昨夜は日本橋室町、コレド室町の福富神社の隣にある水戯庵で、お能を楽しんできました。

宝生流でお能を習ってるお友達から先生がご出演する日のお誘い。お能は「経正」。


演能は、仁和寺で一ノ谷の合戦で亡くなった平経正の法要、管弦講の最中、経正の霊が現れ優美な昔を懐かしみ琵琶を弾き、夜遊の舞を舞う。舞い続けるうち怒りの心に囚われ修羅道の苦しみ、戦のありさま。あさましい姿をみせてしまったことを恥じ灯火を消し消えていく。 後シテのみどころ部分のみ。


この日は演能のあと、お写真や動画用に、修羅から消えていくまでをもう一度見せてくれました。



私達のお席はありえない近さ。能楽堂の最前列は緊張感がすごくて、最近はやめとくのですが、こちらはリラックスして集中できました。

演能のあと、福寿園のお抹茶セットを頂きました。主菓子は京都老松のお名前伺うの忘れましたがさすがに美味しかったです。お干菓子は亀末廣だそうです。どちらもなかなかお口にできないものですので嬉しかった💓  お抹茶も細かい泡がきれいにたって、お茶も上質、とても美味しかったです。


三間の能舞台、背景の鏡板は京都室町夷川にあった観世流能楽師片山家、京舞井上家ゆかりのものだそうです。

描かれている老松も、江戸時代、狩野派の絵師による由緒正しく、水戯庵は、お能にしてもアレンジなどを加えていないほんものを、わかりやすく、愉しんでいただきたい との想い、こだわりが感じられる、素敵な劇場型レストランでした。


このお席でした。


お席と演目を選んで予約します。


詳細は こちらで → 水戯庵
お着物で行くとワンドリンクサービス。

私達は19時からの第3部にしたので、コレド室町でお食事済ませてから行きました。まさかこんなに美味しいお抹茶とお菓子がいただけるとは!

PASMOのことといい、素晴らしい流れと出会い、幸運に満ちた1日でした💓

水戯庵、ほんものを手軽に、室町の地下にひっそりこんな贅沢な非日常の空間ができていたんですね!オーナーは、アートアクアリウムアーティストの木村英智氏

20時半からはバー・ラウンジ百川ラウンジとなり、23時30分まで、専属の「百川芸納言」が踊りや謡、三味線を披露してくれるそうです。しっとりきれいな舞にうっとり、謡も三味線も一流。なにもかも本物にこだわる、水戯庵。


ちょっと覚えておくとよいところだわ。ソファで観るお能はそりゃ最高でした^_^。