日本で新型コロナ問題が始まった2020年から2021年9月15日現在までの状況を数字で記録しておきます。
感染者数の推移(100万人あたり)
グラフは、Our World In Dataの『コロナウィルスの国別プロファイル』から、イスラエル・アメリカ・イギリス・日本・インドを抜粋したものです。(2020年3月~)
まずは、人口100万人あたり感染者数。赤矢印が日本です。
日本を取り出してみると
内閣官房参与だった経済学者・高橋洋一氏は、五輪前の5月、「各国と比べると日本は『さざ波』程度」と発言して炎上、内閣官房参与を辞任しました。
これという策がないので、他の国の状況と対応は参考になります。この時期は、確かに『さざ波』でしたね。
ワクチン接種率
続いて、ワクチン接種率のグラフ。今年の1月からになります。
世界最速で接種が進んだイスラエルですが、一番上のグラフでわかるように感染者が増え続け、8月にブースター(3回目)接種開始、現在4回目を準備中です。
イスラエルに続いて、アメリカ、イギリスの接種が進んでいます。感染者数の伸びが、それと比例するように見えます。
死者数のデータ
人口100万人あたりの死者数です。
日本の累積死者数は、コロナ発生時点からの1年半で16,887名です。(厚生労働省オープンデータ)年代別のデータもあります。
ちなみに、年間の死因別死者数は次のようになっています。
データからもわかるように、がんによる年間死者数は約38万人、心疾患20万人と、コロナ(1年半)死者数のそれぞれ22倍、12倍。年間自殺者数は、コロナ(1年半)死者数よりも多いというのが現実です。
国内の感染者数(実際には陽性者数)だけを日々の報道で見聞きすると、とんでもない状況のように感じてしまいますが、各国との比較、国内においては他の死因との比較で見れば、過剰反応しすぎてるのではと疑問に思います。
政府の対応
19都道府県の緊急事態宣言、8県のまん延防止等重点措置は9月30日まで延長中です。
ワクチン接種による集団免疫獲得は無理だということは、他国の状況からも明らかです。普通の風邪が冬に流行るように、新型コロナでも冬場に波の山を迎えており、今年もそうなるでしょう。ゼロコロナは無理というのは、素人目にもわかりますが、政府はダラダラと自粛を呼びかけ、ワクチン接種を推し進めています。
8月後半から数回にわたり、ワクチンに異物混入と報じられました。該当ロットは回収されましたが、「体内に入っても大丈夫」「ワクチンの有効性、安全性への影響はない」として、何ごともなかったかのようです。
これまで食品や化粧品で、異物混入・消費期限改ざんなどの事件があったとき、回収だけではなく謝罪会見があって、会社自体なくなってしまったり別の名前になったり、工場の建て替えをした会社もありました。それを思い出すと、釈然としないですね。
ワクチン接種後の副反応(死亡も含む)については、死亡報告1093例中、ワクチンとの因果関係が認められるケースなし、アナフィラキシー報告2571件中、ワクチンとの因果関係が認められたのが464件、心筋炎・心膜炎は89件の報告、血栓症1件の報告、異物混入ロット関連で3件の死亡報告。
死亡例では、因果関係を認めるための条件はかなり厳しいようで、報告もされていないケースも考えられますが、今後の人口動態調査で、類推できるかと思います。
今、思うこと
新型コロナにかかるリスクとワクチンのリスク。
私自身これまでの長い年月(!)、文句を言いながらも決められたことに従って、特に意見もなく疑問も持たずにきました。何かおかしいと感じて注意して見ると、それでも、これが正解という答えもないとわかります。これから、自分で判断するというシチュエーションが多くなりそうです。
追加情報
日本医師会の中川会長が、記者会見で「新型コロナウイルスワクチン接種は発症・重症化予防を期待するもの」「ワクチン接種証明は、感染しない、感染させない根拠として不十分」と強調しました。9/15ヤフーニュースより。
ワクチンパスポートの意味はなさそうです