はや、4月。
3月27日熊本山鹿に行き、憧れの八千代座で、市川海老蔵八千代座特別公演、28日昼夜と29日の千穐楽をみてきました。


芝居小屋に行ったのは今回がはじめて。舞台、役者さんとの距離は、想像以上に近く、一体感がありました。それに八千代座はとにかく美しい劇場でした。


さくら湯にも入りました。
記念植樹の花々も美しく咲いていて、🌸も満開。美しい季節の山鹿に誘ってくれた海老蔵さんに感謝です。去年襲名披露公演を目指して手術したから行けた八千代座。行ける日がくるなんて。


お席は花横の椅子席。まあ花道に手が届くほど。花道、お座布団席があって次が椅子席。

⭐️芝居前から三升麗賑 から。
まず、市蔵さんがでてご挨拶すると、右から、新蔵さん、九團次さん、廣松さん、新十郎さん。九團次さんは通人。

海老蔵さんが揚幕をみながら呼ぶと可愛らしいお声で答え、花道を堂々と、かつ可愛らしく歩いてきて、七三で立ち止まり。私は斜め後ろからその小さな肩で裃をつけ、凛と立つ姿をみて涙がでて出てとまらなくなりました。

麻央ちゃん、海老蔵さんがこんなに立派に育ててますよ、いや、麻央ちゃんがいるからよね。

お辞儀も所作もまぁなんて美しいこと❣️品のよいこと❣️ お化粧をすると勸玄ちゃんと、ふたりはほんとによく似てる❣️


勸玄ちゃんは八千代座初お目見得!
山鹿のみなさま、さぞ嬉しかったことでしょう。市川會でご披露された玉兎、お年を経てさらに磨きがかかり、観客の気持ちをとらえ、物語の中に誘ってくれて、楽しいカチカチ山の物語に客席も沸きました。特に千穐楽がよかったです💖

麗禾ちゃん、市川ぼたんとしての襲名披露の御演目は、羽根の禿 をここ山鹿八千代座でもご披露。背丈も伸び、禿もすこしお姉さんになりより美しく、みごたえのある禿でした。鬘はもとより、ピラピラかんざしに、かのこが幾重にも重なっていて見事❣️さぞ重たかったでしょうに腰がしっかりして、膝を折っていても、背筋しゃんと伸び、日頃から踊りに必要なトレーニングを遊びのなかにも取り入れている、海老蔵さんの親として、師匠として、成田屋を未来に運ぶお役目を真摯に努力が実っていると感じ、思えば涙、みて涙。感動で満たされ胸がいっぱい。パワーも一杯頂きました。


さて、最後が、弁天女男女白浪
浜松屋見世先の場の海老蔵さんの嫁入りを前にした振袖姿のお嬢様、帯刀股立の右團次さんの南郷力丸、男女蔵さんの堂々たる日本駄右衛門。大きな文京シビックホールでみても面白かったですが、芝居小屋はまた格別。江戸にタイムトリップして現代劇をみてるようでした。

稲瀬川勢揃いの場の初めの花道に弁天小僧が飛び出してくるときの出端は、助六!を彷彿とさせられました。あの勢い!何度見ても胸が高鳴り、きゅんきゅんしました。これはやはり芝居小屋ならではかしら。

弁天小僧が目の前で花外つまりは私のお席のほうを向いて、みなが並び終わるまでいてくれるわけで、たまらないお席でした。手を伸ばせば届きそう。でもあまりに近くて面映く凝視はできずごまかす自分がいたり。自意識過剰になっちゃってたかしら、あぁおはもじ。

に7.に3.に1 とだんだん先頭に近づいていき、お席も神ってました。文京シビックは21列だったぶん、こちらに運がきてました💕

熊本到着し山鹿に向かった27日は晴れて、宮崎在住のお友達が風光明媚なお山の中腹にある素敵なレストランにランチにまで連れていってくださり、夜も美味しい山鹿の名店にお連れ頂き、一緒に行きますよと言ってくださったお友達のおかげで、5時起きして6時からのさくら湯の一番風呂も頂けました。28日はあいにくの雨でしたが、これもやはりお友達のおかげさまで、お着物を着ての観劇の夢を叶えることができました。皆さんが足元を気遣ってくださり、お気持ちが嬉しくて、天国にいるような初山鹿初八千代座でした。ほんとうにご縁の不思議、お優しい皆様のおかげをもって、素晴らしい旅て、観劇が叶いました。



海老蔵さん親子共演 山鹿市・八千代座で襲名披露 歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(43)の「市川海老蔵八千代座特別公演市川ぼたん襲名披露」が26日、熊本県山鹿市の八千代座で始まった。2019年に四代目市川ぼたんを襲名した長女堀越麗禾[れいか]さん(9)と ...リンクwww.47news.jp


皆様のご親切、けして忘れません。ありがとうございました。山鹿の虜になりました。また行きたいです💕