「神戸ニニンガ日誌」(第3,268号)
○「袴田事件」と呼ばれる殺人事件は58年前に静岡で起こった。4人が殺害された。袴田巌氏が死刑判決となり、昨日静岡地裁で無罪が言い渡された。
○判決では、捜査当局が証拠を捏造したとし、証拠能力を否定。あまつさえ袴田氏の自白調書も「捏造」と指摘。非人道的な方法で取り調べられたという。
○再審開始後、静岡地裁・東京高裁でも同じ指摘をしたが、いずれも検察が反論している。「捏造の利益はない」と。しかし、事件を「解決」させるのは裁く側の明らかな「利益」だと思う。
○狭山事件でも、物理的にどう考えてもあり得ない場所から「証拠」が出ている。石川一雄さんが「捏造の利益」の犠牲となった。
○袴田氏の無罪が確定すれば、証拠を捏造した司法側は罪に問われないのか。これも明らかに罪ではないのか。
○同時に4人を殺害した真犯人は誰なのか。4人を殺害し、袴田氏の人生の大半を奪った。時効になっているとはいえ、その罪を償う必要はある。
ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。