朱に交われば赤くなる。

 

- 古臭い諺ではありますが、一理も二理もありますよね。

 

私が岡山に住んでいた独身時代。同僚も友人も半分は英米人で、「英米では、海外旅行に行かない人もパスポートは持ってるよ。それが普通だよ」と説得(?)されてパスポートを取ったと書きました。

 

その中のひとりのカナダ人の女性は、40近かったと思います。英会話講師にしてはかなり年長じゃないかと(いまも昔も、主流は20代じゃないかな)。実は、高校を出て就職してすぐに結婚して間もなく離婚して - 大学に入りなおしたのは30歳近いときだったそうです。やってみたらすごく勉強がしょうに合っていたのか、結局博士号まで取得していらっしゃいました(確か文化人類学で)。

 

そうするとですね、進学するまでつるんでいた友人には、「大学に入りなおして学位を取るですって? そんな友達、友達じゃない、要らない。もう来ないで!」と言われたりもしたそうです。 ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ  Σ(゚д゚;)

 

そのときに考えを変えたり落ち込んだりしなくて本当によかったと思うけれど、それから自分と学歴の近い男性と再婚していらっしゃいました。ラブラブだった。

 

よく言われることですが、周りの環境ってほんと~に大事。上を目指したときに足を引っ張るようなひとに囲まれていたら、成長するのは難しい。

 

ああ、カナコは外に出て行ったほうがいいと思うのに、お金がないからってパスポートも取らない。もったいない。・・・と思ってくれたんじゃないかと思うんです。当時の同僚や友人たち。私の周りに、「パスポートなんか、海外旅行に行くアテができてから取れば十分」、「身の程を知れよ」というひとのほうが多かったら、取ってなかったかも知れないよね。

 

********************************

 

今日、こちらの生活が長い日本人の方たちに興味深いことを聞いたんです。

10月の独立騒ぎが酷かったときに、やはりわさわさしてお客さんの入りが悪かった。

いま、だいぶ回復したけれど、独立派のひとは「たとえ乞食になっても独立!!」と言っている。

後先考えてない。

 

独立派と非独立派は接点がない。・・・から、一生かみ合わないよね・・・。という話を聞きました。

そう、かみ合わないし、接点すらないんですよ。仮に同じ町内に住んでいても。

 

で、よほど気心が知れた同士じゃないと、そもそもそういう政治の話をしない。

 

話が逸れちゃいましたが、誰と付き合うか。どこに生まれるかの次くらいには重要だと思いました。

私はいま、穏やかで洗練された、オトナなひとたちに囲まれて、ほんとうに幸せです。