最近、子どもと少し深い話をするのだけれども・・・。
今日は「スペインは、EUのなかでも貧富の差がもっとも激しい国のひとつ」で、3番目。1番目と2番目は確かローマニアとブルガリアだという発表があったとかで、子どもは大変ショックを受けていた。
ビックリする子どもにビックリもしたけれど、話し合っているうちに、「私は自分が恵まれているということを知っている」という発言が出て、それにまたビックリした。ありがたいことです。「私はスペインのことでは知らないことがたくさんあると思う」とも。
人間というのは、なんでも「当たり前」だと思う傾向があると思う。それは、生き残るためのメカニズムだったりするんじゃないかと思う。
昭和のOLさんは、上司に毎日お尻を触られていた(ひとも多数いた)。(もちろん許されないことです) それが、「セクシャルハラスメント」だということが言われるようになって浸透するまでは、憤ってはいたけれど、労組に訴えただとかはほぼ聞いたことがない。
どんなに貧しくても、どんなに酷い環境にいても、自分の周りがほぼ全員そうだと「当たり前」だと思って深く考えないんじゃないかと思う。あるいは、お金持ちはほぼお金持ちとしか付き合わないだろうから、それが当たり前だと感じているのではないかと。
子どもの言う「恵まれている」というのはリッチだとかカンペキに幸せだという意味ではもちろんなくて(本人がそう言っていた)、intersectional についてもけっこう話したのだけれど、それについてはまだ伝える用意ができていないのでいつか書くかもしれない。
そう言えば、新婚旅行で初めてこちらに来たときに、夫の親戚や友人の暮らしを見て、「スペイン人はお金持ちが多いんですよー。家政婦さん付きの別荘に住んでいるひととか、たくさんいました」と当時の同僚に話して、「そんなバカな。半分は別荘で使用人にかしずかれているにしても、半分はかしずいているだろうよ」と言われたけれど、まさにその通り。グラスが半分満ちているか、半分しか水が入ってないか。立場によって見えるものはぜんぜん違ってくる。
そう言えば、あるSNSで今度スペイン人と結婚するという日本人女性が、「スペインは貧乏で」、「夫の家族は貧乏で」ってひとつのコメントに3回も4回も書いていて、私の周りのひとには該当しないので憤慨したことも思い出した。お元気ですか。
あの世間知らずの若奥さん(私)のところに行って、一発殴ってやりたい気もする。いや、暴力はいけないけれど。