人生の折り返し点をとっくに過ぎて、これまでを振り返ってみると
「恵まれてたなぁ、幸せだった」と思える半生。
それは、自分が頑張ったからじゃなくて、生まれてから大人になる時期が、ちょうどラッキーな時代だったからというだけです。
でも、よく考えずに荒らしまくった状態で、次の世代に引き継いでる
なんかゴメン!!
この荒れた状態を変えていきたい…というのが、ここ何年かのわたしのベースになってきました。
誰かの応援をすることも、人を応援できる・助け合える世界への第一歩、といった具合に、ほんとに小さな動きではあるのですが、行先の目標は持っていました。
もっと精力的に活動している人の話を聞いて、知識を増やしてモチベーションも上げよう!と思って参加したのが
大西つねき 哲学ライブ2020Re start「真実と自由と自立」
政治家の大西氏が、政治の面から日本を世界を変えていくという信条を語る3時間半。
後半などは、「ほとんど自己啓発セミナーみたいですね(笑)」とご本人もおっしゃってましたが、
『人は変えられない、自分から変わろう』など、よく知ってる文脈になって、なじみのある分野。
現在は無所属で、神奈川4区から立候補予定だそう。
選挙の話になって、「よく、自分の周りには、投票したいと思える人はいない。選択肢がないんです、と聞きますが、
選択肢がないなら、自分で選択肢を作ればいいんです」
と、サラッと言われてました。
確かに、何ごとでも、そうですねー
これまで、大西氏の著書
を読み、講演会(暮らしを変えるお金の話)に一度参加し、YouTubeも視聴してきました。内容的には、ほぼ同じで主張は一貫して変わらないのですが、今回は理解が深まり、ようやく「わかった!」と言えそう。なにせ内容山盛りなので。
長年続けているボランティアで、貧困家庭で育った若者たちと接してわかったのが、彼らの自己肯定感の低さだそうです。
経済格差のせいで、親の心の豊さまで乏しくなり、子どもに十分な愛情を注げない現状
それは親が悪いというワケではなくて、社会の仕組み、経済の仕組みがそうしている。
その仕組みは、高度経済成長期のまま、『安く大量に作って高く売る』
物がなかった時代には、みんなに物が行き渡るためにも、それでよかったけれど、
物があふれてしまっても、そのまま続けている
売れないから、もっと安く作るためにコストカット
ブラック企業化、給料は30年前と同レベル、疲弊する人々
・国は赤字と言うけれど、対外純資産は世界一で、外国にたくさんのお金を貸しているお金持ち国 国民に還元していけばいい
・国の借金の理由は、お金の発行の仕組み ここから変える必要がある
以上が、大西氏の主張で、政治の面から変えていくために政治家になったという
ことでした。
今の経済システムでは、一握りの(バス一台に乗れる程度の)人が富を独占している、というのは、事実としてみんなが知るようになってきました。
そして、お金の発行の仕組みを変えよう、という考えも、現役国会議員からも出ていて、徐々に市民権を得つつあります。
戦わないでも世界を変えていけそう。
大西つねき講演会は、政治家ぽい攻撃的な物言いや・お任せくださいの安請け合いはなく、確かに「哲学ライブ」
参加目的どおり、モチベーションも上がりました。自分の考えをもって、何を選び何を選ばないか、意識を変えていこう。
この気持ちを忘れないよう、本にサインをしてもらおうと、列に並びました。
写真撮影はしないつもりが、流れで撮ってもらうことになり、
一人で行って、クールに聞いていたつもりでしたが、この満面の笑み