「神戸ニニンガ日誌」(第3,158号)
○映画「ゴールドボーイ」。全編沖縄が舞台のサスペンス。サスペンスとは「物語中の危機が読者・観客をはらはらさせる」という定義だが「こいつらどうなんねんやろ」という意味でも確かにサスペンスだ。
○冒頭、東昇(岡田将生)が義父母を殺害する。崖の上から事故と見せかけて落とした。しかし、意外にも「目撃者」がいたのだ。
○映画の惹句にも「それは完全犯罪のはずだった」とある。中2の朝陽(羽村仁成)は、母(黒木華)と二人で暮らす。小学校時分の同級生の浩と義理の妹の夏月と出会い、その瞬間を写してしまう。
○朝陽は大人しい秀才で、全国数学コンテストでも上級を獲る。で、浩と夏月と共に東昇を脅す。昇が殺めたのは巨大企業の会長である。少年たちの問題は「お金」さえあれば解決するのだ。
○原作は紫金陳の「坏小孩」。翻訳は「悪童たち」(ハヤカワミステリ)として上梓されている。ちょっと、こわい。
ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。