食事とストレス | 夫はフランス人、膵臓癌になりました (ワイン畑の中の3人家族)

夫はフランス人、膵臓癌になりました (ワイン畑の中の3人家族)

フランスで出会い、嫁ぎ、娘が生まれて7か月、夫が膵臓癌になり、2020年4月に旅立ちました。闘病の記録として始めましたが、その後の日々の生活や想いも綴っていこうと思います。

 感染して入院して、2回目の抗がん剤治療して、39℃の熱が出て、入院生活2週間、夫が退院できました。

私が病院につく前にお医者さんが来てたみたいです。

夫曰はく「色々数値は良くなってる、腫瘍も小さくなって好調だ。」

 

本当に?

 

勿論、良かったね!とは返事しましたが、自分の耳で聞かないと心から喜べない自分がいました。

 

良くなったことに越したことはありませんが、ちゃんと事実を踏まえておかなくては、

となんだかマネージャーのような感覚になってます。

 

でも体重は減ったみたいです。63㎏。確か抗がん剤治療受けるためには65㎏以上必要なはず…

あれ、つい先週の2回目の抗がん剤治療の時は69㎏だったはず?そんなに減る?

 

確かに今回の入院中はフルーツ的なあっさりしたものしか食べてなかったからそのせいでしょうか?

 

ん、それともキャンディーパクパク食べてもっと栄養のあるものを摂れてなかったか?

 

ちなみに甘いものについてはプチ戦争してます。

ガンの栄養になる、と聞いて私は甘いもの反対です、でもストレスも良くないので言い過ぎないように強く制限はしてません。と、いうより我が強い夫を止める事はできません。

 

でも顔に「甘いもの良くない」と出てる私にイラっとしていたようで、

昨日義理の姉夫婦が見舞に来ていたおりに来た看護婦にここぞ!と夫が突然

夫「妻が甘いものだめだっていうんだけど、そんなことないですよね!!!」

 

私をここでやっつけようと思ったのでしょう。

 

看護婦も義理姉も「摂りすぎは良くない。」と。

義理姉「当分は癌の餌になるよ。」と。

 

夫激怒でしたね。でも疲れてもいるから即ふて寝。

 

私、クッキーとかフィナンシェとか持ってきてるのに。

もともと食に関しては思いどおりに行かないとキレるとこがあるけれど、

(結婚前の喧嘩は食の事ばかりでした、フランス人は怒りの感情を制限しません。

その都度「絶対この人とは生きていけない」と思ってました。

そのうち聞き流せるようになって、結婚しました♪)

 

入院や病気のストレスのせいで癇癪に拍が付いた感があります。

 

食事や食べ物は難しいです。

ガンが消えるらしい食事療法の本(日本)を母が送ってくれたけど、夫には難しい内容です。

野菜中心…

 

病人だからって自分の趣向を変えらえる人ではありません。

 

今はのどを通るものも限定されてて、液体を飲むのも疲れるようです。

そんな中医療用補助の栄養ドリンクみたいなのがあり結構充実してます。

 

チョコレート、キャラメル、イチゴミルク 200ml 400kcal

ベリー類、オレンジ、パイナップル、etc 200ml 300kcal

(さすがフランス)

 

しかもこれらは処方箋で無料で薬局から仕入れられる。

こういったものを取り入れながら色々、工夫して頑張ってます、共に。

お菓子やキャンディーが心の癒しになるなら、それもストレスよりは良かろうと、捉えようとしてます。

かつ、ノンシュガーなキャンディーさがしたりしてます。

ちなみにコーヒー命な夫。

膵臓に負担かも、とチコリーの粉末をスーパーで見つけてコーヒーに対して8割ほど勝手にブレンドしました。ほぼチコリー。

コーヒーの味は全くわからない私ですが、何も言ってこないので問題ないようです。

チコリーは膵臓と肝臓にいいらしいし!

 

私なりに寄り添おうとしてる中で、こうチマチマとキレられると疲れます。

イラっとする事、私も多くなってきたので

私「そんなにすぐ切れると私も疲れる!」

と言うようにし始めました。

 

癖はすぐには治らないでしょうけどね。

 

さて、明日から薬やらまた新たな食内容の対応で頑張ります。