思い草へ              

思い草へ              

               ・ 




    

 

 

ふと気づけば
うつりゆく時のあわいに
十月の花群れそよぎ

 

遠い日の記憶が
さやかに運ばれきて

はにかみながら微笑む

あの十月   私たちに

特別な一日があったことを
忘れずにいよう

 

ああ、人の生がいかに儚くとも
私たちにあった あの一日を
きっと 忘れないでいよう 

 

 

 

コスモス畑と木々、秋の風景

PHOTO  山本てつや

 

 

🌼誰しも幾つかの記念日を持っている事と思います。

    あなたは記念日を覚えているほうでしょうか?
           実はワタクシ…つい、記念日を忘れがちな者ではありますが(笑)

    それでも決して忘れ得ぬ一日というものが幾つかございます。
    生きている限り大切にしたい人生の宝物です。

 

    実に!今日はそんな記念日のひとつです(*^▽^*)
    実はwww、
愛に関する素敵な記念日でございます(笑)
   この記念日をくださったあなたに心から感謝を捧げます!

    2026年10月5日 スノウ

 

 

風が もう昨日とは違う 

沈みゆく色に染まる この場所

海へと抜ける林の梢に最後の蝉一匹  

ひとしきり大きく鳴く声が響いて 止む 

 

残った静寂に 遠く潮騒は打ち寄せて  
打ちあげられた貝殻と いっしょに 

私の心を数センチづつ揺らしながら 

繰り返す永遠を低く囁く  

 

時の透き間に佇み 私はうたう 

終わりを知って 燃えあがる空の激しさ 

その熱に発光する 海の耀き 

すべてを抱いて ルフランする声  

 

あなたに逢いたい 

 

 

夕暮れの海辺、穏やかな波と夕日

PHOTO 山本てつや

 

 

 

★

 

9月が過ぎゆこうとしています。
もう秋なんですね…

2026年9月28日 スノウ

 

 

 

 

君恋うるうた睫毛に宿りて  

名月に小さき舟浮かべ

夜に漕ぎ出でれば  

幾千の言  重ね重ねて

青々と静寂は語りはじめる 

 

 

花香れば 花に

鳥鳴けば 鳥に

風渡れば 風に

月澄めば 月に

 

 

 

中秋の名月と木の葉

【中秋の名月 】  PHOTO KAGAYA

 

★

こんばんは
東の空をごらんくださいませ
今宵は中秋の名月

東京は朧月夜です😊 

 

2026年9月25日 スノウより

 

 

暮れ方の青と朱華が西の空を染めて

艶やかに交わる頃 

残夏の嵐は界の果てに絶え

静まりかえった水の面を

水鳥は鮮やかな弧を描いて進む 

 

見果てぬ夢の果て場所をさがして

彷徨う 風に似た愛しい想いたちよ 

やがてくる夜の群青にまぎれて

わたしの胸においで 

眠りに落ちるまで抱いていてあげよう

 

 

夕暮れの川と高層ビル、水鳥の詩

PHOTO HIDE

 

 

★前の投稿から20日間が過ぎました。

更新をお待ちくださった皆さま、ありがとうございます。

ご心配をおかけしてしまったようで申し訳ございません。
戻って参りました☆

 

さて…。
義妹が一瞬で逝ってしまってから一ヶ月になろうとしています。
記憶が薄れないうちに書き残しておきたい事がございます。
正真正銘の急逝でしたので…見送りの儀式は非常に悲痛なものでしたが
目が開かれるような経験もございました。

若い頃は導師様の読経も引導も言語的聞き取りさえ出来なかったものですが。
年の功なのか、この頃は耳に言葉として深く響くのを覚えます。
義妹の儀式は父母の代から懇意なお付き合いの導師様が執り行ってくださいました。
高校生頃の私にとっては『高野山で修業中のお兄さん』だった方で
数十年ぶりにお会いした『お寺のお兄さん』は70代円熟の僧侶となっておられました。

