実は子ども、いまマドリーに行っています。こちらでアジア人の会のようなものに関わっていて、その一環で。
https://en.wikipedia.org/wiki/Perception_of_East_Asians_in_Spanish_Society
Perception of East Asians in Spanish Society
実は、人種差別に反対する集会に参加しても、大多数はラティーナで政策的な問題しか議題に上がらなかったことも最近あったそうです。
いくらアジア人の会であっても、大半は中国からの移民の方たちとそのお子さんたちなので、子どもはさらにマイノリティ。
どこに行ってもマイノリティ。
そんな中でも自分の居場所を見つけたり、自分なりに社会に働きかけるようになったりしてくれていることに、親としては小さな安堵のため息をついているところです。
愚痴っぽくなっちゃうけど、ミックスのお子さんって、外見で人生が変わってしまうように思うんですよ。外見と住む国が違うとキツイかもしれない。
一つ下のリブログの記事からの引用です。ウィキにも似たようなことが書かれていると思います。スペイン人は外見で判断する、というか決めつけるよね。ただ、21年くらい前は差別もすごかったけれど(あ、言っちゃった。耐えきれずに人生を変えて帰国したひとも複数いらっしゃいました)、中国人の方もここ20年で20倍に増えたし、カタルーニャには中国人人口が集中しているし、昔のようなことはなくなりました。スペイン人は悪気もなく、深く考えずに差別する。
NYでは、パッと見が外国人でも、英語さえそこそこ流ちょうならアメリカ人扱いされると思います。(=アメリカ人として仮定・推定されます。)
流ちょう、というのはアクセント(いわゆる訛り)があってもOKです - まあ聴き取れないくらいアクセントが強いとさすがに違うけど。
ただ、教養を感じさせる英語のほうがいい。言い換えると”マトモな英語”です。
翻って、スペインでは私が知っている限り、現地で生まれ育っても、日本人や中国人の顔をしている限り、生涯ガイジン扱いなんじゃないかと思います。言葉は関係ない。私の子どももそういう趣旨のことを証言しています。子どもも第一言語はスペイン語です。間違いなくネイティブ。現地で生まれ育っていても国籍も血筋もスペインであっても、親がよそ者だと「移民の子」と呼ばれる土地柄だしね。残念ながら。
いつガイジン扱いじゃなくなるのかと言うと、身内扱いになるくらい親しくならないと難しいんじゃないでしょうか・・・。