思い草へ              

思い草へ              

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和風の鳥と花の絵、豪華なシャンデリア
PHOTO  HIDE
 
 
                     

B.  愛する皆さまへ B.

 

本日2026年6月6日

このブログは丸15回目の誕生日を迎えました。

・1205の投稿記事

・コメント欄に印された交流の記録

・「いいね」には皆さまのアイコンの数々

 注がれた15年分の眼差しに感謝が溢れます。

 

ショート な老い考  スノウ版

「自由になりました」この一言に尽きます。(笑)

 

例えば、詩作を例にしましょう。
私は小学生の頃から詩を書いておりました。

やがて中高学生になり、語彙も増し、難しい言い回しなども覚えてきますと、

ある頃から内心にムクムクと湧いて来るものがありました。

詩壇の先生方からお墨付きをいただきたい
あわよくば、出版社の方の目にも留まりたい
何なら、文学賞を取って注目を浴びたい
⇒職業としての詩人・小説家と呼ばれる人になりたい
そんな未来に到達すべく、学校をさぼってはせっせと書く少女(笑)
若かった頃の自分を振り返ると、強烈な承認欲求をエネルギーにして、
すべての行為を未来への投資として扱っていたように思えます。

 

今や前期高齢者となった私はというと…。

詩壇に認められる必要なし

出版社の方の目に留まる必要なし
文学賞に全く関心なし

職業としての詩人や小説家になるのは真っ平ごめんです(笑)

(註:もちろん、なろうとしてもなれませんけれど😅)

つまり、創作行為の私的未来予想図や承認欲求の縛りから

私は完全に解放されています。むしろ場合によっては、

目的も価値も意味さえも私自身にとっては必要なくなりました。
何の利益も結果も出す必要のない特権がそこに在ります。

純粋に行為自体を楽しむ自由を獲得できるのが《老い》。
これは人生で飛び切り創造的で純度の高い状況といえます。
《老い》の正体を私はそう捉えています。


ここから人生のゴールまで幾年か、幾日か、幾時間か分かりませんが
その自由こそ、生きてきたご褒美&人生の醍醐味✨
時間の背中には羽ふんわりウイングが生えています。
四の五の言っている場合ではございません。
《老い》この正体を満喫いたしましょう!(^_-)-☆

 

★ さあ、16年目のはじまりです。

合言葉は同じ、「青春は継続中」です!
あなたのそれから、わたくしのそれから、わたくしたちのそれから…
素晴らしい「それからの物語」を紡いで参りましょう。

これからもずっとご一緒に♡

 

あじさい。 共作者であるHIDE氏と山本氏へ

友情に心から感謝します✨
私の足りなさを補って余りある二人の存在。
それを思うと自分がどれだけ幸せ者であるかを覚えます。
今後の自由も一緒に満喫しましょう!

あじさい。 遥かな青である方へ 
記憶は更新される毎に美しさを増すものです。
それは遠く遥かになればなるほどで。
美しい記憶に洗われて日々を生きる恵みに感謝いたします。
このままずっと私を守り導いてくださいませ。

 

2026年6月6日  スノウより感謝を込めて

 

 

★そして…今日のオマケですw

江の島で撮影された、ブログ15周年記念の女性のポートレート

⇧15周年記念サービスショット⁇(爆笑)
ブログ開設当時の写真を発掘いたしました。
2011年10月 HIDE氏撮影
ブログを始めて4カ月後頃の私です。
ブログ用写真撮影でHIDE氏と江の島に。


52歳って、若かったのですねぇ~(゜o゜)
しみじみしちゃうワタクシです😅

 

★そして恒例の…

がはは画像もどうぞ(ガハハw)

        

ブログ15周年:笑顔の女性と男性

 

 

 

こんな寂しい月の夜に

あなたは何を抱いて眠るやら
こんな寂しい月夜ゆえ

あなたの心はしんとして

すこしの温み懐かしかろうに

 

 

寂しい寂しい月の夜に
あなたの口元に浮かぶのは

ボオドレエルの古き歌
寂しみ深く味わいて

愛しき妹よと呼びかける


 