 

実家も嫁ぎ先も曹洞宗です。
曹洞宗では読経の後に御詠歌あるいは引導法語の一部を式文として節に乗せて唱えます
。
通常の漢文のお経はリズミカルに低く唱えられますが、
御詠歌や式文は日本古来の和歌(5・7・5・7・7)に旋律をつけたものです。

義妹の式で詠われた御詠歌と式文、その美しさに私の魂は揺さぶられました。

ですから、それをここに記すのは私の使命かと。

導師様が選んでくださった御詠歌は開祖の道元禅師作『無常』でした。

 

『世の中は何にたとえん 水鳥の 嘴振(はしふ)る露に 宿る月影』
式文の一部抜粋(スノウの曖昧な記憶による):

この世の移ろいの儚さは
水鳥がくちばしを振った瞬間に飛び散る露(水滴)に

一時のみ映る月の光のようなものなりし

この世の命はさほどに無常なれども

なればこそ、その短き命に宿れるは尊き仏の光なりき

 

この言葉は導師様が義妹に向けて語られたものなのでしょうが
それは私たち残された者たちにとっても美しい慰めでした。

導師様の澄んだ声の響きは一筋の光が差し込むような鎮まりの経験でした。

 

斎場でのすべてが終わり、義妹の身体が煙となって空に昇って行った後、
お帰りになる導師様にその御詠歌への感謝を短くお伝えしました。
すると導師様はすっかり嘗ての「お寺のお兄さん」の顔に戻って
「スノウさん、どうか元気でいてください」と悲しい微笑を浮かべられたことです。

2026年9月23日 スノウ

 

★前記事にコメントをくださった皆さま
これから少しずつお返事させてくださいませ。
ありがとうございます!

 

時の迷路

私たちは別々の方法で 別々の道を生きる

 

それぞれの道で想いは萌芽し

それぞれの道に私たちの花が咲くだろう

 

その花は私たちの実となり

その果実は私たちがこの人生で受ける分だ

 

熟した果実は鳥に運ばれ 

種子は風に舞い 地に撒かれて

 

いつしか誰かの道に想いの芽が萌え出でる

それは私たちの大きな喜びとなるだろう

 

Happy Birthday To You

あなたのいる世界がすき

 

 

コスモス畑の秋の風景

PHOTO 謎のX氏

 

 

 

💐9月3日は謎のX氏こと我が夫のバースデーです。

この日には「あなたがいる世界が好き」で終わる詩を投稿する慣わしです。

無事、夫は68歳になりました。

ここまでを共に生きられ感謝です。
今年もこの日を迎えられた事が決して当たり前ではなく

奇跡のような数々に守られての事と実感する出来事に

今、スノウ家は直面しております。

 

6日前、義妹がくも膜下出血により急逝いたしました。
夜9時半、職場事務室で倒れているのを警備巡回で発見されました。
病院の事務職でしたので、月末〆作業に追われていたのでしょう。
一人残業中、何の前触れもない突然の発症でした。

 

医師の見解では即死状態との事で…一瞬のうちに苦しみもなくと。
それだけが残された者にとっての救いです。
その夜、彼女の住む桐生市に熊が出現した話題で親族グループLINEを交わしました。
「捕獲されて安心しました
😮‍💨」義妹の最後のコメントが19時28分。

2時間半後には天に召された状態で発見されたことになります。

命の儚さ、不確実性を思います。
残された者は「こうしていれば…」と原因や後悔を数えますが、
彼女が教えてくれている一番大切な点はそこではないと感じます。


『明日死んでも悔いないように生きる』

今ここの優先順位を悔いない選択によって生きる。
これで良いと信じる時間の使い方=命の使い方なのですから。


『あなたと生きられてうれしい』

愛する人々に愛がきちんと伝わるように生きる。
日々の言葉選びや振る舞いに具体的な愛と感謝を込めて。

 

