買って読みました。

 

 

安田弘之さんはリアルタイムでデビュー作を読みました、ご存じ、「ショムニ」。

私は同じ賞で次席だった松田洋子さんのほうのファンで、安田さんのことは20年近くノーチェック。

 

いや、大成していらっしゃったんですね。

 

ネタバレというほどのことは書かないけど、アマゾンの紹介文くらいの内容でも知りたくない方は、ここで退出願います。

 

 

 

 

 

絵柄 - 特にヒロインの顔、どこかで見たことあるなと思ったら

 

逢坂みえこさんの、特に最近の力を抜いた絵と似てる。

 

あと、絵もだけど、雰囲気的に高野文子さんの「るきさん」の(元)風俗嬢版かなとは思いました。

 

ただ、誰が誰の真似をしたとか影響を受けたとかではなくて、マンガを描いて描いて描いているうちにたどり着く、ひとつの帰結かなと感じました。安田弘之さん、デビューのときからこんな線だった記憶があるし。

 

で、肝心のストーリーだけれど、「ちひろ」のほうは下巻も注文した、「ちひろさん」のほうはとりあえず2巻と3巻は注文した。面白かったら揃える。

 

ただ、自分に正直に自然体で飄々と・・・とはいうものの、しょせんオトコの身勝手なロマンかなと、チラッ、チラッと心に浮かんでしまう。フェミニストが読んだら不快になると思う。

 

まあ、そういう読み方をするくらいなら読まないほうがいいと思うので、ソッチには触れないでおくけど、確かに女性から見ても魅力的で・・・っていう設定になっているし、実際そうなんだけど、

 

「そんなに簡単には騙されないわよ」という気持ちもまだちょっとある。続きを読んで、いい意味で裏切られたらまた報告しますね。