夜空に光る月と木の枝

PHOTO  山本てつや

 

 

久しぶりの投稿となりました。

5月はもう旅立ちの仕草で私に振り向きます。
仕事上に変化の時が来てバタバタと対応に追われた一ヶ月。

一時ここに戻る心の余裕を手にした今夜です🌙
あなたはいかがお過ごしでしょうか。

 

拙作に登場していただきましたボードレール✨
彼の詩集「悪の華」は題名通りの苦い作品群ですが
その中に「旅へのいざない」という美しい一篇があります。

愛する人との旅の夢想....恋の詩です(笑)
(#^.^#)

多くの文学者に愛され訳された一遍ですから
堀内大学訳、福永武彦訳、村上菊一郎訳、
井上究一郎訳、三好達治訳とどれも素敵で迷いますが。
崇高さと退廃とが綯交ぜのボードレール。
今日は崇高さが勝った鈴木信太郎訳でお届けいたしましょう!


旅への誘い     

わが児わが妹、夢に見よ
かの国にゆき ふたりして住む心地よさ
長閑に愛し 愛して死なむ
君にさも似し かの国に

翳ろふ空に潤(ウル)みたる日は
涙の露を貫きて輝く

君の心を洩らす眼相(マナザシ)の
いと紳秘なる魅力あり、わが魂に

かしこは ただ序次(トトノイ)と美と
栄耀と静寂(シジマ)と快楽(ケラク)

年月の磨きて 艶の照り映ゆる調度は

われら妻隠(ツマゴメ)の部屋を飾らむ
龍涎(リュウゼン)の朧なる香に

その馨(カヲリ)を混(マジ)ふる
世にも珍しき花
煌(キラ)らかの天井く底なき鏡
東邦の綺羅荘厳
なべて彼処に人の心に秘かに語らん
その郷土のなごやかなる言葉

かしこにはただ
序次(トトノヒ)と美と
栄耀と静寂(シジマ)と快楽

見よ、この入江に眠りたる船
漂泊(サスラヒ)の旅の心を乗せたりな
そは君がかそけき欲望(ノゾミ)を満たすため
この世の涯より船ぞ来し
沈み行く日は野邊も入江も

隈(クマ)なく町も

赤紫に金色に粧ひ裏(ツツ)む
世は睡(ネム)る
熱き光明(ヒカリ)のただ中に

かしこには、ただ 序次(トトノヒ)と
栄耀と 静寂(シジマ)と 快楽(ケラク)

 

(鈴木信太郎訳)

 

☆いかがでしょう…✨
うっとりのスノウ顔w →(#^.^#)
では、良き夜をお過ごしくださいませ♡

2026年5月27日 スノウ

 

葉陰に休む小さな命が

しめやかに

透る喜びの気配漂わせ
最期の一日の風に揺れている

 

食べるための口を退化させた その死命が
ただ出逢うために与えられた時に輝きながら
二対の儚い薄翅で飛び立つ 

立夏の風に乗って

夏に入る

葦の川面を流れる想いに佇めば

虚しい命はないと囁く声が耳を掠めて
あざやかな青の気配が私を抱く

 

 

 

葉陰で休むカゲロウの儚い姿

PHOTO HIDE

 

 

 

クローバー  なつかしい詩をアクセス解析が発掘してくれました。
最近、たくさんの過去記事をたどってくださる方の足跡を見ます。
アクセス解析の足跡というものは色々と示唆を与えてくれるものです。
24時間途切れる事は殆どなく、人類は眠らないのだとも知りました(笑)
最近、過去記事は1200を超えたと事務局から祝福をいただきました。
眠っている記事を目覚めさせてくださる眠らない読み手の皆様の存在を思います。

《食べるための口を退化させた その死命》
私はカゲロウの生きざまをそう表現いたしました。
彼らは自らの余命をその身にプログラミングされています。
ここに描いたのは愛に専心する命の最期の数日。

それでも…彼らに悲壮感はありません。
与えられた時=与えられた命の今を生きる彼らの耀きに教えられます。


誰もの命が明日の確実性を担保していない…。

それが現実です。
どうか、あなたの愛する人への愛を言葉や行為にしてください。
必ず希望は生まれます。


スノウより

 

