スペイン嫌い、バルセロナ嫌いだった私ですが、当地に骨を埋めるのがやぶさかではないいちばんの理由は、医療制度ですね。フランスのことは知らないけど、いい話は聞かないのは事実。フランスとスペイン、隣国だけどいろいろ違う。スペイン、もともと医療のスタンダードが高いのに加え、社会保険が経営する公的な病院・診療所はタダ。「会計」がない病院が多いのでは・・・? っていうか、「会計」のある公立病院ってあるの・・・?

 

私立の保険にも入っていますが、月々の保険料は100E未満。治療は、1点1.5E。手術を受けても1.5E。最近は、手術代、麻酔代、後処置代・・・と細かく課金するようになりましたが、それでも、入院・手術しても1日1000円行かないでしょう。ヘタすると病室の有料テレビの料金の方が高い・・・!(7Eだったかな)

 

緊急外来に行けば1時間もせずに診てもらえることがほとんどだし、往診にも来てくれる。同じく1回1.5E。NY時代には非常に高価な健康保険に加入していたけれど、若かったのでほとんど病院を利用しなかった。っていうか、今は知らないけど緊急外来の平均待ち時間が6時間とかでした・・・!

 

そう、年を取ると医療は大切。命取りになりがちですね。

 

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年を取って認知症になったら、そのひと自身のレシピで作ったものを用意して与え、そのひとが若かったときに聴いていた音楽を流してやると落ち着くということを聞いてきた子どもに、「お料理はママのレシピのギョウザを作ってあげるとして、音楽はなにをかけたらいいの?」と真顔で訊かれ、そのときはあなたはここにはいないでしょうとは思いつつ、「セイコ・マツダ」と答えておきました。一つかけたら同じ時代の似たような曲がプレイリストに上がってくるだろうしね(笑)。

 

たぶんだけど、認知症になっても英語は忘れない気がする。寝言でしゃべる言葉は忘れにくいんじゃないかと💦 まあ、忘れちゃったらそのときだ、仕方がない😢