六月の淡い闇には
花たちの密かな囁きが混じっている
漂う気配に耳を澄ませば
くちなしの甘過ぎるアロマが
青い月を誘う
ためらう指先を差し伸べ
水鏡に映った月をすくうように
探している 時のゆくえ
淀みなく 月は満ち欠け
夜に浮かべた小舟を運ぶ
流れの狭間には 永遠の疑問符
それを手のひらに積み上げて
遠く あなたを想えば
いつしか降りた夜露が
瞼に愛しく宿る
PHOTO KAGAYA
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夕暮れのほんのひととき。 三日月と金星が並んで輝いていました。 (先ほど撮影) 今日もお疲れさまでした。 https://t.co/auOBhCufB8
2021年06月12日 21:25
🌙 追記
昼間の重く湿った暑さをなだめるような
ひんやりとした微風が頬を撫でて・・・
静かな夜が過ぎてゆきます。
あなたはいかがお過ごしでしょうか。
久しぶりに夜空の詩を書きました。
色々な意味で騒々しい東京の今。
コロナ、ワクチン、オリンピック、都議選・・・etc.
様々な立場、意見、情報が溢れてぶつかり合っています。
せめて、満月夜くらいはこの騒々しさから抜け出て
美しい夜を堪能するための詩作です☆
今夜の空は星もなく、
しっとりと濡れたような路面が艶やかです。
あんなふうに何もかもを映して静かでありたい・・・。
あなたの今が良きものでありますように*
2021年6月26日 スノウ