2026年5月11日 スノウ

 

途惑う想いを追い越して

時は空の向こうへと帰ってゆく 

艶やかな葉々の気孔から 

水分が蒸散するようにして 

 

同時に世界は

地に張った したたかな根から 

新しい時間を吸い上げて

失った〈今〉を補充する 

 

微睡んでいた物語が 

重い瞼をひらこうとしている 

私はあなたを想っている 

聖五月の青い樹下で

 

 

青空と木々の緑

PHOTO 山本てつや

 

 

クローバー GW後半…立夏目前の東京は何と気温27℃!(^^)!
初夏を飛び越えたような五月のはじまりです✨

あなたはいかがお過ごしでしょうか。

 

中東の混乱は私たちの懐具合をも直撃し
このGWは遠出を控える方々が多いと耳にします。
連休ともなれば、人々は成田・羽田に殺到したあの頃。
挙って海外へとバカンスに飛び出して
ハイブランド店で爆買い
ミシュランご認定のレストランで舌鼓を打ち
夢グループの保科さんのように「安~い💓」を連呼した日本。

そんな時代もあったねと…(笑)

 

心も体も静かな休息を得るGWのお供になればと
『春の夢』エッセイシリーズのリンクを貼らせていだだきます(#^.^#)

夏目漱石『夢十夜』へのオマージュとして
一話完結・十話の短編集としようと書きはじめましたが
書き終えてしまうのが哀しくなってしまいまして(笑)
数年前に八話まで書いて保留中です(>_<)
お読みいただけると幸いです。

 

2026年5月2日 スノウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫霞む藤生の里渡る 

青嵐のゆくえ映し 

山里染める無数の花房が

風の道を描いてたなびく 

 

人影ひとつ無い 

集落の点在を抱きながら

 誰に見られるためでもなく

一斉にただ咲くものたち 

 

狂おしい風のうねりは 

里山の命と交わり 

はるかに往き過ぎて 

後に残る花藤の甘く漂う

 

 

 

藤の花、紫の花房、緑の背景

PHOTO HIDE

 

 

藤  もう一編、晩春を描いた詩をお読みいただきました。
ますます季の移りは急ぎ足で…なにやら
取り残されたような心持ちで春の背中を見送っております。
あなたはいかがお過ごしでしょうか。

美しいものたちが次々に目覚め

ゆく道に生命の息吹を見る恵みに浴すことで
世に発露する理不尽への不全感を癒されて在る晩春です。
世界は、日本は、どこに向かってゆくのか…と。

2026年4月26日 スノウ

 

 

青い時花を生きた記憶は 

いつからか 光に融けはじめ 

藤生の古里にかほる想いは

霞がかる白月に似て

宙を漂い微かに花房を揺らす

 

忘れたい過去を

人は忘れるだろうか

忘れたくない過去を

人は記憶し続けるだろうか

 

風の道に問う

 

 

藤の紫花房と新緑の風景

PHOTO HIDE

 
 
季節はあまりにも急ぎ足で…
母の92歳の誕生祝いに帰省した故郷の藤は
もう盛りを越えようとしていました。
 
SNSを通して日本の藤は世界の憧れになりました。
見事に手入れされた藤棚は鮮やかにライトアップされ
薫り誘うよう幻惑的に演出された花姿は人心を惹きつけます。

同じ時期、私の故郷の山々は野生の藤でモーヴ色に染まります。
何の手入れも為されないにもかかわらず 
それはそれは見事な花房がそこかしこで降り注ぎます。
風が山を渡ると、藤の揺れる様子で風の道が見える…
そんな野生の藤に私は惹かれます。

2026年4月19日 スノウ

☆追記
北海道・三陸沖後発地震注意報が発令されています。
特に太平洋沿岸7同県にお住まいの方々のご不安を思います。
全ての皆さまが守られますように…。
避難所に居られるあなたの必要が満たされますように…。

スノウ

 

 