義妹はまさにそう生きた人だったと振り返ります。

仕事面では子育てが一段落した後のパートから出発し
役員にまで昇格した頑張り屋さんです。

家庭面ではひたすら与える喜びに生きた人で

彼女に愛された確信を家族にしっかり残して旅立ちました。


見事な生きざま・去りざまではありますが
如何にせん…最期に残したあまりにも若く美しい死に顔が辛いです。

 

★★★

 

夫の誕生日記事ですので…
この記事で義妹の逝去について触れるかどうか迷いました。
でも、上記は私たち夫婦に彼女が死をもって教えてくれた贈り物。
我が夫への最後の誕生日プレゼントとも思いました。

それを皆さまにお分かちすることも義妹は喜んでくれるはずです。
何故なら…彼女はこのブログの読者でもあったのですから…。

 

さて。しんみりしていては義妹が嫌がりますから
例年通りに進めて参りますね!
私たちは今も青春の続きを生きています。
青春の続き=それからの物語は継続中です走る人
その物語は死しても尚、継続してゆくもの。
残された人々が私たちの物語を引き継いで生きてくれます✨

感謝☆  2026年9月3日 スノウ

 

★★★

だからこそ…敢ての掲載!

お祝いケーキ 恒例オマケ写真でございます お祝いケーキ

例年通り、我が夫撮影のスノウ近影をここに残しますね。
お目汚し失礼!あせる
今回は記録を残す意味で大きく登場です(笑)

 

ホテルニューアカオのサロンで水玉模様のドレスを着た女性

⇧ホテル ニューアカオ のサロン・ド・錦鱗にて(2026年7月)

 

⇩今年は夫と息子と3人水入らずの熱海・伊東の旅
 夫撮影の妻&息子のポートレートもここに保存(笑)

 

夫婦のバースデー写真、緑豊かな木の下で  女性、断崖、海、橋、青空
 

失礼いたしました!!!!

 

★追記  愛する皆さまへ
たくさんのアクセス・コメントをありがとうございます。

記事投稿から早一週間が過ぎました。
皆さまからいただいた温かな眼差しに
未だお返事できずにおり、心苦しく思っております。
申し訳ございません。

いただいた御愛にひとつひとつお応えしたくあり、

どうかもう少しお待ちくださいませ。
静かな心と静かな時間が訪れるのを待っております。

今夜も大きな雨音が外界とこの部屋を遮断して
日本の至る所で水害や土砂崩れの危険が報道されています。
あなたの場所が守られてありますように。
どのような時も命を守るための最善の選択ができますように。

2026年9月9日  スノウ

夫の誕生日記事を書いている途中で…
誤って投稿してしまったようです💦

まだ肝心の詩が書けていない状態ですし
夫の誕生日は明日です💦

お読みくださった方々
コメントをくださった方々
どうかお許しくださいませ。


9月3日午前零時に完成記事を投稿予定です。
お読みいただけれると幸いです。

 

2026年9月2日 スノウより

 

晩夏の蝉の命音

とどまらぬ薄羽ふるわせ

暮れ残る群青に吸い込まれてゆく

 

胸の疼きとともに蘇りそうな

記憶の端っこを掴んで

青い刻の中に立ち尽くすけれど

 

本当に大切だったものは

痛みなしに思いだせないものだと

あなたの声で風が囁く

 

痛みもて思う 夏の面影に
懐かしく微笑めば

ふりむきざまの風がくちづける

 


夕暮れの海辺を歩く女性

PHOTO  謎のX氏

 

 

 

🌻

八月の終わりが見えてきましたね。
夏の終わりは何かこう…おセンチになりがちなワタクシ(笑)

それはきっと、この人生で美しい夏を幾つも過ごしたせいです。

 

