肉が柔軟で弾力性も富んでて
ぽんぽんと産まれました(感激)
もう一人は帝王切開で。
トータル11人産まれましたー(滝汗)

その夜勤での来院者全部で20人ほど。
切迫で来院した方の
お腹を触りながら
話を聞き
赤ちゃんの立場から
こんなかなーとか
こうだったら赤ちゃんはどうかな〜とか
話しかけてるうちに
赤ちゃんの声がきっと届いたな
って瞬間にスーッと
お腹の張りが収まるとかは
日常茶飯事で。
この日も3人ほど
無事帰宅へ。

そこで、Iさん
Iさんは二人目のお産。
お兄ちゃんもお父さんも一緒に
経過観察中。
内診所見的に痛いと言ったらすぐだと
わたしは判断していたので
帰宅はお勧めできない...
でーーーも
Iさんは陣痛が強くなっては来てないと
自覚してました。
わたしもそう思っていたので
お兄ちゃんと眠ることをお勧めして
パパには一人リラックスのために
30分ほど一人になってもらい
車で爆睡してもらいました。

赤ちゃんの心拍確認に寄ったら
お兄ちゃんが先に目を覚まし
寝ぼけて、なにやら言ってたので
聞いてみました。Iさんは
もう陣痛が遠のいていました。

「赤ちゃんは産まれたいって
言ってるかな?

お兄ちゃん「うん(超笑顔)」

「わかった。
じゃあ、今はまだ眠れそうなら
お兄ちゃんも寝ててね。
産まれそうって思った時
このボタン(ナースコール)押してくれる?」

お兄ちゃん「わかった!(嬉しそう)」

とおしゃべり。

そしてお父さんがちょっと眠いけど
少し元気になって戻ってきて。

その1時間後くらいかな
ナースコール(喜)!
お兄ちゃんが寝ぼけて
ごにょごにょ言う。

即赤ちゃんの元へ。

でも陣痛は10分強
まだ陣痛発来とは言えない...

でお兄ちゃんが勝手に
ナースコールしたとIさんもタジタジ。

そこで不思議なんだけど
わたし、お兄ちゃんの言うこと
信じちゃった。確信だった。

Iさんとお父さんに
「もし違った場合、また陣痛室へ戻る
かもしれないし
ごめんなさいだけど
お兄ちゃんを尊重してみてもいいですか?」

と分娩室へ移動しました。
お父さん渋々...
Iさんも渋々...
ベッドより布団がいいのになぁ
的な...(冷汗)

歩かせたのが良かったのかもしれないけど
まだ10分ギリギリ。陣痛と言えない。

それが分娩室に入るにしても
お父さんに抱っこされて
ナースコール押したことも
全く知らん感じの爆睡っぷりの
お兄ちゃんを
Iさんと
分娩台で添い寝させ
わたしはお産の準備をしてました。

で、15分後くらいかな
お兄ちゃんがムクッと起き
「来るって(キラッキラのお目目&笑顔)!」
と言う!!!

キーーーターーー(喜)

Iさんはまだ痛くないって言うけど
準備を続け
まさかーと思っている
若干アウェーな雰囲気の
スタッフばかりの中
お願いしまーすって言って
スタンバイオッケーにして
無駄になったらコストロスですからね...

準備万端になった
その瞬間
Iさんが「いっっっったーーーい」
と言い、診察したらもうそこに赤ちゃん。

お兄ちゃんが「来る!」
と言って30分後
元気な弟くんが
やってきました〜(歓喜)

お兄ちゃん!
ありがとう!!

とお父さんもIさんも
スタッフもびっくり。

お兄ちゃんさすがだーー(万歳)

な不思議なお産でした。

たまに上の子が教えてくれる事があって
それはとても的中率が高いと
わたしの経験の中では思っていて。

自分の直感も上の子との通じ合いも
赤ちゃんの声も全部合致する
この不思議なご縁も
エビデンスも出せない曖昧さも
やっぱ醍醐味なんだよね、うふふ。

ではまた。