こんにちは😊




ジュンヨル祭りの一貫として、この映画を見たのですが。


とにかく、私には刺さり過ぎて、今も涙でグシャグシャの顔でこのブログを書いています。


光州事件という1980年春に起こった学生を中心とした軍事政権に対する民主化要求運動をモデルにしています。


この事件を東京で知ったドイツ人記者が、ソン・ガンホさん演じるタクシー運転手に光州まで運転してもらい、そこでの状況を取材して東京から世界に伝える事が出来たという、実話に基づいています。


ソウル市民も、光州の学生や市民が軍部からこれ程ひどい弾圧を受けていたことは、報道規制により知らされていませんでした。


とにかく、ガンホさんの演技が素晴らしかった。最初は学生たちの運動を半分バカにしてた彼が、弾圧のひどさや光州市民の優しさ、ジュンヨル演じる学生の命懸けの思いに触れ、自分もこの抵抗運動の一員として、この事件を取材したドイツ人記者を光州からソウルの金浦空港まで送り届けようとするんですよ。


そして、ガンホさんを身を挺して軍部から守ってくれた光州のタクシー運転手たちの協力もあり、無事、二人は金浦空港に到着して、この事実は世界に伝わることとなり、後の韓国の民主化につながります。


ガンホさんが市民側に立つと決めて、光州に戻るシーンがあるのですが、そこから先は泣きっぱなしでした。


「とにかくこの光州で行われているひどい惨状を伝えてくれ」と命懸けで軍部に抵抗して、ガンホを守る、同僚運転手の思いに泣けました。民主化どうこうよりも、人としてのつながりを大事にしているような。


私はもともとこういった事件に敏感で、天安門事件の時や香港での民主化運動が上手く行かなかった時も衝撃を受けたのですが、民主化を勝ち取った韓国や、民主化を守り続けている台湾の姿には本当に勇気づけられます。


日本は民主主義をアメリカから与えられたようなところも確かにありますが、戦後八十年近く民主主義を育てて来ているので、あまり絶望はしたくないな~と思っています。世界はつながっているので、他国からの良い影響もあるし。


お目当てのジュンヨルは若くて可愛かった~。音痴な歌を歌うところも良かったけど、軍部に道で捕まったときに、上階に逃げた記者とガンホさんに、「自分のことは良いから、この事実を世界に伝えて下さい」と記者だけにわかるように英語で伝えたあとに、撃たれてその後亡くなったシーンは、涙が出ました。


もふぁさんも書いてましたが、この事件の約四十年後にこの映画が作れるような自由な国に韓国がなったということは本当に素晴らしいですね。


私はまた今日もメンタルの調子が悪くて、家族と大喧嘩して、ふて寝してましたが、平和な一日を大事に過ごして行きたいと思いました。


長くなりましたが、最後まで読んていただき、ありがとうございました😊