絶滅したジャスコで働いていた新卒の1年と、渡西してからの数年は除くとしても、私は比較的好きなことを仕事にしてきたと思う。英会話講師、バイリンガルセクレタリー、一応トライリンガルセクレタリー、翻訳、通訳辺り。若干の物書き。

 

いや、ジャスコでの仕事がイヤというのではなかったけど、ブラックな面はあったかな💦 「仕事」が好きなので、自分の仕事がイヤでイヤでたまらなかったということはないような・・・? こちらで就いた秘書職は経理の色合いが強かったので好きではなかったし、だいたい、NY時代どうして自分が銀行で働いていたのか不明(笑)。数字が苦手なんですよ。入行試験で簡単な計算があったけれど、日本人なのに不合格になったらどうしようと震えたくらい(笑)。

 

で、20年近く翻訳を主にやっている訳だけれど、幸運にして好きなことを仕事にできたところで、その仕事には好きじゃない要素、ストレスになる事柄が含まれているはず。

 

よく言われる、萌え絵とか、自分好みの可愛い女の子を1コマ描きたいがゆえに、薄汚いオジサンを100人描かなくちゃいけない・・・みたいな状況に少し似ているでしょうか。好きなことをしたければ、その好きなことに付随する苦労も同時にしょいこまなければならない。

 

私、今月手取りで2000E行かないかと恐れていましたが、フリーランスなんでそういうこともある💦(お蔭様でお得意様より大型案件入りました)

 

翻訳会社とやり取りがすんなり行かなくて・・・。身バレを防ぐためにカタカナ&フェイクを混ぜて書くけど、フォルダがいっぱいある添付資料を送ってきて、「コンペア」ってフォルダがあったんですよ。「比較」とか「比較資料」でしょ? 「これが正しいファイルなので、これに合わせて統一せよ」ということだったんだそうです。いや、説明してくれよ。どちらが正しくてどちらが間違っているのか、直感的にはわからなかった。

 

ヘンな例だけど、虫と魚が飼育されてあって、「一方は餌です。やっておいてください」って言われて、虫を水槽に入れておいたら、「餌は魚のほうですよ!」って言われた感じ? ここでずいぶん無駄なやり取りがあって、お互いスタックしてた。腹が立って血圧も上がった。

 

まあ、仕事だから、ものすごいストレスはない方が健康で長生きできるとは思うけれど、いやじゃなくてそこそこお金がもらえるなら、それはそれでOKなんじゃないかな。仮に自己実現しやすい仕事であっても、いやな同僚やお局さんがいたり、フリーランスで収入が不安定で病みそうになったり、自分の常識やことばが通じない相手で苦労したりはあると思う💦

 

たまに褒められたりやりがいを感じたり。騙し騙し行きましょう。