長い夜の底に佇んだまま  
遠くにいる あなたを思っていました 
烈しい 地の揺れの直中で 
無常と向き合っている あなたの 
その渇きを思っていました 

私の言葉は 虚しく闇に彷徨い 
言葉にならない祈りだけが 
あなたの命を求めて 夜を越えてゆきます  
見上げれば  どこからか 星の数の祈りが 
青く青く 夜空に瞬く 

失われた命と 
生かされた命と 
やり場のない慟哭と 
救われた小さな命への歓声と 
不安に苛まれる霊肉と 
諦めを知らない数多の手 

すべてが混じり合い 強く命を求めて 
星の数の祈りが 青く青く 夜空を染めて瞬く 

 

〈 2016年4月14日 熊本地震の夜に〉

 

 

満月と夜景

PHOTO 山本てつや

 

 

2016年4月14日午後9時26分、熊本。

あの日から10年の時が流れて…
あなたは今、どんな「それから」を生きておられるでしょうか。
あの夜、激しく揺れる熊本へと向けられた無数の人々の祈りを思います。

『あなたが守られてありますように』今も世界中を包んでいる祈りです。

 

2026年4月14日 スノウ

 

 

 

 

 

高みの枝に咲く花を 

触れることなく 愛でるように 

遙かなひとの心象をあおげば 
永遠の気配が この身をつつむ 

 

あなたが在るということ 

ただ その美しさに満ちたりて 

散花混じる風に抗い 微笑めば  
足元に降り積もる  時の花びら

 

 

葉桜と散る桜の花びら

PHOTO 山本てつや

 

 

 

桜の花びらと葉  ソメイヨシノの終わりを味わっております。
その終わりに水面に浮かぶ桜筏は特に美しい現象です。
あの無数の花びらはみな、海へと放たれるのです。
そのような結末を桜は想像もしていなかったことでしょう。
海へ……

各地に咲いた無数の花びらが川を桜色に染めて海へと向かう。


ですから。

私たちが出逢う事もなくそれぞれの一生をそれぞれの地で生きたとしても、
いつか命ののたどりつく岸辺できっとお逢いできるのではないかと。
そんな気づきが私を永遠への想いへと誘う…葉桜の頃。

2026年4月11日 スノウ
(2019年4月の過去記事へと私を導いてくださったアナタに感謝しつつ)

 

 

水面を覆う桜の花びらと枝

                       PHOTO HIDE

 

 

 

淡紅の八重の花びら
地につもる頃

 

いつかの場所の

いつかの桜をふと想えば

とうの昔の忘れものを拾う

透ける花びら拾うよに

 

 

 

散りゆく八重桜の花びら

PHOTO 山本てつや

 

 

 

時花が移りゆく美しい季節…
ソメイヨシノの頃を過ぎれば
八重桜の出番ですね。
美しいものは力を与えてくれます。


数年前、ゆく道に咲く桜の名を調べてみました✿

   ⇩
白い桜=白妙桜(シロタエ)
白い八重桜、白妙桜の花


黄桜=欝金桜(ウコン)

薄緑の八重桜(御衣黄桜)の花
 

 

 

薄緑の桜=御衣黄桜(ギョイコウ)

薄緑の御衣黄桜(ギョイコウ)
 

 

濃いめピンク=朱雀桜(スジャク)

淡いピンクの八重桜と葉


淡いピンク=松月桜(ショウゲツ)

淡いピンクの八重桜の写真

などなど…
もう少しの間、東京の桜を楽しめそうです♡

2026年4月10日 スノウ

  

 

青闇に抱かれ 

花は白く 

息づいている 

 

溜め息のような夜露がおりて  

散りつもる花雪を濡らせば 

すべてが月光の下 

時は止まったまま動こうとしない

 

息をとめ 

身じろぎもせず 

春を聴く

 

ひとひら 散る音

 

止まった時が動きはじめる

命が音をたてる

 

 

満開の桜が青闇に映える

PHOTO   HIDE

  

 

✿ 時が移ってゆきます。

それは次の季節にめぐりあうため…

だから悲しまなくてよいのだとあなたの声が聴こえるようです。


2026年4月7日 スノウ