月下の花  | 思い草へ              

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夜露が 胸に降りる頃
静まりかえった世界に濡れながら
想いたちは 月下に彷徨う

言葉になることを拒んで
何になろうとするのか 何になれるのか
その答えを探して

白月に照らされ 花影ゆれる夜
迷えるゆえの恵みに咲く
月下の花

 

 

 

PHOTO 山本てつや

 

 

 

アメブロさんから

例のお知らせがございました。

《4年前にあなたが書いた記事があります》
開いてみると懐かしく…
大好きなBette Midlerの曲と共に
再掲載いたします♡

 

 

 

 

 

ブルーサルビア 

ここ最近のこと。

「コナトゥス」についてぼんやりと思いをめぐらせておりました。

コナトゥスという語、辞書(ブリタニカ)を引くと

「存在者に内在して、そのものを動かす原動力・傾向」とあります。
ストア派を中心とした古代ギリシャの概念ですが、

数千年に渡って哲学者たちに再定義されておりますので

どの立場を取るかによって、語としての意味合いにも少し違いがあります。

 

私がぼんやり思う「コナトゥス」は、スピノザの「エチカ」に近いものです。

物質に宿る、自己を保ち続け存在しつづけようとする傾向をコナトゥスと呼びます。
それは人間だけではなく、すべての動植物、もちろん花や木の内にも宿っています。

 

コナトゥスは喜びによって促進される傾向があり…

反対に悲しみによって阻害され減少します。

うれしいと元気になり、悲しいと元気がなくなるのはそんな理由。

言いかえれば、コナトゥスに合致することに人間は喜びを感じ、

コナトゥスに反することに悲しみを感じるわけです。

コナトゥス(存在し続ける力)がみなぎる時、私たちは至福を味わいます。
ですから、命が喜びを求めるのはごく自然なことと云えますよね。

命の輝きがそこに在ります☆

…と。

何故わたくしがこんなメンドクサイことを書いているかと申しますと(笑)

このところ、コナトゥス減少気味の日々を過ごしておりましたワタクシ。

私は自分の命を輝かせてやりたいと心から願います☆


そんなわけで。
私のコナトゥスを刺激してくれるBette Midlerの「Do you want to dance?」を!

さて、あなたのコナトゥスも刺激することができたでしょうか?(笑)

                                               2018年 9月25日 スノウ