幼い頃

お父さんとお母さんの間に挟まれて

困った経験はありますか?

 

「お母さんが〜だって〜」

「お父さんが〜だって〜」と

伝言する役目

担ったことはありますか?

 

よくある光景

なのかもしれませんが、

 

幼な心には

誤解を伴って記憶されていて

その思い込みは

無意識に後々にまで

影響を与えているかもしれません。

 

今日は

インナーチャイルドセッション

【子供の使い】の場面

退行されたクライエント様のご感想です。

 

ご感想

 

小さいころから、

「オバケのQ太郎」

というマンガが嫌いでした。

 

Q太郎は良かれと思ってしたことが、

周りには多大な迷惑になる。

 

 

でも、

あのQちゃんが一生懸命したことだから、

ゆるしてあげよう。

そんなコンセプトだったと記憶しています。

 

熱心にやったことが、

喜ばれるどころか疎まれる。

 

期待に沿えないのが怖い。

無能なのは嫌だ。

 

そう思って生きてきました。

 

まずは

「いい仕事をしなければ、喜ばれない。

がんばるのはマスト」

という設定になります。

 

ところが、

「がんばったのに報われない。

破断になってお金にもならない」

という現実になる。

 

もしかして、

幼いころ自分で

そういうルールを作ってしかったのかも?

だから、

そういう現実が起こる、という。

 

そこで、今回は、

 

あなたは私の心を理解できてない

と思われた時、

あ〜嫌われたんだな

という心の声がして

悲しい気持ちになって

この関係はもう終わったんだなと思う。

 

というキーワードで、

自分の過去に戻っていきました。

 

 

思い出したのは、

幼いころの夕食の場面。

 

父が仕事から帰ってくると、

私は玄関で「おかえりなさーい」と歓迎します。

 

お風呂から出た時のために

バスタオルを持っていきます。

 

お風呂上りにはビールを出して、

グラスに注ぎます。

 

自分なりに、

父をねぎらう行動をしているのです。

 

そこで、父は

「キュウリにみそをつけて食べたいから、

お母さんにみそを出してもらって」

というのです。

 

でも、母は

みそを生で食べる文化になれていませんでした。

 

みそはみそ汁に入れるものであって、

野菜につけてつまみにするものではない。

 

塩分が多いと病気になる。

だからみそは出さない!

 

私は、

父のオーダーを、

全うすることができないのです。

「お母さんがダメだって・・・」

 

実は父も、

ダメと言われることはわかっていた。

 

娘を使いに出せばなんとかなるかも、

対症療法に出たのです。

 

娘がもう少し大きければ、

気を利かせて自分でこっそり

みそを出してくるだろうに、と。

 

父と母、二人の間で、

「みそをつける」という

根本的な問題を話し合うことをせず

小手先でどうにかしようとしてたのです。

 

幼かった私は、

二人の意見の板挟みになって、

 

どうしていいか

わからなくなっていた

のです。

 

一生懸命しているのに・・・

どちらの満足にもならない・・・

 

お手伝いしているのに、

やくたたず。

 

 

役に立たない私は、

この家にいてはいけないのかも。

無力感を感じていました。

 

でも今になって思うのは、

それは私の問題ではなかったし、

私が解決することはできなかった。

 

私は、悪くなかったのに、

妙な罪悪感を感じていました。

もうそれは、いらないなあ。

 

父と母は、

しっかりコミュニケーションを

とって話し合いをすればよかった。

 

二人はそうしなかっただけのこと。

 

私は、うっかりすると、

会話のない二人、

すれちがう二人を見てきたことで

 

「どうせ夫婦なんてこんなもの」

という失望を

感じていたのかもしれません。

 

自分だったらこうしたい、

という希望が持てずにいたのかも。

 

現実にもどってきてからは

 

「人の感情は

私がどうこうできるものではない。

私自身がきっかけの一端であったとしても」

という気持ちになっていました。

 

感情をもつことは

悪いことではないし、

それを味わうことに

意味がある。

 

感情を出すことは

悪いことではない。

 

ぶつけられときはびっくりするけれど、

それは私が悪いわけではないのだ。

 

6回にわたって

セラピーを受けていくと、

心がどんどん

軽くなっていくのがわかります。

 

幼いころに自分に焼き付けた、

生存のためのルール。

 

無意識の中に今も生き続けている、

古くなったルール。

 

手放していけることが、

ありがたいです。

 

過去の「失敗した」と感じていた

恋愛のダメージも、

今ではすっかり、

どこかに置いてきています。

 

思い出して

ぐずぐずいうことも、

自己卑下することも

なくなってきました。

 

ヒプノセラピーの効果すごいですね。

ありがとうございます。

 

音符音符音符

 

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