『 晩夏の詩 』と題して投稿しはじめました。
過去記事に少し手を入れ、晩夏をテーマに纏めておこうと思いました。
去り行く夏のひとときをご一緒に味わっていただければ
幸いです。

 

2026年8月25日 スノウ

 

晩夏洗う 野分き立ちて 

あの夏、時の中に閉じこめたものを 

揺り戻して通り過ぎる 

 

そして、ぶり返す灼熱 

肌を焼く記憶の今ここを 

凪がすための秋風を呼ぶ 

コスモスの花群れの祈り  

 

慰めのうたよ  来たれ 

すべての痛みに 
すべての悔いに 

 

 

コスモス群生の祈り

PHOTO 山本てつや

 

 

★久しぶりの投稿となりました。
あれから千葉での痛ましい豪雨被害が起き
13名の命が失われ、家々や田畑にも多くの傷跡を残しました。

今日22日午後からは東京・埼玉で短期的集中豪雨による浸水被害が発生、
23日明け方まで関東南部で大気の不安定が続くと報道されております。
千葉県にも田畑などで再度の被害が懸念されているとの事。
どうか全ての皆さまが守られますように。


2026年8月22日  スノウ

 

★追記
おはようございます。
そして…23日午前2時、けたたましい地震アラーム!
関東地方を中心に震度5弱の地震が発生致しました。
世田谷区は震度4との事ですが、かなり揺れました💧
皆さまに被害はなかったでしょうか。

《 風鈴 》

 

夏を泣く風鈴の音が
蝉しぐれ降る青竹色の静寂に
薄硝子を打って響けば

蘇るのは遠い記憶
縁側で団扇をあおぐ祖父の腕
胡坐をかいた老人の肩に残る
思いがけない逞しさ

 

嘗て戦場で死ぬために生きて
生きたまま帰ってきた老人の
蚊取り線香に煙る夕べ
梅酒を焼酎で割り
蜜色のコップ酒片手に
幼い孫に語って聞かすのは
足元に咲く野の花さえも

踏まぬようにと歩く兵士の話

其の男は野の花さえも踏まぬように歩き
同じ日に平然と人を殺して満足し
もう その矛盾を感じない
其の男は国に残した妻子を恋うる詩をうたい
同じ日に平然と婦女を凌辱して満足し
もう その矛盾を感じない
それが戦争だと

 

 

風鈴と遠い記憶

PHOTO  山本てつや


★
2026年8月15日が巡り来ました。
今年もこの記事を掲載いたします。
祖父は中国に兵士として送られた経験を持っていました。
度々、戦争の話を聞かせてくれた祖父でした。

 

祖父は見聞きした事として

戦場での人間の異常性を語っておりましたが、

実際には彼自身のことではなかったのかと…。

近年、私はそう思うようになりました。
戦争は人間の本性を暴くと感じた幼い日の記憶です。

 

2026年8月15日 スノウ

 

 

揺れる大地  その空の下

その花は静かに青く

祈りの首をもたげて咲くだろう

 

その青さは地を鎮め
人々のうなだれた肩に
いのちが伸ばす蔓先を示す

 

その先に光の在ることを

注がれる眼差しの在ることを

なぐさめは必ず来ることを


 

青い朝顔が静かに咲く

PHOTO   HIDE

 

 

 

★ 一夜、窓外で荒れ狂った嵐は日本海へと去ってゆきました。
今、東京の空は青さを取り戻しつつあります。
私のベランダに茂る草木は一晩の雨嵐に耐え

残った風に揺れるその様子は誇らしげにも見えます。

 

毎年、この頃には九州地方が激しい台風に襲われます。
台風が熊本を避けてくれて良かった…。
とは言え、今日も熊本は35度の猛暑予報。
まだインフラの復旧が叶わない地域もあり
被災者の方々やボランティアの皆さまのご体調が気掛かりです。

 

今日は特別な朝…守りと祝福があなたに常にありますように。

心込めお祈りいたします

 

2026年8月12日 スノウ